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お客様が求めるインフラ構築の高みをめざし、たどり着いたのはNTTデータだった

NTTデータのデジタルソサエティ事業部にて、公共分野の基盤開発に特化した横断型組織のリーダーを務める桑原 健吾。長年インフラエンジニアとして最前線に立ってきた桑原が仕事で大切にしてきたマインドや経験とは。NTTデータにたどり着くまでの道のりと思い描く未来像を語ります。

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主体的に考え、相手の求めるものを提供する姿勢は昔から変わらない

NTTデータのデジタルソサエティ事業部で、事業部を横断した基盤スペシャリストチームのリーダーを務める桑原。より良いデジタル社会を実現することをめざし、現在はマイナンバーに関わるシステムの基盤開発や機能改善を担当しています。

桑原がIT領域に興味を抱いたきっかけは、学生時代の工学系の研究です。膨大な量のデータを集計する手段として、独学でプログラミングを学び始めました。技術の追求にのめり込み、Webサーバーの構築などにもチャレンジするうちに、IT企業への就職を考えるようになりました。

研究領域を活かすならば他の選択肢がありましたが、興味を抱いたコンピューターの分野に関わりたいという想いが強く、就職活動対象はSIerに絞りました。その中でも特に現場で技術を学べると感じて選んだのが、大手SIerのグループ会社です。技術を要する実質的な業務に携われる会社であったことと、採用担当者の熱意に惹かれて入社を決めました。

会社の中で最も勢いのある部署に配属してほしい。自らそう希望した桑原は、当時急速にシェアを拡大していたインフラ開発部門に配属されます。

入社して1~2カ月した頃、大手製造業の案件で現地のプライムリーダーから「裏方ではもったいないから、親会社の立場としての業務も任せたい」と言われ、主体的に業務のことを考えながら動くようになりました。

もともと独立心が強かったこともあり、自らお客様が求める職務や立場を理解し、仕事を進めるスタイルを入社当初から確立していたと思います。

相手の視点から最適解を導く仕事ぶりは社内で高く評価され、桑原は周囲から厚く信頼されるようになりました。しかし、その信頼の結果助けを求められたある案件で、印象的な“失敗”を経験します。

個人だけではできないことを知り、チームで挑むことの大切さを学んだ

リリース後に深刻な不具合が発見されたある案件に、途中からアサインされる形で携わったことがあります。お客様の信頼を損なわないよう、現場担当者や専門領域のパートナーさんなどを巻き込み、原因調査と改修にあたりました。

あとはもうリリースするのみというところまでは進行したのですが、最後の最後で現場の人間関係による問題が生じ、なんとかリリース作業を完遂しようとタイムリミットが迫る中、途中から自分が巻き取った結果、リリースそのものが失敗してしまったのです。

最後まであきらめなかった桑原の姿勢に対して、お客様からは一定の評価があったものの、現場からの心ない言葉も耳に届きました。傷心の経験から、桑原はある学びを得ます。

スーパーマンが一人いても、チームは成り立たないということを痛感しました。私はあの案件のすべてを把握する唯一の人間で、現場ではたったひとり会社の責任を担っているような状況でした。もっとチーム全体で知識やスキルを共有して、他のメンバーの感情や状況の理解に努めていれば、最後のミスも全員でフォローできたかもしれません。

個人の成長から、チームの成長へと着眼点が変化した桑原は、そこからまたさまざまな案件を経験していきます。そして、ある案件を成功に導いた体験が、自身のキャリアに大きな転機をもたらすことになります。

大手IT企業5社がコンソーシアムを形成して挑んだマイナンバーのシステム案件に、親会社の看板を背負って基盤担当リーダーという役割で参画しました。中核的な役割を担ったそのプロジェクトの成功は、確かな自信につながったと思います。

一方、グループ会社に所属する自身の立場では、お客様の本質的な課題を解決するのには限界があると感じ始めていたのもこの頃です。また、より自由度の高いSIerに所属したほうが、エンジニアのキャリアとして良い選択だとも考えていました。

