企業向けパブリッククラウド「BizXaaS®プラットフォームサービス」の新ラインナップとして文書管理、EDI、IFRSの3サービスを追加

ニュースリリース/NTTデータ

2010年9月17日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータは、エンタープライズ向けパブリッククラウド「BizXaaS®(ビズエクサース)プラットフォームサービス」の新たなラインナップとして、本日より「文書管理サービス」「EDIサービス」の提供を開始しました。また2011年度より、IFRS(国際財務報告基準)対応ソリューション「連結クラウド」を株式会社NTTデータビズインテグラルから提供開始予定です。

「文書管理サービス」は、文書ファイルのアクセス管理や情報漏えい対策などの高度なセキュリティ機能や、決裁文書の進捗を把握することができるワークフロー機能など、文書ファイルを管理・活用し業務改善を実現するサービスです。「EDIサービス」は複数のシステム同士のデータ連携を簡易に行うことができるサービスで、BizXaaS注1のアプリケーションと顧客の既存システムを、従来のようなプログラム構築をせずに連携でき、BizXaaSを簡易に導入することができるようになります。「連結クラウド」はクラウドによる連結会計のIFRS早期対応、経営の見える化の実現をするサービスです。

これらの新サービスの提供開始により、BizXaaSのサービスメニューをさらに充実させ、お客様の多様なニーズに柔軟に応えていきます。

概要

エンタープライズ向けパブリッククラウド「BizXaaSプラットフォームサービス」は、迅速・安価にクラウドコンピューティングを利用したい企業や地方自治体等のお客様に向けて、すぐ利用できるSaaS型アプリケーションと、それらをカスタマイズするツールや環境を、高可用で安心の国内のデータセンターからオンデマンドで提供するサービスです。

このたび「BizXaaSプラットフォームサービス」の新たなラインナップとして「文書管理サービス」、「EDIサービス」の提供を開始しました。また、2011年度より、NTTデータビズインテグラルがIFRS対応新ソリューション「連結クラウド」のクラウド基盤として「BizXaaSプラットフォームサービス」を採用し、提供を開始します。

「文書管理サービス」は、オフィスで発生する様々な文書を電子データとして管理・活用するサービスです。「EDIサービス」は、 BizXaaSプラットフォームサービスで提供するSaaSアプリケーションとユーザが保有するシステムとのデータ連携を支援するサービスです。NTTデータビズインテグラルから提供する「連結クラウド」は、クラウドの利用によりIFRS(国際財務報告基準)対応の早期実現を可能にするもので、BizXaaSプラットフォームサービスをクラウド基盤とすることで初期コスト、導入期間、運用コストの削減と高信頼・高セキュリティを実現します。これらの新サービスの提供開始により、BizXaaSプラットフォームサービスのサービスメニューをさらに充実させ、ユーザの多様なニーズに柔軟に応えていきます。

【図】

図1:BizXaaSプラットフォームサービス全体像

特長~文書管理サービス~

「BizXaaSプラットフォームサービス」の文書管理サービスでは、社内文書の階層化管理、また、各階層・文書毎のアクセス権設定が行え、社内の情報共有の潤滑化、業務の効率化、セキュリティの向上が実現できます。(図2参照)

アクセス管理から情報漏えい防止までを網羅するセキュリティ機能をご提供

更新、登録、階層管理、ダウンロード等の権限を階層単位、文書単位に設定でき、権限管理に優れています。さらに、豊富なオプションでセキュリティを強化することができます。また、利用者の操作ログや管理者のデータベース作成等の操作ログなどのアクセスログの管理も行えます。

ユーザ独自の業務にも柔軟なカスタマイズで対応可能

BizXaaSプラットフォームサービスの各種アプリケーションとの連携が可能で、拡張性に優れています。また、画面設計やメニュー表示のみでなく、基幹系システムとの連携、英語・中国語への対応など、柔軟にカスタマイズすることができます。

複雑な申請プロセスへの拡張が可能

ワークフローの申請、承認処理、また承認履歴の管理などワークフローとの連携が可能です。

【図】

図2:文書管理サービス活用イメージ

特長~EDIサービス~

「BizXaaSプラットフォームサービス」のEDIサービスでは、BizXaaSプラットフォームサービス上のSaaSアプリケーションとユーザシステムをつなぎ、データ連携を行います。(図3参照)

運用の負担を軽減

一般に、システム連携には、構築データ変換プログラムの設計、構築データ連携を運用する環境と運用要員等、煩雑な設計や管理が必要となります。しかし、EDIサービスは、それらをサービスの形態で提供するため、システム管理者の負担を大幅に軽減します。

設定に必要なものはヒアリングシートのみ

データ連携のためのヒアリングシートにルールを記述すれば、設定はNTTデータが行うため、ユーザはプログラムの開発、サーバの準備、システム運用をする必要がありません。

【図】

図3:EDIサービス活用イメージ

特長~連結クラウド~

NTTデータビズインテグラルより提供予定の「連結クラウド」は、クラウドの利用によりIFRS(国際財務報告基準)対応の早期実現、グループ経営の見える化を可能にします。

連結会計に必要なパッケージの一括提供

「連結クラウド」は、連結会計に必要なパッケージ、グループ各社における個別会計を行う「Biz∫会計注2」、企業グループ全体の総勘定元帳を統合化する「Biz∫G元帳注3」、グループ全体の連結会計を行う「Biz∫連結注3」といった企業グループの連結会計に必要なパッケージを一括してクラウド環境上で提供します。

各企業のIFRS対応状況に合わせた柔軟な利用形態を提供

「連結クラウド」は、各グループ企業のIFRS対応状況(オンプレミスIFRS対応、SaaS IFRS対応、IFRS変換のみSaaS利用)により、各社に合わせた柔軟な利用形態を提供します。

「Biz∫G元帳」によるグループ経営の見える化の実現

企業グループの総勘定元帳を統合化する「Biz∫G元帳」により、グループ企業全体での会計コードを統一化し、会計情報の仕訳レベルでの統合が可能になります。これにより、グループ会計情報全体が詳細に分析できるため、企業グループ全体の経営の見える化を実現します。

クラウドサービスによる提供

BizXaaSプラットフォームサービス上に構築、提供されるため、初期コスト、導入期間、運用コストの削減に寄与します。また、サービスにはセキュリティの高いデータセンターを利用するため、J-SOXにおける内部統制の確実な運用を支援します。

【図】

図4:「連結クラウド」の各要素と提供イメージ

今後について

BizXaaSプラットフォームサービスは、今後、バックオフィスERP等、業務アプリケーションの提供をさらに拡充していきます。

注釈

  • 注1BizXaaS

    NTTデータのクラウドサービスのブランド名称。長年NTTデータグループが培ってきたシステム構築ノウハウを応用した「安心・安全・信頼」のエンタープライズ向けトータルクラウドサービスです。共同利用型サービスである「BizXaaSプラットフォームサービス」(http://www.ps.nttdcloud.jp/(外部リンク))と、個別のお客様向けにクラウドを構築・運用等行う「BIzXaaS構築・運用サービス」(http://www.bizxaas.com/index.html(外部リンク))で構成されます。

  • 注2「Biz∫会計」はNTTデータ ビズインテグラルから2010年10月にリリース予定です。
  • 注3「Biz∫連結」「Biz∫G元帳」はそれぞれ株式会社ディーバの製品「DivaSystem 9」「DivaSystem GEXSUS」のOEM製品です。
  • 「BizXaaS」は株式会社NTTデータの登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
高橋
TEL:03-5546-8051

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
ビジネスソリューション事業本部
プラットフォーム&サービスBU

TEL:03-5251-9374