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社会人歴9年目の転職。初のクラウド製品や大規模プロジェクトのマネジメントを経て得た新たな可能性

「大規模なプロジェクトに挑戦したい」「新しい技術を習得したい」「マネジメントのスキルを伸ばしたい」。キャリアに悩む方が転職先に求めるものは、人によってさまざまです。今回ご紹介するのは、小規模プロジェクトから大規模プロジェクト、オンプレミスからクラウドといったステップアップをデジタルビジネスソリューション事業部への転職によって実現した小野 浩幸。入社早々にしてプロジェクトリーダーを任され、クラウド製品の導入プロジェクトをリードしてきた姿を紹介します。

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今まで以上に技術を磨き、クラウドの知見も身につけたい

前職のSIerではインフラエンジニアとして提案フェーズから納品まで一貫して携わっていたという小野。ファーストキャリアとして前職を選んだのは、「中小企業の顧客が中心で、自分の手で最初から最後まで携われる」という理由からでした。

希望通り、小野は業界・業種を問わず小規模なプロジェクトを数多く担当し、高速でPDCAサイクルを回しながら経験値を蓄積してきました。そんな小野が転職を考え始めたのは、中・大規模なプロジェクトを担当するようになってからだったといいます。

入社6年目ごろまでは単独で実施する小規模プロジェクトが多かったのですが、徐々にプロジェクトの規模が大きくなり、リーダーとしてチームのマネジメントも任されるようになりました。その一方で、自分自身の技術を磨く機会が減っていき、「新しい環境で挑戦したい」と考えるようになりました。

その時点では明確なキャリアビジョンはなかったものの、将来的にマネジメントのキャリアに進むことになったとしても、ベースとなる技術はしっかりと磨きたいと考えていた小野。ちょうど子供も生まれたばかりだったことから、転職活動ではスキルアップとともにワークライフバランスも重視して会社選びを行いました。

ですが、インターネット上の情報だけでは、本当に技術が身につく環境なのか、具体的にどのようなスキルが求められるのか、判断できない求人が数多くありました。そうした中でNTTデータのソリューション開発のポジションは、Netskope(※1)やOkta(※2)など扱う製品も明示されていました。まさに今まで自分がやってきた業務をさらにレベルアップできるものだと思えたのです。

※1 オフィス、自宅、外出先といったユーザー環境に関わらず、社内システムやクラウド、IaaS、Webサイトの安全な利用を支援するSASE(Secure Access Service Edge)ソリューション。
※2 ユーザーが一度の認証でさまざまなシステムにログインできるシングルサインオンソリューション。

一方で、小野が転職にあたって懸念だったのはクラウドの実務経験がないことです。前職でのプロジェクトはオンプレミスがメインでありクラウドについては自己学習で学んでいましたが、自分のスキルが通用するのか、入社後にキャッチアップできるのか不安だったといいます。

そのような不安を解消できた大きな要因は、入社前に自らと似た境遇の経験者採用入社の社員を紹介してもらい、実体験の話を直接聞けたことでした。

私と同様、クラウドの実務経験がない状態で入社した社員と話す機会を設けてもらい、社内にナレッジが蓄積されているので、クラウドの知識を問題なく身につけられる環境だと教えてもらえました。似た境遇の経験者採用入社社員の実体験を聞かせてもらったことで、安心して入社を決めることができました。

初の大規模プロジェクトにリーダーとして参画し、成長の手応えを得る

NTTデータでの入社後、小野はゼロトラスト(※3)をキーワードにした各種クラウド製品群を導入するグループに配属され、約5万人もの社員を擁するお客様にNetskopeを導入する大規模プロジェクトに参画しました。ちょうど事前検証が終了し、プロジェクトが本格稼働するタイミングからの参加でした。
※3 オフィスや自宅などの働く場所やスマホやPCなどの端末を選ばずネットワークの安全性を検証し、多要素認証やログ監視などの技術による高セキュリティの確保を実現する技術。