ここまで培った自信を踏まえて、案件の責任をすべて引き受ける覚悟ができた感覚が芽生えたため、転職を決めました。

新天地で任された横断型組織で人と人をつなげ、チーム全体を育てる

▲趣味は釣り。豪雨の中で釣り上げた自己記録55cmのブラックバス

2018年、桑原はNTTデータへと転職を果たしました。その決断の背景には、マイナンバーのシステム案件がありました。

マイナンバーのシステムづくりで連携した5社のうちの1社がNTTデータです。あの案件を通じて、開発の方法論や働き方、社内の雰囲気などについて深く知ることができていたので、転職先は連携した企業の中から選ぼうと決めていました。

その中でもNTTデータに惹かれたのは、プロジェクト内の基盤開発分野で最も強い役割を果たしていたからです。また、開発の品質が高く、最適化されたプロセスに基づいた開発環境が、私にはとても合っていると感じました。

ちょうどそのタイミングでマイナンバー経験者の人財募集がかかっていたので、渡りに船という感じで応募したんです。NTTデータ側でも私のことを認識していたので、お互いWin-Winな形で入社することができました。

入社後、桑原はマイナンバーに関わるさまざまな機能開発やシステム改善に携わっています。さらに2022年4月に公共事業分野の基盤担当者を統合したチームが新設され、桑原はそのリーダーを務めることになりました。同チームは技術を提供するだけでなく、プロジェクトに入り、デザイン、構築、リリース、保守に至るまでの基盤開発を一手に担う、部門横断型組織です。

公共分野における基盤、特にクラウド開発の重要性を訴求していくことが私たちの役割だと考えています。そのために、まずクラウドを中心とした基盤開発技術を深め、各案件の品質と生産性の向上に寄与していきたいです。

私たちが扱うマイナンバーは、つなげる、そしてつながることが根幹にあるインフラサービスだと考えています。そして、そのサービス具現化にはつなげるための基盤ネットワークが必要不可欠です。

私はそのシステム全体を横断的に俯瞰しつつ、各業務担当者にそれぞれの業務がどこにつながっているのか、また、効率的に進めるための最適解は何かなどを伝えています。これまでの知識や経験を活かし、社内の人と人をつなげることも、私の重要な役割のひとつだと考えています。

常に先端へ──そのおもしろさを感じられるNTTデータで

自身の経験を活かす場としてNTTデータを選んだ桑原は、横断型組織のリードを通じ、社会をより良くするシステムをゼロからデザインするという新たな挑戦を始めています。その体験を象徴するのは、あるひとつの言葉です。

私はオン・ザ・エッジというフレーズをよく用います。本来は「身を乗り出して」という意味だそうですが、勢いや若さといった解釈でもよく使われますね。

お客様が求めるシステムのアーキテクチャを自らデザインし、さまざまなステークホルダーをつなげる。プロジェクトとしても最先端だし、立場としてもエッジに立って領域を推し進めている。その感覚は、まさにオン・ザ・エッジという言葉に近いと思います。身を乗り出して挑戦する日々にワクワクしながら、今の仕事に取り組んでいます。

入社前は新卒入社のメンバーのほうが優遇される環境を想像していたと振り返る桑原。実際に入社してわかったことは、これまでの経験や実績、そこから得た知識を適切に評価してくれる環境であるということでした。

社内での有識者への期待値は高く、異なるバックボーンだからこそ出てくるアイデアやこれまでの知見を共有することで、社内評価が高まっていきました。入社当時から「自分がNTTデータだ」という気持ちで一つひとつの案件に丁寧に向き合ってきたこともあり、ネガティブなギャップを感じることなくここまで来られました。

今後は横断組織強化に取り組みつつ、複数案件に活用できるようなアセット作り、先進的技術の検証なども進めていきたいと考えています。お客様のニーズを予見し、先取りした提案ができるような応用性を高めたいですね。また、自身は公共分野で培ったノウハウを他分野に提供し、コンサルテーションするような立場になっていきたいです。

前職での学びを活かし、かつ新たな領域へと広げていく。“オン・ザ・エッジ”の姿勢で仕事に臨む桑原にとって、NTTデータへの転職は最適な選択だったのでしょう。マイナンバーを通じたインフラサービスのデザインと横断組織づくりの先には、まだ見ぬ世界の先端が見えてくるのかもしれません。

出典:talentbook「株式会社NTTデータ」(2022年7月20日公開)より転載

※掲載記事の内容は、取材当時のものです