ドローンに関する新規事業開発に取り組み、新たな価値を生み出すことがミッション
──まず、現在の業務内容について教えてください。
2022年に経験者採用で入社し、モビリティ&レジリエンス事業部でドローンの運航管理を行うソリューション「airpaletteUTM®」の営業に携わっています。チームメンバーは4名で、私は商品主管リーダーを務めており、営業企画やお客様への提案、投資開発検討などが主な業務です。
私も経験者採用で、2023年に入社しました。そして田中さんと同じようにモビリティ&レジリエンス事業部で「airpaletteUTM®」の営業企画やお客様への提案などに携わっていますが、その中でも新しい案件の創出が一番のミッションです。お客様の担当営業者に同行してドローンを活用した新たな提案をしたり、案件につながればPoCやデータ分析などを推進したりしています。
──おふたりとも経験者採用で入社されているのですね。
そうです。経験者採用の場合は、バディ制度を組むようになっています。
田中さんとバディを組んで、普段は隣の席でパートナーとして一緒に仕事をしています。
──NTTデータに入社される前にもドローンに関するお仕事をされていたのでしょうか?
私は前職でドローンには携わっていましたが、玉津さんの前職はまったく異なる業界でしたよね。
はい。前職では工場設備へのIoTソリューション導入にフィールドセールスとして従事していました。ほかにも、インサイドセールスの立ち上げやマーケティングなども担当し、幅広い業務に携わっていました。
──そんな中で、玉津さんはなぜNTTデータでドローンビジネスに挑戦しようと思ったのですか?
このままの環境では成長が難しいように感じ、もっとステップアップできる場所に身を置きたかったからです。また、社会やお客様の課題解決に取り組めることに対してやりがいを感じていましたが、社会やお客様に対してより良いインパクトを与えられたらという思いもありました。
NTTデータを選んだのは、幅広い業界に携わっているため挑戦の機会も多いだろうと感じ、成長するのにまさにぴったりな環境だと思ったためです。さらに、ドローンというまだ未成熟な業界にもしっかりと投資し、チャレンジを推奨している姿勢にも惹かれました。加えて、ドローンビジネスという初めての領域に関わることで、成長の幅をより大きくできるのではないかとも思い、入社を希望しました。
自らの手を動かして、ドローンという未知の領域を模索しながら前進していく
──実際に業務に携わるようになっていかがでしたか?
未経験の業界だったことから、苦労したのはやはり情報のキャッチアップです。未成熟な領域のために情報があまり出回っていないので、勉強会に参加したり、案件に同行させてもらったりしながら知識を増やしていきました。田中さんが作成した資料も参考にさせてもらっています。
ほかにもドローン関係の展示会に足を運んだり、メーカーの方から話を聞いたりもしています。また、現場を見て学ぶことも大切なので、なるべく実証実験にも参加するようにしています。わからないことがあったときはまず自分で調べながらも、知見のある田中さんに頼ることも多いですよね。
自分の手を動かすことで知識やスキルが身につくと考えているので、玉津さんのようにまずは自分で調べることが必要ですよね。その上で解決できなければ誰かに聞き、進めていくことが大事だと思っています。
田中さんは以前にドローンに関連した仕事をされていたこともあって、圧倒的な知識とノウハウでお客様からの専門的な質問にも的確に答えていますよね。また、高い調整力でお客様や社内とスムーズに連携する姿は見習いたいです。
──まだ新しいドローンという市場に携わることに対して不安はありませんでしたか?
新しいことが好きだからか、そういった点で不安や苦労はあまりありませんでした。ただ、実際に働くようになると、まだ成熟していない市場であるがゆえに課題も多いのが実情だと気づかされました。とはいえ、前職の経験からどんな仕事も一朝一夕にうまくいくことはないことを知っているので、まずは課題をクリアにした上でやるべきことに向き合うことを心がけています。
玉津さんには、今後ますます変化していくドローンビジネスにおいて、「突破口」となってもらいたいです。違う業界から入社してきたからこその視点や知識を活かし、さまざまな課題を解決へ導いていってもらえたらと考えています。
チャレンジを後押しする風土が促す、一人ひとりの成長
──NTTデータで働いてみて、どんな環境や風土があると感じますか?