今まで経験したことがない規模のプロジェクトであり、かつ業務でNetskopeを扱うのも初めてながら、これまでの経験値の高さからさっそくプロジェクトリーダーに抜擢された小野。それも、活躍次第では徐々にプロジェクトマネジメントも任せたいという期待も含んだ上でのアサインでした。

前職で経験してきたプロジェクトとは規模感がまるで違い、社内外の関係者の多さなどに戸惑うことも数多くありました。また、初めて扱う製品について学びながらもプロジェクトリーダーとしてジャッジを下していくのは責任重大で、さらにはチームのマネジメントという役割もあり、とにかく大変でした。

数多くの障壁に行き当たりながらも、小野は前職でのマネジメント経験、自らの責任で判断してプロジェクトを進めてきた経験を生かし、粘り強く問題を一つひとつ解決しながらプロジェクトを前に進めていきます。そんな小野の活躍は社内でも高く評価され、徐々にプロジェクトマネジメントの領域も任され、小野は実質的なプロジェクトマネージャとしてプロジェクトをリードするようになっていきます。

困難な状況の中でも小野が諦めずプロジェクトに立ち向かえた背景には、「スキルアップしたい」という本人の強い意志はもちろんのこと、上司や有識者からのサポート、そして「やりきる力」を持った仲間たちの存在もありました。

プロジェクトマネジメントを任されていたとはいえ、困ったことがあれば気軽に相談でき、プロジェクト内には技術に秀でた有識者もいたので、専門的な領域についても助言をもらうことができました。
また、周囲には「お客様のために最後までやりきる」という意志を持った社員が多く、モチベーションの面でも刺激を受けながら働けたことも印象に残っています。NTTデータでは、難易度が高く、期間も長い大規模なプロジェクトが多いからこそ、やりきる力が養われるのだと思いました。

困難な課題を一つひとつ解決し、順調にプロジェクトを前に進めているという手応えは、小野にとって非常にやりがいを感じられる部分だったといいます。また、技術力やマネジメント能力が今まさに伸びているという成長実感も得られたことで、小野は高いモチベーションを維持しながらプロジェクトを前進させることができました。

学習環境が整っており、意欲次第でいくらでも学ぶことができる

初めて触れるクラウド製品でありながら小野がスピーディーにキャッチアップし、活躍できた背景には、入社前の面談で聞いていた通り、充実した学習環境の存在がありました。社内には製品のコンセプトや設計の指南書、推奨される提案内容などが有識者の手によってドキュメント化されていたのです。

特に小野が驚いた点としては、検証用の環境もしっかりと整っていたこと。入社当初に検証用の環境でいろいろな設定を試してみたことで、製品のイメージを素早く的確に掴むことができたのだといいます。

ナレッジや検証環境の充実ぶりは、さすがNTTデータだと思いました。社内向けのドキュメントでありながら、これほど高い品質のものが用意されているとは驚きましたね。今までに私が触れてきたものとはレベルが数段違いました。

今後のキャリアのベースとなる技術力を身につけたい。それは小野が転職時に求めていた条件の一つでした。そして、「そうした希望が十二分に叶う環境がNTTデータにある」と小野は断言します。

本人の意欲があれば学べるチャンスはいくらでもあります。私が前職にいたころ、扱う技術が幅広くなっていく中で技術的に分からない内容に行き当たることが増えていきました。専門的な質問ができる相手が身近に少なかったことや、学習環境の充実度も高くはなかったことから、「より、自分の技術力を伸ばせる環境に身を置きたい」と感じるようになりました。

悩んだ末に転職を決意したのですが、1年ほどNTTデータで働いてきた今、あの時決断して本当に良かったと思っています。私と同じように現状の環境でのスキルアップに限界を感じている人にとって、NTTデータは良い選択肢になると思います。

今はNetskopeをメインで扱っているものの、現在の学習環境を生かし、その他の製品についても学びたいという意欲を見せている小野。技術的な知見を身につけ、今後は提案にも生かしていきたいと考えています。
大規模プロジェクトの経験値、クラウドの知見、さらにはマネジメントスキルの向上といった目標をNTTデータで実現した小野は、歩みを止めることなく、自らの可能性をさらに広げていこうと前進を続けています。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです