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時代の先を行く付加価値を生み出し、“ニューノーマルな働く環境”構築を支援

デジタルビジネスソリューション事業部。お客様先で働く従業員の生産性やエンゲージメント向上という価値を提供することに注力しており、2018年にゼロトラストの概念に基づいたデジタルワークスペースを実現するクラウドサービス『BXO Managed Workspace Security』を立ち上げました。今回ご紹介するのは、その開発責任者である犬飼 浩介です。このサービスの詳細をはじめ、ビジネス上で大切にしているポリシーや今後の展開に関する、彼の考えや想いに迫ります。

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ゼロトラストの概念をベースにした、クラウドサービスの提供を推進

既に、大規模な企業や官公庁に提供しているBXO Managed Workspace Securityの立ち上げ経緯について、犬飼はこう語ります。

これまでNTTデータでは、エンタープライズ向けデジタルワークスペース領域において、プライベートクラウド型の仮想デスクトップ『BizXaaS Office®』を提供してきました。

しかし、これからの時代のデジタルワークスペースは、ゼロトラストの概念を軸にした新たな形に変化していくことが予想されます。そこで、新しいものが好きなメンバーたちと連携しながら、クラウドネイティブなデジタルワークスペースをより安全に提供するため、業界に先駆けた7つの技術要素で構成された『BXO Managed Workspace Security(BMWS)』を立ち上げました。

コロナ禍の影響を受けたリモートワークの一般化により、BMWSの市場ニーズも大きく伸長しています。

ゼロトラストネットワーク「BMWS」の7つの特長

  1. クラウドサービスの利用を可視化・監視・制御する「CASB/SWG」
  2. 社内外のAPアカウントを一括管理でき、ID運用の負荷を軽減する「IDaaS」
  3. デバイスOSのアップデータ、APのインストールを一括管理する「UEM」
  4. エンドポイントの不審な挙動検知・監視、分単位で未知のウィルス対策を行う「EDR/NGAV」
  5. クラウド/エンドポイントのデータをバックアップする「DMaaS」
  6. 社内リソースへのアクセスを許可する「SDP/ZTNA」
  7. ログ収集・分析で利用者の不正な活動を検知する「UEBA/SIEM」

NTTデータならではの強みは、ゼロトラストを構成する技術要素を持つ複数のプロダクトをベスト・オブ・ブリードで選定し、それらをインテグレーションして提供できることだと犬飼は言います。

個別プロダクトに強みを持つ競合他社はいくつかありますが、NTTデータのようにワンストップで提供できるところはほとんどありません。また、ゼロトラストは外資系クラウドサービスを上手く活用するというのが基本的な考え方ですが、日本のマーケットにより適用しやすくするために、国内商材をアドオンするというNTTデータ独自の取り組みも行っています。

最先端の技術要素などに関しては、管理職が年に1~2回、米国のシリコンバレーで開催されるカンファレンスに参加して情報収集をしています。現在はオンラインで実施されていますが、再開されれば、メンバーにも数年に1回、参加できるチャンスがあります。

「対価以上の成果を創出し、期待を超えた結果を出す」のがポリシー

犬飼が仕事において大切にしているのは、どのようなことなのでしょう。

プロフェッショナルとして、対価以上の成果を創出すること。そしてステークホルダーが抱く期待を少しでも超えた結果を出すこと。これら2点を常に意識しており、メンバーたちにもこうした姿勢で仕事に取り組むように伝えています。例えば、お客様の提案依頼書に記載されていないこともしっかりキャッチアップして、何かしらアドオンできるものを盛り込んで提案をすることや、急な依頼に対しては期待以上のスピードで対応することを心がけています。

その結果、お客様との信頼関係が築かれ、仕事の進めやすさなど、自分に返ってくるものがたくさんあると、嬉しそうに語る犬飼。お客様からの感謝の言葉も、やりがいにつながっているようです。

最近印象に残ったのは、多くの海外支社を展開しているユーティリティ系のお客様の事例です。支社の従業員たちが自由に使っていたデジタルデバイスをクラウド上で一元管理し、東京本社でコントロールできるようにしたところ、利便性やセキュリティが向上しただけではなく、管理コストも削減でき、世界中で使えるようになったと感謝されました。

求めているのは、最先端技術のキャッチアップに貪欲な人財

『BXO Managed Workspace Security』の今後の展開や、それを共に推進していくために必要な人財について、犬飼はこう答えます。

これからのデジタルワークスペースは、新しい働き方を創造するパートナーのような存在へと変わっていくと考えています。

例えば、仕事内容をログで分析し、次にやるべきことをリコメンドしてくれるなど、仮想空間の中に頼りになり、モチベーションも高めてくれるコンシェルジュがいるようなイメージです。

実際、今までとは異なる付加価値を生み出すような技術も出てきています。仮想デスクトップがデジタルワークスペース1.0とすると、私たちの取り組んでいるゼロトラストは2.0。次の3.0はメタバースやアナリティクスなど。それらがビジネスにつながるかどうかの調査も、既に始めています。

ITの潮流は今後、マルチクラウドインテグレーションになっていくでしょう。ベンダロックインにこだわらないNTTデータなら、常にベストな技術に触れることが可能ですし、成長の機会も豊富にあります。顧客課題の解決に留まらず、市場自体を創造していくやりがいも感じられます。チャレンジ精神があり、最先端技術をキャッチアップすることに貪欲な方に、ぜひ仲間になっていただきたいですね。

【参考】コンサルティング&ソリューション事業本部とは?

犬飼が在籍しているデジタルビジネスソリューション事業部は、NTTデータのなかのコンサルティング&ソリューション事業本部に属しています。コンサルティング&ソリューション事業本部は、デジタル変革のためのソリューションやサービスによって、お客様の事業発展を支えるミッションを担う全社横断組織です。さまざまな業界のお客様に対して、ビジネス観点と磨き上げたソリューションで課題解決にアプローチし、お客様と共に、経営環境にイノベーションを起こします。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです