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保険業界の未来を顧客とともに描き、生活者起点で新たな価値を創出する保険ITサービス事業部の挑戦

「保険業界と異業種を繋ぎ、生活者起点で社会課題を解決する」というビジョンを掲げる保険ITサービス事業部。SI、ソフトウェア、プラットフォーム、BPOの4つのアセットを強みとし、生保、損保、共済業界だけでなく、銀行やクレジットカード、ヘルスケアなど、あらゆる業界との共創を模索しながら、特定の顧客企業に向けたシステム開発に限定されない、保険業界全体への価値創造に取り組んでいます。
経験者採用にも注力し、社内でも若手が多く集まる同事業部では、ITや保険の業界経験者はもちろん、異業種出身の社員も多数活躍中。保険ITサービス事業部でできる成長や事業部が目指す未来の姿について、事業部長の毛利が語ります。

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多様化する業界課題を解決するカギは生活者起点のサービス創出

NTTデータの保険ITサービス事業部が特定の企業に向けたシステム開発ではなく、保険業界全体に向けた価値創造を目指す理由。その背景にはユーザーニーズと社会課題の多様化があります。保険商品の特性、売り方、そして生活者が保険に加入する理由も多様化していくなかで生活者のニーズに応えていくためには、業界を超えた課題解決方法の創出が必要であると事業部長の毛利は語ります。

世の中の多くの課題は、今や一企業、一業界の力で解決できるものではなくなってきています。NTTデータが持つアセットと知見を活かし、生活者を起点とした課題解決を目指すのが私たちのミッションです。

アセットベースのサービス提供型組織として、システムの開発・保守だけでなく新規ビジネスの創発に向けたコンサルティングや企画までを手がけられることが保険ITサービス事業部の大きな強み。マーケット全体の「Foresight」を顧客企業とともに描きながら、NTTデータのアセットを組み合わせて実現していく過程に、大きなやりがいがあります。

複数の保険会社、共済団体、保険代理店などのお客様とともに、保険業界がどうなっていくのかを考えていけることが醍醐味です。ある企業やサービスにおける変化が業界内でどのように影響し新たな変化を生むのか、それが生活者にどんな利便性を与えるのかというビジネス環境全体で物事をとらえられることに、私自身も面白さを感じています。

「『Foresight』は誰かが描くのではなく、一人ひとりの考えの結集であることが理想」と毛利が語るように、保険ITサービス事業部では、社員一人ひとりもまた生活者としての視点を忘れないことを大切にしています。目の前のシステム品質に注力していくことも大切にしながら、システムを実際に使う人々の目線が重要であると言います。

『こうなるともっと便利だな』という、生活者としてのナチュラルな気持ちを忘れないようにしていますね。「生活者起点」という言葉をビジョンに入れているのもそのためです。私たちが開発しているサービスが生活者にどんなメリットをもたらし、世の中を便利にしていくのか。それをマネージャとして自ら発信することを心がけています。

新しい強みを獲得し組み合わせることが組織と個人の成長に繋がる

ミッション実現に向け経験者採用に注力するITサービス事業部は、社内でも平均年齢が若く活気があふれています。経験者採用で入社した社員の比率が社内でも高く、IT業界の経験者はもちろん、保険業界、金融業界、その他のさまざまな業界出身者の個性が混ざり合い、カルチャーが変化している過渡期にあります。

ITエンジニア、営業、コンサルタントなど、さまざまな職種において経験者採用の社員が活躍しています。活躍する社員に共通しているのは、どのような点か。それはNTTデータのナレッジやITスキルを主体的に吸収し、前職までに培った経験と掛け合わせて価値を生み出せる力だと毛利は語ります。

組織に多様性が生まれることによって、ケイパビリティが広がるとともに、創造性が高まります。今ある強みに固執せず、新しい強みを獲得し、組み合わせることによってさらに成長できるのは組織も個人も同じです。もちろん自ら主体的にITスキルをキャッチアップしていく力は必要になりますが、これまで培った経験にNTTデータが持つナレッジを掛け合わせて成長したい方を私たちは歓迎しています。

そして同じく大切となるのは、周囲を巻き込み、お互いの力を発揮し合いながら物事を前に進める力。個人の力や単一のアセットの力だけでは容易に解決できない課題ばかりであるからこそ、さまざまな価値を融合させながら課題解決を推進できる人財にとって、大きな活躍のチャンスがあります。

NTTデータには数多くのアセットがあり、解決できる課題の種類も非常に多くあります。しかし課題やニーズが複雑化している今、何かをやればすぐに結果が出るとは限りません。だからこそ私たちは多様な人財に入社いただき、一緒に新しい価値を生み出してほしいと考えています。入社いただく方には、今の私たちには思いつけないことを思いついてほしいんです。多くの人財が集まることの価値は、まさにそこにありますから。そしてそのアイディアをみんなの前に積み上げて、大きな価値にしていける人が増えてほしいと思います。

多様なアセットを複合し、描いた未来の実現を目指す大きなやりがい

保険ITサービス事業部が描く戦略。それはNTTデータの強みであるさまざまな業界・業態へのケイパビリティを活用した新しいデジタルアセットベース・ビジネスの共創の推進です。保険業界の生産性向上をAI活用で実現する仮想知的デジタル・ワーカー「デジタル従業員」などを例として、数多くのプロジェクトが推進されています。

また従来のシステムによるソリューションにとどまらず、システムの価値を生活者に届けるラストワンマイルを埋めるため「ヒト」の力を提供するBPOも開始。多様化するサービスを補完するためにAI活用にも注力し、「システム×ヒト×AI」をベストミックスしたサービス提供も模索しています。その背景には顧客企業とともに大きな課題に向き合い、ともに未来を描くという想いがあります。

複雑化する社会課題を解決するためにはアセットベースで考えるのではなく、経営課題や業界課題に向き合う必要があります。我々は少し先の未来としてForesightを描いてお客様と共有し、その実現に向けたロードマップをともに歩むことを目指しています。

そして描いたForesightの実現を裏付けるのは、NTTデータが培ってきた強固なアセットです。

Foresightが企業にとってどんな意味があるかを伝えられることが重要です。企業も生活者も便利になる未来をきれいに描くだけではなく、その未来にたどり着くために今何をしなければならないかという具体的な話が両方できることで実現に繋がります。そしてNTTデータの数多くのアセットがあるからこそ、説得力と実行力を伴った未来を描き、実現していくことができると考えています。Foresightコンサルティングとアセットを柱として、一つの形にとらわれないさまざまなプロジェクトを経験できるのが、私たちの仕事の大きなやりがいだと感じています。

脈々と積み上げられてきた高いエンジニアリング力をベースとし、保険業界の課題解決と生活者の利便性を実現するためのさまざまなプロジェクトに挑戦できることが、保険ITサービス事業部ならではの醍醐味だと言えるでしょう。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです