レガシーマイグレーションをクラウドで実現するサービスを開始 ~「BizXaaS®」マイグレーションサービスに「COBOLクラウド」メニューを追加~
2011年1月27日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータは、総合クラウドサービス「BizXaaS®注1(ビズエクサース)」マイグレーションサービスに「COBOLクラウド」メニューを追加し、本日よりサービス開始します。「COBOLクラウド」メニューは、メインフレーム上に構築されているお客様IT資産に対し、クラウド環境を活用して低コストでオープン系システムへの移行(ダウンサイジング)を実現するサービスです。本サービスでは、BizXaaSで提供するクラウド環境に、ミッションクリティカルシステムで実績のある当社のオープン系の基盤ソリューション「PORTOMICS®注2」を組み合わせることで、従来個別SIが必要であったメインフレームシステムのマイグレーションを業務プログラムの移行だけで実現可能となります。これによりダウンサイジングのボトルネックの一つであった移行に伴う初期コスト、期間、リスク等を解決します。
NTTデータは、BizXaaSマイグレーションサービスを2011年度に5件、3年で50件程度導入することを目標とします。また、適用先システムの導入に合わせてAMO注3サービスも提供する予定です。
概要
昨今の景気動向の変化に伴い、お客様ITシステムに対するTCO削減としてメインフレームシステムの見直し(ダウンサイジング)が注目されています。
今回、BizXaaSマイグレーションサービスに「COBOLクラウド」メニューを追加し、初期コストを最小限とした移行が可能となり、より多くのお客様にダウンサイジングを実現いただけるようになります。
これまでは、メインフレームシステムとオープン系システムのアーキテクチャの違いにより、メインフレームシステム上のIT資産を移行するためには、既存プログラムの大幅な修正やレガシー機能に相当する開発が必要となり、これに伴う開発費用や移行期間、移行リスクが課題となっていました。これらの課題を多くの導入実績を持つ当社ソリューションPORTOMICSをBizXaaSのクラウド環境上にPaaS形態で提供することで解決します。(図)
図:従来手法とCOBOLクラウドを用いたダウンサイジングのイメージ比較
概要(特長)
レガシー機能のクラウド提供
メインフレームシステム特有の代表的な機能群をクラウド環境上で提供します。
機能例
- バッチジョブ制御
- 階層型DBアクセス
- 特殊ファイルアクセス 等
導入実績の高い当社ソリューションの組み合わせによる提供
ソリューション構成
- BizXaaS クラウド環境
- PORTOMICS メインフレームシステム特有の代表的な機能
- PRORIZE 基盤製品組み合わせ技術
今後について
BizXaaSマイグレーションサービスを初年度(2011年度)5件、3年で50件程度導入する計画です。また、クラウド上での提供範囲はニーズに合わせて順次拡大する予定です。適用先システムの導入に合わせてAMOサービスも提供する予定です。
注釈
- 注1BizXaaS
NTTデータのクラウドサービスのブランド名称。長年NTTデータグループが培ってきたシステム構築ノウハウを応用した「安心・安全・信頼」のエンタープライズ向けトータルクラウドサービスです。共同利用型サービスである「BizXaaSプラットフォームサービス」(http://www.ps.nttdcloud.jp/(外部リンク))と、個別のお客様向けにクラウドを構築・運用等行う「BIzXaaS構築・運用サービス」(http://www.bizxaas.com/index.html(外部リンク))で構成されます。
- 注2PORTOMICS
オープンサーバ上でミッションクリティカルシステムを構築する場合に、主要ベンダ製品の組合せだけでは不足する共通的な機能を補完し、システムを効率的に実現するためのソリューションが「PORTOMICS」です。官公庁、金融機関、一般法人分野において多くの実績をあげています。
- 注3AMO
Application Management Outsourcingの略。アプリケーションの運用保守を代行するサービス。
- 「BizXaaS」、「PORTOMICS」、「PRORIZE」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
広報部
高橋
TEL:03-5546-8051
製品・サービスに関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
基盤システム事業本部
千葉
TEL:050-5546-2498