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前職の元同僚二人が「保険ITビジネス」を選んだ理由とは?異業界からの転職リアル体験記

保険ITビジネス事業部では、多様なバックグラウンドを持つ人たちが活躍しています。経験者採用においても、けっしてIT業界経験者だけに門戸を開いているわけではありません。今回の対談に登場する二人は前職不動産デベロッパーの元同僚。一人は保険会社での営業の経験はあるもののIT業界は未経験。もう一人はIT業界も保険業界も未経験ながら、システム開発という新たな領域に挑んでいます。異業界からの転職者の目にNTTデータはどのように映るのか。そして、異業界からチャレンジする上でどのような心構えが必要なのか。自身の体験を交えながら語り合ってもらいました。

目次

Profileこの記事に登場する人

不動産デベロッパーの同僚だった二人がNTTデータに転職した理由とは

――おふたりは前職の不動産デベロッパーで同僚だったということですが、まず経歴を教えていただけますか

小島

私は新卒で生命保険会社に入社しました。保険会社を選んだ理由は、世の中に貢献できる仕事がしたいと考えたからです。保険会社には3年勤め、4年目の異動のタイミングで生命保険の営業職員のマネジメントに携わることが決まっていましたが、プレーヤーとして経験をさらに積んでいきたいと考え、不動産デベロッパーに転職しました。

樫田

私は新卒で小島さんと同じ不動産デベロッパーに入社しました。私の場合、不動産業界、特に不動産デベロッパーしか見ていませんでした。私は子どもの頃から父の仕事の都合で転勤が多く、土地によって街の景色が全然違うことに興味を持ち、「街をつくる仕事って面白そう」と考えていました。また、大学ではテニス部の副キャプテンを務めていました。不動産デベロッパーの仕事は関係各所との調整、ステークホルダーをまとめて一つの目標にベクトルを合わせながら推進していく仕事です。その仕事内容とテニス部にてチームをまとめ、牽引してきた自らの経験が重なり、自分に向いている仕事なのではないかと思ったことも不動産デベロッパーを志すきっかけとなりました。

――おふたりは前職ではどのような関係性だったのでしょうか

樫田

同じプロジェクトの同じ営業担当。しかも、誕生日まで一緒です(笑)。

小島

びっくりしましたよね(笑)。私は不動産業界に転職後、最初に一緒に働いた同僚が樫田でした。年齢は私の方が上ですが、不動産の業界歴は樫田の方が長くて、何も分からないところをイチから教えてもらいました。素直で明るくて、面倒見の良い人だという印象を持っていました。

樫田

小島さんの方が私より社会人歴が長く、前職も営業だったので、お客様と真摯に向き合う姿勢や丁寧な接客は素直に尊敬しました。前職では一緒にいろいろな苦労を乗り越えてきましたよね。

――先に小島さんの方が転職し、NTTデータに入社していますが、どのような理由で転職したのですか?

小島

営業のプレーヤーとして世の中に価値創造できる仕事がしたいという想いを抱いていました。ビジネスの上流工程で、かつ世の中に貢献できる仕事は何かと考えた結果、IT業界が選択肢に浮かんできました。とはいえ、保険の仕事にも思い入れはありましたので、保険に関連する業務にも携われたらとも思っていました。
そういった背景のなかでNTTデータを選んだのは、ITを活用して新しい価値を創造している大きな企業だという印象を持っていたからです。かつ、保険ITビジネス事業部なら保険にも携われる。くわえて、ワークライフバランスという点でも安心して働ける会社だと思いました。

ーーその後、続いて樫田さんもNTTデータに入社することになりましたが、その経緯を教えていただけますか?

樫田

小島さんが転職した後、私はプレーヤーという立場からプロジェクトの責任者という立場になっていました。ですが、私としてはプレーヤーとしてもっと経験を積みたく、任せられた仕事とのギャップを感じていました。とはいえ、そこまで大きな不満を抱えていたわけではありません。

転職の大きな動機になったのは、小島さんとも近いのですが、もっと多くの人たちに対して影響を与えられる仕事がしたいという想いです。当時、私は新築分譲マンションの営業を担当していましたが、自分の担当するお客様には幸せを届けられますが、それ以外のお客様には影響力を持つことができません。影響を与えられる範囲がどうしても狭くなってしまうところに自身の想いとのギャップを感じるようになりました。

また、娘も生まれたばかりで、家族との時間をもっと大切にしたい、ワークライフバランスを大切にしたいという想いもありました。そこで、転職後も付き合いのあった小島さんに相談したことがリファラル採用につながりました。

小島

NTTデータに転職したことは話をしていましたからね。転職の相談をされた時は、「また一緒に仕事ができるかもしれない」と、うれしかったですね。今、樫田が話したような仕事や家庭の話は私も聞いていて、NTTデータなら叶えられる環境だと断言できました。

樫田

転職するのであれば今の環境よりも大きな舞台にステップアップしたいという点で、NTTデータはこれ以上ない選択肢でした。前職もとても大きな会社で仕事のやりがいももちろん感じていましたが、ITが持つ将来性に強く惹かれました。また、小島さんという前職の先輩の話を通じて会社の雰囲気も自分に合っているように感じましたし、NTTデータで働くイメージを事前に持てたことが一番大きかったです。

本当に未経験から挑戦できる?異業界からの転職者を受け入れる環境

――現在、おふたりはどのような業務を担当していますか?

小島

私は大手外資系生命保険会社様の顧客営業として、ネットワーク領域などの営業を担当しています。新卒で入社した保険会社では、大手企業に対して提案したこともなければ、お話をする機会すらありませんでした。現在の業務では、当時は接点のなかった大手企業のお客様を相手にIT関連ソリューションの契約窓口として仕事ができており、「ビジネスの上流で、世の中に貢献できる仕事」という、転職活動当時に思い描いていた通りの仕事だと感じています。

樫田

私は小島さんと違って営業ではなく、保険会社のお客様の業務システム開発に携わっています。当然ながら、NTTデータに入社するまでシステム開発は未経験。もともと営業職を志望していたこともあり、システム開発を行う部署への配属を提案され、正直なところ非常に驚きました。

ですが、営業として活躍するためには、自分たちが扱う商品を知る必要があります。長期的なキャリアの目線に立てば、将来的に営業として働くにしても、システム開発の経験を積んでおくことは大きな強みになるという話を聞き、納得した上でシステム開発業務に取り組んでいます。

――内定から業務に配属されるまでの流れを教えてください

小島

まず入社の約1ヶ月前に「入社前面談」があり、配属予定の部署の上司と面談しました。その時に言われて印象的だった言葉は「泥臭い仕事です」というもの。一見、ネガティブに聞こえるかもしれませんが、私のように異業界にいた人は「DX」のようにIT業界に対して過度に華々しいイメージを持ちがちです。あえて「泥臭い」という言葉を聞かされていたおかげで、大きなギャップなく業務に入ることができました。

樫田

入社前の不安を解消できる機会ですよね。私の場合は、業務や配属先に関する説明をいただいたほか、業界のことが分かる書籍などをおすすめしてもらいました。
入社後は、システム開発担当への配属だったので、まず入社2年目までの社員を対象とした「CDPベーシック研修」を受講し、システム開発の流れやJava、SQLなどについて学びました。経験者採用の場合、いくつかの科目を選択して受講するのですが、私は右も左も分からなかったため、受けるべき科目を上司からアドバイスしてもらいました。

小島

入社後、私も「CDPベーシック研修」を受講しましたが、営業担当でしたので、どちらかといえば実務を通じて学ぶことが多かったです。専門用語をはじめ、分からないことは多かったのですが、優しく教えてくれる人たちばかりでとても助けられました。

――配属後のフォロー体制についてはいかがでしたか

樫田

配属後の悩みや業務の状況を相談できる「フォローアップ面談」があります。私の場合、もともと営業志望ですがシステム開発担当に配属されており、「このままずっと開発畑にいるのでは」という不安が多少なりともありました。ですが、「フォローアップ面談」の場で相談すると、しっかりと私の希望を考慮した上でキャリアを考えていただいており、改めて安心することができました。

小島

「フォローアップ面談」の他にも、保険ITビジネス事業部独自の取り組みとして、「経験者採用者の集い」というものがあります。入社時期が近い人たちが集まって交流する場なのですが、私のように保険会社経験者も多く、過去の経験を生かして活躍されている社員が多いことを確認できました。

樫田

私も先日、「経験者採用者の集い」に参加したのですが、経験者採用者の目線で、NTTデータの魅力や改善すべき点などをフラットに語り合うことができました。

――入社前の経験が生きたことはありますか?

小島

チーム内での打ち合わせの際に、保険会社で働いていた身だからこそ、分かることは積極的に伝えています。今後、保険業界にどういうものがあればいいのか、未来を見据えながら議論ができるのは自分の価値を感じられますし、保険会社で働いていた経験が多少なりとも生かせているなと実感します。

樫田

業界も職種も未経験の私としては、直接的なスキルや経験が生きるということは少ないのですが、営業でも開発でも、人との関わり合いで仕事が進んでいくということは変わりません。今まで培ってきた、「お客様に対しての想像力」を働かせながら、ニーズを汲み取ろうとする姿勢やチームメンバーとの関係性を保ちながらチームとして業務を進めていく姿勢は、開発業務においても生きています。

小島

たしかに、チームで仕事を進めたり、様々なお客様や関係者とやり取りしたりすることが多いので、そういったコミュニケーションを重視するマインドは大切ですし、前職までの経験が生かされていると感じます。付け加えると私の場合は、「わからないことでもチャレンジしてみる」という姿勢を前職の時から大切にしてきました。何事にも探求心を抱き、わからなくてもまずはチャレンジしてみるという姿勢が自分の成長につながったと思っています。

転職者が語る、異業界から転職する上で大切な心構えとは?

