iPSポータル社との資本業務提携について

ニュースリリース/NTTデータ

2018年11月21日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:本間 洋、以下:NTTデータ)は、株式会社iPSポータル(本社:京都市上京区、代表取締役社長:村山 昇作、以下:iPSポータル)の第三者割当による株式を取得し、ライフサイエンス分野でのAI・IoT技術を活用したビジネス領域拡大に向け、2018年11月7日に資本業務提携を行うことで合意しました。

NTTデータは創薬・ヘルスケア分野でのデータ活用実績があるとともに、IoTやAI、アナリティクスを活用した技術を有しています。また、iPSポータルは国内で唯一の商業利用を目的とした血液からのiPS細胞生成ができる企業であり、大学、製薬企業、機器メーカーなどとiPS細胞に係る事業を推進しています。

両社は今後、創薬研究や再生医療研究のライフサイエンス分野でのAI・IoT技術を活用した新たな価値提供を目指していきます。

背景、目的

ライフサイエンス分野は、ゲノム、細胞、生体等からの大量データ取得技術の進歩、さらにはES細胞やiPS細胞といったテクノロジーの登場により、創薬、医療、ヘルスケアにおけるさまざまな課題を解決する手段が出てきています。特にiPS細胞は、これまでは開発が困難だった難病の治療薬の発見に寄与する等、再生医療だけでなく創薬研究の分野でも大きな成果を上げ始めています。

一方で、IT分野ではIoTやAIによる巨大で複雑なデータの収集や分析・洞察技術が大きな進歩を遂げてきており、複数のデータの間の関係性の発見ができるようになり、あらゆる分野でそのデータや技術と組み合わせて新しいビジネスが創発されてきています。

NTTデータでは、創薬・ヘルスケア分野においても豊富なデータ活用の実績を持ち、IoTやAI、アナリティクスによるデータ活用からデータ分析基盤の構築・運用技術をサポートするサービスを提供しています。

本業務提携では、NTTデータの持つこれらの強みや、国内で唯一の商業利用を目的とした血液からのiPS細胞生成ができるiPSポータルの持つiPS細胞を活用した創薬研究、再生医療研究を効率的に進めるための技術を組み合わせていきます。それにより、iPS細胞を活用した研究に関するさまざまな課題の解決、ひいてはライフサイエンス分野全体の発展に寄与するプラットフォームの開発を目指します。

【図】

図:NTTデータ提供サービスのライフサイエンス分野への活用イメージ

iPSポータル 会社概要

所在地

京都市上京区河原町通今出川下ル梶井町448番地5

資本金

15億6,460万円(2018年10月31日時点)

代表取締役

村山 昇作

事業内容

iPSテクノロジーの事業化推進(疾患iPS事業、機器評価事業、教育研修事業)

従業員

30人

URL

注釈

  • 疾患iPS事業
    患者から作成したiPS細胞を用いて医薬品開発を効率化する「疾患パネル」作成・研究開発支援・コンサルティング事業
  • 「iQuattro」「Monone」「AICYCLE」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • その他の製品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
西澤
TEL:03-5546-8051

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
ビジネスソリューション事業本部
次世代技術戦略室
AIソリューション技術担当
松浦、佐藤、加藤
TEL:050-5546-7939