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“PMのプロフェッショナルとして”業界や領域を超えてあらゆるプロジェクトを成功へと導く卓越した人財へ。

プロジェクトマネジメントユニット(以下、PMU)は、急速に変化するビジネス環境の中で、顧客の課題解決やビジネス変革のリードができる”PMのプロフェッショナル人財”を育成するために、各業界で活躍してきたPM人財を集結させ設立しました。NTTデータで培ってきたPMスキルや業界知見を集約・展開し、業界問わずさまざまなプロジェクトへの横断的なPM支援と、次世代のPM人財の育成を目指しています。今回は、課長として組織を牽引している平塚と、若手PMとして最前線で活躍する奈良と矢嶋に、組織の魅力や仕事の醍醐味、今後のビジョンを語ってもらいました。

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業界特化型から横断型へ。NTTデータのPM力を飛躍的に進化させる専門部隊

PMUの使命は、特定の業界にとどまらず、さまざまな業界や顧客のプロジェクトを経験し、幅広いポータブルスキルを持つPMを育成すること。課長を務める平塚はそう語ります。

NTTデータのPM力は、間違いなく大きな武器であり続けてきました。一方、現在では専門分野の幅やキャリアの選択肢が、昔より格段に広がっています。それは当社にとって歓迎すべきことである反面、相対的にPM人財の強化もまた重要性を増しています。個が理想とするPM人財へ成長すべく幅広いアサインの機会を創出するとともに、当社のPM人財が保有するノウハウを集約し、組織としてのPM力を高めていくことが、PMUが発足した目的の一つです。

多様なケーパビリティを持つPM人財が集結することで、組織の能力が飛躍的に向上し、提供できる価値の質と幅が拡大しています。

さまざまなプロジェクトを経験してベストプラクティスを実現できる人財や、マネジメント手法をモダナイズ化できる人財が、参画先のプロジェクトに良い変化を与える。それがPMUの存在意義の一つだと思っています。従来のPM力にモダンなマネジメントツールやアセットを掛け合わせて、プロジェクトに価値提供ができることが私たちの強みです。

PMUにはPMとしてのキャリアを志向する若手人財が、成長機会を求めて集まっています。組織発足時から所属している奈良は、これまで経験した業界の枠を超え、幅広い経験を積めていることを実感しています。

私は元々幅広いことに興味を持つタイプで、学生時代の経験から自身には”リード役”が合っていると感じていました。入社してからシステム開発に携わる中で、全体を俯瞰し、幅広い専門分野のメンバーと連携を取りながら、自ら中心となってプロジェクトを推進していくPMの在り方に惹かれました。PMとしてキャリアを積むにあたり、スキルや視野をより広げたいと思いPMUへの異動を希望しました。
特定の業界や手法にとらわれず、さまざまな開発プロセスやプロジェクトの進め方を経験できるこの組織は、NTTデータが持つPMノウハウを幅広く吸収できる環境だと感じています。

矢嶋も奈良と同じく、さまざまな開発現場や開発プロセスを経験したいという想いがありました。

大規模な開発案件に携わった際、上位PMが困難なプロジェクトの状況を的確に把握し、マネジメントして成功へ導いたことがありました。その姿を見て、いつか私もPMのプロフェッショナルになりたいと感じました。PM専門の組織ができたと聞き、PMとして確実に成長するためPMUへの異動を希望しました。
業界や領域、専門性が異なるPMのプロフェッショナル人財が多く活躍しているPMUであれば、その中でもより豊富な学びや経験を得ることができ、磨きのかかったPMへとキャリアアップしていけると思います。

卓越した専門性と汎用性を兼ね備えたPM力を育む組織へ

PM人財の育成は、まさにNTTデータのDNAとも言える取り組みです。奈良も矢嶋も、若手のころからPMに挑戦し、周りのサポートを受けながらその過程で大きく成長してきました。
奈良はPMUに異動し、よりチャレンジングなプロジェクトに関わる機会が増えたことで、PMとして大きく成長したと語ります。

現在はNTTデータ内で新規超大型案件として立ち上がったプロジェクトに参画しています。立ち上げフェーズにおいて、プロジェクトを円滑に進めていくための”ルールづくり”を行っています。
業務ごとに多数の開発チームに分かれてシステム開発を行うのですが、それぞれが共通の基準や考え方で開発を進めていけるように、全チームが指針とするプロジェクト計画書をお客様やNTTデータの開発リーダーたちと会話しながら作成するのが主な業務です。
今まで経験してこなかった業界ですが、PMUにはさまざまなバックボーンを持ったPMが所属しているため、意見をもらったりノウハウをレクチャーしてもらったりする機会が豊富にあります。それらを現在のプロジェクトで実践しながら経験を積むことで、PMとしての成長も感じられています。