入社して1カ月ほどで主管として案件を推進したり、営業担当者向けの勉強会を開催したり、その他にもさまざまな業務を早いうちから任されました。早いスピードで、どんどん成長していける環境だと感じています。時折失敗もありますが、きちんと振り返り、次回に活かすことで成長につなげられていると思っています。
私も入社して1カ月経たない時期に幹部への説明会を任せられ、資料作りや調整などを前面に立って行いました。また、最近ではまったく未経験の領域の案件にアサインされました。そういったケースは私だけでなく、めずらしいことではありません。会社全体に社員のチャレンジを後押しする風土があるように感じています。
──チャレンジを推奨してもらえる環境があるということですね。ほかにも何かありますか?
私は若手の方が上長に説明する機会がある、という話を他部署の方からもよく聞きます。経験者採用かどうかも関係なく、誰もがチャレンジできる機会に恵まれる環境だと思います。チームメンバーや関わっている方々にも経験者採用が多く、受け入れる環境も整っています。
また、新しい意見を取り入れたり、業務改善を進めたりと社内の環境をより良くしていこうという姿勢に良い意味でギャップを感じました。正直なところ、入社前はあまり期待していなかった部分ですが、そういった点もNTTデータの魅力だと思います。
──なるほど。それ以外にギャップを感じたことはありますか?
資料作成やお客様への説明に対して高い完成度が求められる点です。前職では多少の抜けや漏れがあってもその都度対応すれば良かったのですが、今は前情報をそろえ、精度の高い資料を作成した上でお客様との打ち合わせに臨みます。まだ完璧ではないものの、しっかり取り組むことで自分の成長につながると実感しているところです。
私たちはNTTデータという看板を背負ってお客様からの信頼を得ているので、その期待に応えるべく、また、お客様に認めていただけるように、私たちなりにしっかりと準備してお客様へ提案していくことが必要不可欠だと私は考えています。そのため、日々、そういった部分を意識しながら取り組んでいます。
必要なのは積極的で前向きな姿勢──気後れせずに培ったスキルを活かしてほしい
──これからの展望についてお聞かせください。
今後は周囲から頼られる存在になりたいです。少しでも役に立てるようにと、今はとにかく積極的に動くことを心がけています。
私は社会に名を残せるような大きな仕事をしたいというのが最終的な目標です。まずは「airpaletteUTM®」を軌道に乗せて結果を出したいですね。さらに、周囲からどんなスキルが求められているかキャッチアップし、自らを成長させていかなければならないと思っています。今だけにとらわれず、視野を広く持って取り組み、結果を積み重ねていきたいです。
──最後に、経験者採用者にとって、新天地で成果を出すために大切なことは何でしょうか?未来の仲間に向けてメッセージをお願いします。
経験者採用の場合、受け身のままではこれまでの経験を活かせる機会が少なくなってしまいます。「入社したばかりだから」と気後れする必要はなく、能動的に取り組むことでチャンスは巡ってきます。自分がどう動くことでチームやお客様へ良い影響が与えられるかを常に考え、動くことが大事なのではないでしょうか。
同感です。自分からいろんな人に話しかけて、関わりを作っていってほしいと思います。つながりを持った人と思わぬところで一緒に仕事をする機会は意外と多く、あらかじめ関係性があるとスムーズに連携できます。
また、前職で培ったスキルは積極的に発揮してほしいです。業界が違うとまったく通用しないということはありません。考え方ややり方が違う場合はありますが、その都度考えて最適解を選べば良いのではないでしょうか。
加えて、前向きな姿勢も大切な要素として挙げたいです。新しいことに取り組む際にトライアルアンドエラーはつきもので、想定していないトラブルが発生して落ち込むこともあります。しかしポジティブであれば気持ちを切り替えてまた取り組めるだけでなく、周囲へも良い影響を与えられるはずですから。
これまでのキャリアで培ってきた知識とスキルを糧に、ドローンという未知の領域を切り拓いていく玉津と田中。NTTデータに根付くチャレンジングな風土を追い風に、挑み続ける日々です。まだ正解のないドローンビジネスで、新たな価値を追い求め続けます。
出典:talentbook「株式会社NTTデータ」(2023年12月20日公開)より転載