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異業種からの挑戦を支えるのは誠実さと成長意欲──新天地で見つけた活躍のフィールド

2020年に経験者採用でNTTデータへ入社し、大手電力会社を顧客とした営業に携わっている栗本 鉄也。誠実さを胸に周囲と向き合い、豊かな経験と知見を糧に事業を推進しています。ファーストキャリアからずっと営業に携わる栗本が、これまでの道のりや現在のミッション、NTTデータの魅力について語ります。

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「成長できる場に身を置きたい」と営業を志望──向上心で切り拓いてきたキャリア

2社でのキャリアを経て、2020年にNTTデータへ入社し、テレコム・ユーティリティ事業本部のユーティリティ事業部にて企画営業を担当している栗本。ファーストキャリアからこれまで一貫して営業に携わっています。

就職活動をしているときから営業志望でした。人前で話すことが苦手だったので、社会人になったら克服したいという思いがあったんです。

新卒で入社したのは乳製品を扱うメーカーで、飲食店や洋菓子店、ホテルなどに業務用の乳製品を販売する法人営業に5年間携わりました。その後、栗本が新たなキャリアとして選んだのは地方の電力会社です。

当時、電力自由化というキーワードが社会で聞かれ始めたころで、これから明るい展望が見込めるのではないかと思いました。2010年に入社し、2015年には翌年の電力全面自由化に向けて東京支社へ異動しました。ミッションは東京での電力小売です。

自ら希望して異動したものの、当初はまったくうまくいきませんでした。地方の電力会社は東京での知名度がありません。街でのビラ配りから始め、企業とのアライアンスなどを通じて少しずつ知名度をあげていきました。

同時に、メンバーの意識改革にも栗本は注力しました。東京支社の限られた人員が熱量高く仕事に臨めるよう、ミッションの説明などを通じ、社内に向けた草の根活動を積み重ねていきました。

こうした社内外での努力の結果、業界新聞に毎月掲載される企業の電力販売量ランキングにおいて全国トップ10にランクイン。栗本は大きな手応えを感じ、営業としてさらに成長したいと考えるようになりました。思案する中で候補に挙がったのがNTTデータへの転職です。

さらなる成長の場を求めてキャリアチェンジ──経験を活かし、ビジネスを推進していく

どんな仕事が営業としてスキルアップできるか調べていたときに出合ったのがNTTデータでした。はじめは転職するつもりはなかったのですが、調べていくうちに働いてみたいと思うようになりました。

SIerという業種の性質上、お客様に対して完全なオーダーメイドで営業する必要があり、自分にとってチャレンジングだろうと感じる一方で、そういったスキルを伸ばして成長したいと思ったことが志望の理由です。

また、これまでエネルギー領域に携わっていたことから、同じ社会インフラである通信領域に携われるNTTデータに対して、マインドの近さを感じたことも挙げられます。面接の際に電力業界の営業に注力しているという話を聞いて、これまでの経験が活かせそうだとも思いました。

入社後から栗本が担当しているのは、大手電力会社の小売会社を対象とした営業です。会員向けWebサイトの改修などに携わり、開発と連携して進めています。

必要な要件をお客様と話しあい、見積もり提示、契約調整など窓口としての対応をすることが私たちの役割です。場合によっては国や業界の議論を受けて、私たちから提案することもあります。

前職の経験から、国や業界の動きをキャッチしやすいのはメリットだと感じています。業界の風土や構造に対する知見もあるので、バックボーンまで理解しながらお客様に対応できることは経験者ならではかもしれません。

同時に、栗本は新規領域への進出や新規ビジネスの創出も担当しています。お客様と一緒に新しい事業を作り出すことはもちろん、ビジネスチャンスを新たな企業や業界へと広げていくこともミッションです。

NTTデータには豊富なリソースがあります。やりたいことがあれば、AIやドローンなどいろいろなものを使って新たなビジネスを創出できる環境です。こういったリソースをフル活用し、営業としてもっと成長していきたいですね。

