Twitterデータ活用ビジネスの市場拡大を加速 ~NECとのパートナーシップ契約および商用利用に適したTwitterデータ活用の促進~

ニュースリリース/NTTデータ

2018年10月30日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、Twitterデータを利用したシステムインテグレーション(SI)事業の市場拡大を加速させるため、パートナーの1社として日本電気株式会社(以下:NEC)とパートナーシップ契約を締結しました。

NTTデータの提供するTwitter全量データおよび言語解析技術を、NECとのパートナーシップに基づき、より広いお客さまに提供することができるようになります。さらに、TwitterデータにNECのAI技術や画像認識技術などを組み合わせることで、より付加価値の高いシステム構築やサービスを提供することが可能となります。

また、Twitter社の無償提供のAPIが廃止される方向性を踏まえ、NTTデータは公式かつ商用利用に適したデータの提供により、健全性の高いデータ活用の促進、市場の拡大を目指します。

今後NTTデータは、より多くのパートナーの獲得および商用利用に適したTwitterデータ利用を促進することでデータ活用の市場を拡大し、お客さまの企業活動に貢献するシステムやソリューションを提供していきます。

背景および概要

近年、Twitterをはじめとするソーシャルメディア分析・活用の需要は拡大を続けています。NTTデータは2012年からTwitterオフィシャルパートナーとして官公庁、金融機関、メーカー、流通業をはじめとしたさまざまな業界に対して、延べ150社以上のお客さまに全量データをベースにサービスを提供してきました。その中で、国内におけるTwitterデータ活用の市場を広げるため、「SIerパートナーシップ制度」注1を開始しました。この制度は、パートナー企業から、お客さまの要件や案件の特性に合わせてTwitterデータを組み込んだサービスを構築し、提供できる仕組みです。

NTTデータは、市場のさらなる拡大を目指し、今回パートナーの1社としてNECとの契約を締結しました。NECは、これまで実世界の情報をデジタル化してデータとして活用することで新たな価値を生み出し、お客さまのビジネスに貢献してきました。本パートナーシップにより、最先端AI技術群"NEC the WISE" 注2などのNECの持つ豊富なICT技術とTwitterデータを組み合わせ、さまざまな業種・業態のお客さまへサービス・ソリューションとして新たな価値を提供することで、安全・安心で効率・公平な都市「NEC Safer Cities」注3、人やモノ、プロセスの情報・状態をバリューチェーン全体で共有する「NEC Value Chain Innovation」注4をお客さまとともに実現していきます。

【図】

図:パートナーシップイメージ

商用利用に適したTwitterデータ活用について

Twitter社の提供するAPIは無償で利用可能なAPIが存在しますが、Twitter社が提示しているロードマップに伴い、2018年8月よりStandardAPIへの移行を行っています。

これにより、無償利用によるTwitterデータの管理を厳格化(全てのAPIアクセスに対するTwitterデータの利用目的の申請・承認プロセスの必須化、利用できるアクセス回数等の制限等)しています注5。また、無償提供のAPIは廃止される予定となっており、一部のAPIについては既に廃止されています注6

また、同一利用目的のために複数アプリケーションを作成することは禁止されているため、類似利用目的の申請によるTwitterAPIのレートリミット迂回を目的としたアプリケーション開発は認められていません注7。例としてTweetデータが取得できるStandard Search APIは取得可能な期間が過去7日間であり、取得可能なデータが全量であることの保証はしておらず、商用での利用は推奨していません。注8

これに対して、NTTデータの提供するTwitterデータおよびパートナーシップに基づき提供されるNECのTwitterデータは、Twitter社との公式な契約注9に基づくデータであるため、全量データからの取得が可能であり、取得期間の柔軟な指定が可能です。

今後について

今後、NTTデータは、商用利用に適したTwitterデータを活用する市場のさらなる拡大、およびより多くのパートナーを獲得することで、お客さまの企業活動に貢献できるシステムやソリューションの開発を推進し、関連ソリューションを含めて、2020年度末までに累計50億円の売り上げを目指します。

注釈

  • 本取り組みにおいて活用の対象となるTwitter全量データは、Twitterアカウントの所有者が個人の意思で公開している情報のみが取得可能であり、それ以上の情報は取得・分析できません。また、あらゆる分析、データの提供に際しても、個人の特定や、個人情報を紐づけるための追加の情報収集・解析、および個人を特定できるような形でのデータ追跡などは、一切行うことはできません。
  • 文中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
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TEL:03-5546-8051

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ITサービス・ペイメント事業本部
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TEL:050-5546-9092