上海インフォーテック社との資本提携について

ニュースリリース/NTTデータ

2012年9月4日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータは、中国現地法人の投資会社、恩梯梯数据(中国)投资有限公司(NTT DATA(CHINA) INVESTMENT CO., LTD、董事長:西畑 一宏、本社:中国・北京)を通じ、中国の日系流通業界向けに情報システム開発を展開する、上海英夫泰尔克软件开发有限公司(董事長:羅新、本社:中国・上海、以下:上海インフォーテック社)が行う第三者割当増資を引き受け、8月14日にすべての手続きが完了しました。なお、出資比率は同社のすべての株主が所有する総株式の約20%となります。

NTTデータは、本提携を通じ、上海インフォーテック社が有する中国の日系流通業界向け業務アプリケーション設計と業務運用ノウハウと、NTTデータが有する安全で高信頼の高いシステム開発とシステム運用ノウハウを融合し、日系をはじめとする中国の流通業界向けに、先進的で競争力の高いカード決済関連サービスを提供することを目指します。

背景

NTTデータグループは、海外での事業拡大に積極的に取り組んでおり、成長が見込まれるアジア地域においても、積極的な事業拡大を進めています。

アジア地域において、中国はカード決済の最大市場であり、標準的なカード決済手段である中国銀聯カードは、発行枚数が28.5億枚、年間取扱高は15.9兆元(約195兆円)に至っています。また、近年、日系流通業界はグローバル進出、特に中国進出を加速しているため、現地におけるカード決済導入ニーズが高まっています。

NTTデータは、カード決済ネットワーク「CAFIS®」を代表商品として、日本国内で25年以上にわたり金融業界や流通業界に安全で信頼性の高いシステムを提供してきました。また、昨今ではタイ、ベトナム等の海外においても、現地企業との提携等による事業展開をすすめています。一方、上海インフォーテック社は、中国流通業界において先進的とされる日系コンビニエンスストアをはじめ、中国の日系流通業界向けに数多くの業務アプリケーション設計と業務運用実績を誇り、豊富なノウハウを有しています。

そこで、NTTデータは、アジア最大のカード決済市場である中国においても、日系をはじめとする中国の流通業界向けに、先進的で競争力の高いカード決済関連サービスを提供することを目指し、上海インフォーテック社と資本提携することとしました。

今後について

NTTデータは、上海インフォーテック社との提携を通じ、中国におけるカード決済、および関連する付加価値サービスの提供を行い、中国を含むアジア地域での事業拡大を目指します。

上海インフォーテック社の概要

(1)商号

上海英夫泰尔克软件开发有限公司

(2)本社所在地

中国上海市虹口区武进路255号6楼

(3)設立年

1998年3月24日

(4)資本金

160,000米ドル(約1,250万円)

(5)代表者

罗新

(6)従業員数

93名(2012年3月31日時点)

(7)事業内容

流通業ITアウトソーシングサービス、システム構築、ITサポートサービス等

注釈

  • 「CAFIS」は日本国内におけるNTTデータの登録商標です。
  • 為替換算値については、2012年8月31日現在のレートに基づいています。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
戸田
TEL:03-5546-8051

その他のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
パブリック&フィナンシャルカンパニー
第一金融事業本部
カード&ペイメント事業部
グローバルビジネス企画担当
大野
TEL:050-5547-6472