さらなるスキルアップをめざして日々奮闘する栗本ですが、実は入社後にぶつかっていたひとつの壁がありました。

「あなたはどうしたい?」──それぞれの思いに耳を傾け、尊重してくれる文化がある

▲プライベートでは子どもたちに野球の指導をしています

打ち合わせなどで「あなたはどうしたい?」「あなたの思いは?」という問いを日々投げかけられるんです。しかしこれまでのキャリアではそういったことを聞かれる場面がほとんどなく、深く考えたこともありませんでした。問われるからには何か答えなければと思いましたが、最初はなかなかうまく答えられず……。今ではずいぶんと慣れ、自分の想いを語ることができるようになってきました。自分自身でも成長したと感じるところです。

常に考えを求められるのはNTTデータらしさだと感じている栗本。あわせて、一人ひとりの想いや意見を尊重してくれる魅力的な風土だと話します。

年次や役職にかかわらず、やってみたいことがあれば提案し、話を聞いてもらえます。その上で意見やアドバイスをもらうことはありますが、最初から否定されることはありません。私も社内的な事務処理作業を削減する仕組みを提案し、採用してもらえました。

また、真面目な人が多く、求められたことを高いレベルでやり遂げる人財が多いことも栗本にとっては魅力のひとつです。お客様から「NTTデータに任せておけば安心だよね」という言葉をかけられるたび、組織として評価されていると感じられる、と振り返ります。

そんな環境のNTTデータで働くにあたって、栗本が大切にしていることは誠実さです。それは、これまでのキャリアでもずっと意識してきたキーワードでした。

誠実な姿勢でお客様と向き合うことで、信用をいただいてきました。第一印象があまり明るいタイプではないことから、粘り強くコミュニケーションを続けることを意識しています。じっくりとお客様と向き合っていると懐に入れたと感じる瞬間があり、それが醍醐味であり、やりがいですね。

ゼロから価値を生み出し、やり遂げられるフィールドで、より高みをめざしたい

これまでのキャリアで多彩な領域に関わりながらも、営業という一貫した軸を持って歩みを進めてきた栗本。NTTデータへ入社したときに抱いた、営業として成長したいという想いは変わらず抱き続けています。

今は自分がやりたいことを主張し、発信していくことが大事だと思います。自分でゼロから作り上げなければならないのは大変ですが、それをやり遂げられるフィールドがNTTデータにはあり、それは営業として成長できる環境だと感じています。

まだ成長過程だと話す栗本がめざすのは、「この人に相談すればなんとかなる」と思ってもらえるビジネスパーソンです。

営業はお客様だけでなく、社内のスタッフや上層部、ベンダーさんなどさまざまなステークホルダーと関わる職種です。それゆえに周囲からの期待や重圧もありますが、それぞれの意見を取りまとめながら最適解を導けたときには大きなやりがいを感じます。営業としてもっとも難しい部分ではあるものの、そういったスキルを磨き、頼られる存在になりたいと思っています。

これまでのキャリアに甘んじることなく、営業としてさらにステップアップしていきたいと考えている栗本。NTTデータには、今までの経歴に関わらず挑戦できる風土があり、活躍できるフィールドは広いと考えています。

入社を希望するにあたって、ITやデジタルに関する知識が薄く不安に感じる方は多いかもしれませんが、やりたいことや想いがあればあまり気にしなくてもいいのかなと思います。

たしかに私も入社当時はITリテラシーが高いとは言えず、現在も勉強を続ける日々です。しかし、仕事の肝となるのは新しいビジネスや価値を生み出すこと。これまでの経験や経歴にこだわることなく、チャレンジできるのではないでしょうか。

真摯な姿勢でお客様と対話を重ね、また、成長をめざして努力を尽くし、栗本は営業としてのキャリアを着実に積み上げてきました。豊かな経験と知見も相まって、今では社内外からの信頼を集める存在となっています。ひたすらに前へと進む栗本は、これからのNTTデータを支え、牽引していくはずです。

出典:talentbook「株式会社NTTデータ」(2023年3月31日公開)より転載

※掲載記事の内容は、取材当時のものです