NTTデータの魅力をしっかり伝えたい。現場と連携しながら採用業務を進める
2023年にNTTデータに経験者採用で入社し、公共・社会基盤分野の経験者採用を担うチームを率いる吉村は、組織の成長戦略に合わせた人財獲得や経験者採用に関わる施策立案、運営を担当しています。同チームは少数精鋭で構成されているため、現場メンバーの協力を仰ぎつつ、その支援やサポートを通じて採用を進めるのが主な役割です。
具体的な業務としては、面談・面接対応や採用エージェントと現場の間に入り、事業領域や業務内容、採用ポジションに求めることを明確にする役割を果たしたり、組織内の面接担当者に対して面談・面接のトレーニングの企画などを行ったりしています。そのほか、分野全体の採用広報も担当しています。とはいえ、私自身がまだ入社して半年なので、組織課題や各種採用ポジションの業務詳細、最適なペルソナへの理解を深めながら対応している段階です。
採用担当は自社を深く理解し、会社の魅力を言葉と行動を通して伝える立場だと考えているので、採用候補者に対して自分の言葉で丁寧にNTTデータはこんなに素敵な会社なのだと伝えることを心がけています。
採用担当者として面接に同席し、候補者からの質問に回答することで自分自身のNTTデータへの理解をより深めているという吉村。そうした時間の中で、外から見えるNTTデータの印象と実際のギャップは大きいということに気づき始めました。
公共領域の大規模かつミッションクリティカルな案件を担うことが多い会社なので、どうしても堅い印象を持たれやすいと思いますし、実際に私もそう思っていました。でも入社してみて、実際は堅実で責任感が強いだけではなく、自分の仕事の先にいる誰かのためを思う、熱くエネルギッシュな方が多くいると感じました。
その魅力を訴求するためにはどうしたらよいか。そして自分はどうしたいのか。一つひとつの答えを自ら導きだしながら発信することを求められる環境で、吉村は試行錯誤しながら果敢にチャレンジしています。
今までは、私自身の実力より一つの企業に長く勤めたからこその経験や社内人脈でカバーできていた部分が多かったと思います。
前提が異なる人の中で働くために、NTTデータに入社してからは、物事の背景や根拠を一つずつ考え、言語化する意識を持つようになりました。自分の想いを正しく伝えることの大切さを感じています。
チャレンジしていく20年の新たな環境として選んだNTTデータ
現在はIT業界・人事領域の仕事に対して熱い想いを抱く吉村ですが、キャリアスタートは今とは異なる業界と職種でした。学生時代にインテリア・建築を学び、新卒で入社したのは大手家具小売企業。約10年間BtoCの営業職を経験したあと、現在のキャリアにつながる人事職へと大幅なロールチェンジを決意します。
営業として安定して高い成果が残せるようになり、次のキャリアについて考えていたところ「自分が積み重ねてきたものを人材教育に活かしてみるのはどうだろう。その人材が成長し、大きな成果を上げる姿を見るのはとても楽しいと思う」と上司からアドバイスをもらったことが、人材育成に興味を持ったきっかけです。
吉村はその興味を具現化するように、人事担当になってから社内のノウハウを書籍という形で体系化し、その内容を研修や人事評価制度と紐づける施策を実行しました。また、一時的に停止していた新卒採用を再開する際には、そのプロジェクトを推進しました。
意欲的に仕事に励んでいた吉村ですが、親会社への吸収合併に伴い、自身が所属する会社がなくなるとわかったことが転職を考える契機となります。愛社精神が強かったからこそ、気持ちにひとつの区切りがついたことが大きな要因でした。
社会人になって約20年、そしてこれから残されたキャリアが約20年。ちょうど折り返し地点だと思ったとき、あと残りの20年、どこで何をしようかとあらためて考えました。そして「自分が選んだ新しい環境でチャレンジしていく20年にしよう」という目標が心に芽生えたことが、転職活動へとつながっていきました。
吉村がエージェントを通じて転職先を探す中で紹介されて出会ったのがNTTデータです。面談で会社概要や仕事内容について説明をうけ、自身も調べるうち、吉村の心はNTTデータに惹かれていきます。
前職で大切にしていたのはお客様との永続的な関係構築。一度限りのお買い物で終わらない、ご縁をつなぐという営業姿勢です。そのため、NTTデータの「ロングタームリレーションシップ」という考え方にとても共感しました。
また、管理部門は定年まで同職を極めるキャリアが一般的ですが、NTTデータは管理部門も含めて異動があり、極めて新陳代謝が良い組織であるということも魅力です。常に新しい視点が入ってくる環境であれば、自分自身の成長を期待できると思いました。
オウンドメディアの記事を通じ、経験者採用の方や管理職に就く女性陣がエネルギッシュに働いている様子を感じられたことも入社の後押しになりました。
バディ制度で出会ったかけがえのない相談相手が入社後の立ち上がりを支えた
20年間勤めた会社を辞める一大決心をした吉村ですが、IT業界は未経験。会議で出てくる専門用語に四苦八苦するような入社当初の日々を支えたのは、バディ制度でした。
バディ制度とは、経験者採用の人材を対象に約半年間、担当業務に関連することだけではなく、なんでも相談できる相手となるメンバーを設ける制度です。バディになる相手は上長、近い部署に所属する先輩にあたるメンバーなど入社した社員に合わせて選ばれます。吉村のバディとなったのは、数年前に経験者採用で入社した木野 由香でした。
私も同じ経験者採用で入社してきた身なので、入社直後の緊張はよくわかります。そんな吉村さんを支えられる、NTTデータで最初の“お友達”になりたいと思っていました。
転職してすぐのころ、私は「20年間いた会社を自分で決めて辞めたんだから弱音や愚痴をこぼしちゃだめだ」と思い込んでいたんです。その気持ちが溢れそうになっていたのに、木野さんは気づいてくれました。その悩みを話してもいいんだと思えたことで、一気に気持ちが楽になったんです。
テレワーク中心ということもあり当初はチャット中心でしたが、その後ランチに一緒に行くことも、悩みを聞くこともありました。周囲のメンバーにも『私のバディだから一緒によろしくね』と伝えていて、みんなで支えられたかな、と思います。
コロナ禍で対面での偶発的なコミュニケーションが取れない環境下で、気軽な雑談ができる相手がいることは、ほんとうに心強かったです。バディ期間は定められてはいますが、こうして出会えたことに変わりはありませんので、今後も“頼れるお姉さま”としていろいろ聞けたらうれしいです。
私も吉村さんと一緒に悩みながら、昨今期待される女性の活躍という側面でも貢献していきたいなと思っています。
上司・部下、あるいはチームの仲間とは異なる、気兼ねなく話せるバディという存在は、転職して間もない吉村にとって大きな支えとなりました。そして採用グループの一員として、吉村はこの制度がしっかり機能するように工夫を重ねています。
バディ制度は「バディ1人がサポートを一手に担う」というものではなく、バディを起点とし、周囲が連携してサポートできる体制がないと、バディに選出された方の負担が大きいと考えています。そういったバディの役割を整理するのは、私たちの役目のひとつです。また、バディ制度の経験者から集めたアンケートなどを参考にして、今後の制度改善に役立てたいです。
長期的なキャリアを充実させられる魅力的な環境を、多くの人に知ってほしい
ビジネスパーソンとしての残りの20年を賭けようと決断した先で、吉村は新たな学びが広がる環境と、信頼して相談できる仲間と出会いました。そして吉村は新たな目標を掲げ、NTT データの魅力を未来の仲間たちに伝える道を歩みはじめています。
まずは担当している経験者採用業務をしっかりと進め、全社的な取り組みと連携しつつ、組織がめざす方向性に沿った取り組みを実現していきたいと考えています。そして、中長期的には、採用の枠をこえて、さまざまな人事の仕事に携わっていきたいと思っています。
キャリアは入社・転職して終わりではなく、その先にもつながっていますから、人事制度、評価、育成、労務といった広い視野で人事領域を見渡し、そこに自身が関われるよう、変わりゆく市況をキャッチアップしながら学び続けていきたいです。
吉村はこれほど解像度の高い未来を描けている一要因として、一個人のキャリアと掛け合わせたNTTデータの環境的な魅力についても説明を加えます。
大企業だからこそある豊かなキャリアパスの選択肢も、NTTデータの魅力だと思います。自分が決めた選択肢に対し、そのキャリアを形成するための人財育成制度や支援も充実していますので、不安がある方もまずは扉を叩いてほしいです。
自らがNTTデータをネクストキャリアに選んで得られたものがあるからこそ、転職に向き合う人たちに伝えられることがあります。吉村が伝えるそのメッセージには、すでに大きな愛がこめられていました。
大きな組織であるがゆえ、外から見えているNTTデータで実現できる個のキャリアは実際より限定的に感じられているのではないかと思います。しかし、入社してみると、新しいことに挑戦できる環境があり、またチャレンジしたいその人を後押しする風土がある会社だということを体感できます。
実際に働くメンバーと話し、理解が深まるほど魅力を感じられる会社です。私が感じているNTTデータの魅力をここですべてお伝えすることは難しいので、 talentbookやオウンドメディアのUPtoDATA、採用イベントへの参加、カジュアル面談など、さまざまな手段を活用し、NTTデータや社員の情報にたくさん触れていただきたいです。
出典:talentbook「株式会社NTTデータ」(2023年8月23日公開)より転載