奈良の言葉に、矢嶋も大きく頷きます。

私は大規模プロジェクトに参画していた際に、上位PMからのサポートを受けながらPMとしての基礎的なスキルを学びました。現在のお客様は、公営競技関連の組織です。サービス利用者の公平性を高めるためのシステム化の提案を行い、プロジェクト発足後はPMとして従事しています。提案活動ではお客様との検討経緯を迅速に把握し、開発工程では過去の手法を把握しつつ、より適したマネジメント手法を模索しながら推進しています。これまで縁のなかった公営競技などのエンターテイメント業界において、新たなお客様とのコミュニケーションを一から構築する必要がありましたが、業界知識を迅速にキャッチアップし、積極的に行動することで、早期に信頼関係を築くことができたと感じています。

平塚は、一人ひとりがPMとしてのプロフェッショナリティを高めることで、PMUの使命を実現していると語ります。

業界に特化してPM経験を積んだ彼らも、PMUで他の業界を経験することで、実はどの業界でも通用するPMスキルが身についていたことに気づいたと思います。PM力というのは明確なポータブルスキルです。私たちにとっては基本行動であっても、実際には非常に高度で高品質なPM力を発揮していると思います。数億円規模のプロジェクトをマネジメントできる人財はIT業界全体でも非常に高い価値がありますので、彼らを含めと多くの人財が育ち、あらゆるプロジェクトを成功へ導く組織へと発展させていきたいと思います。

PM人財のキャリアパスを切り拓くため、絶え間ない挑戦を続けていく

PMの醍醐味はプロジェクトの顔として多くのステークホルダーと対峙し、リーダーシップと戦略的な思考を発揮することにあります。矢嶋は、今後も専門性を高め顧客へ卓越した価値を提供していきたいと言います。

PMは責任が大きい仕事ですが、プロジェクトの顔として社内外のさまざまな人たちと深く関われることにやりがいを感じています。コミュニケーション力を最大限発揮しながら、ビジネスパーソンとしても個人としても大きく成長していきたいです。今後は幅広いプロジェクトで経験を積み、良いと思った手法やノウハウを積極的に吸収しながら、PMとしての専門性を強みとし、幅広い分野やお客様を相手に活躍できる人財になりたいと考えています。

奈良もまた、PMだからこそ得られる魅力について想いを語りました。

PMの仕事には二つの大きな魅力があります。一つは、チームで大きなプロジェクトに挑戦できることです。自分一人では達成できない大きな仕事でも、チームメンバーの能力を結集すれば成し遂げられることに充実感を感じますね。もう一つは、自ら戦略的に計画を立てられることです。プロジェクトの成功に向けて適切なリソースを配置し、効率的な進行を支えるプロセスを整える中で、その成果を実感できることが魅力です。中長期的には、「システム開発のマネジメント」にとどまらず、顧客のビジネス戦略検討からプロジェクト企画の伴走も含めた一気通貫のマネジメントができるようになりたいです。

PMUとしての提供価値は、これからも広がっていきます。平塚は、従来のようなキャリアパスだけでなく、PM人財の新しい入口となる構想を口にしました。

PMUは立ち上がってからまだ1年少しと発展途上の組織であり、今後どのように成長し提供価値を最大化していくかを日々検討しています。また、私たちのさらなるチャレンジは、ネイティブなPMの育成です。従来型の「プロジェクトメンバーを経験してからPMになる」というキャリアではなく、最初からPMを経験するキャリアを作ることで、プロジェクトマネジメントに特化した人財を育成できないかと考えています。生粋のPM志向の人財の入口になるような組織になると面白いよね、などと話しているところです。
日々変化するビジネスの中で、私たちもこれまでの在り方から変化することが求められています。その変化とPM一人ひとりのキャリア実現が合わさり、組織がさらに発展していく未来を、楽しい想像も交えながら構想していきたいですね。

NTTデータのコアとなるDNAを受け継ぎ、さらに発展させていくためのPMUの取り組みは、今後さらに大きく飛躍していくことが期待されています。

※掲載記事の内容は、取材当時のものです