――おふたりとも異業界からの転職ですが、実際にNTTデータに入社してギャップは感じましたか?

小島

想像以上に柔軟な会社というのが第一印象です。入社前は、もっとお堅い会社だと思っていました(笑)。多様なバックグラウンドを持った人たちが活躍していますし、柔軟な働き方も浸透していて、「風通しの良い職場」という印象を持ちましたね。

樫田

私も小島さんからNTTデータは想像以上に風通しが良いという話を聞いてはいましたが、「そうは言っても、やっぱり堅い会社だろう」と思っていました。ところが、入社してみると本当に気さくな人ばかりで、部長や課長とも分け隔てなくコミュニケーションを取れる風土に、とても好感を持ちました。

――おふたりとも転職理由の一つとして、「ワークライフバランス」を挙げていましたが、その点についてはいかがでしたか?

樫田

とても満足しています。家庭を大事にしている方が多く、家庭を優先できる環境だと感じます。私自身も小さい子どもがいますが、子どもが熱を出したりしたら、当日でもリモートワークに切り替えて働けるのはありがたいです。

小島

私もNTTデータで初めてリモートワークを経験しましたが、本当に柔軟な働き方ができますね。私の周囲の先輩方も、子どもの保育園の送り迎えで業務を一時中断するなど、家庭と仕事のバランスを保ちながら働いています。私自身、この先の人生を考えると、NTTデータで安心して働き続けられそうです。

樫田

はい、私もまさに柔軟な働き方ができていると実感します。有給休暇についても、全員が切り捨てなくしっかり取得できるよう管理職の方がマネジメントしてくださっています。NTTデータに転職して、家族と過ごせる時間を増やすことができ、自己研鑽に充てる時間もできたおかげで、より一層仕事に打ち込む活力がわき、良いサイクルであると感じています。

――お二人とも充実した環境で働けているようですが、今後NTTデータでどのようなことに挑戦したいとお考えですか?

小島

まずは今の担当業務において着実に成果を上げたいです。また、私のチームでは「データ活用」をテーマにした提案も検討しているので、企画検討段階から自身が携わり、「名刺代わり」になるようなプロジェクトを立ち上げることができればと思います。

樫田

採用面接でも話したのですが、私は「他者を想像して、社会を創造する」という言葉を胸に前職時から仕事をしてきました。NTTデータでもシステムを通じて多くの人々に影響を与えることができますが、そのために大切なことが、目の前のお客様に対して想像力を働かせることだと思います。今はシステム開発の部署にいますが、ゆくゆくは営業としても、「豊かな社会の創造」に挑戦したいです。

――異業界からチャレンジする人に対してアドバイスはありますか?

小島

分からないことを素直に質問できることが大切だと思います。異業界から転職するということは、分からないことだらけの世界に飛び込むということです。もちろん、今までのキャリアが無価値になるわけではありませんが、一度プライドは捨てて、素直に聞くという姿勢が大切だと思います。質問すれば周りの人たちが丁寧に教えてくれるのでそこは安心してください。

樫田

まさしくその通りだなと思います。私は異業界、かつ職種も異なり、もっと言えば保険の知識もありませんでした。イチから学んでいく上で大切なことは、やはり主体性です。周囲の社員に対しても、時にはお客様に対しても、主体的に聞きに行くことが求められます。

小島

大前提として、NTTデータには何でも相談できる人たちがいるので、ぜひ気構えずにチャレンジしてほしいですね。私自身、NTTデータもそうですし、前職の不動産デベロッパーも、何も分からない状態で飛び込みました。やるだけやってみて、失敗しても、それも武器になると思っています。そんな前向きな気持ちで突き進んでみてはいかがでしょうか。

樫田

たしかにそうですね。転職に対してネガティブなイメージを持っている人もいるかもしれませんが、私は逆に自分だけの強みを得られる絶好のチャンスだと思っています。前職の経験に、NTTデータでの経験を掛け合わせれば、他の人にはない自分だけの市場価値を創造することが可能です。

小島

それは間違いないですね。その意味では、IT業界未経験ということは、まったく弱点にはなりません。これまでの経験に、「IT」という新しい価値を掛け合わせることができるのですから。私たちとしては、異業界の人にこそNTTデータに来てもらいたいですね!

異業界からの転職でありながらも、これまでの経験を土台にしながら、新しい領域に挑戦している二人。今まで培ってきたものを生かせる機会がある一方で、経験がなくてもチャレンジできるということが伝わってきました。保険ITビジネス事業部では、多様な経験を持つ方々を積極的に迎え入れ、新しい価値を創出したいと考えています。異業界の方も、ぜひ積極的にご応募ください。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです