複数の業界を横断し、CXの向上に特化した組織へ

――組織再編をした「デジタルエクスペリエンス事業部」の成り立ちを教えてください。
2024年7月に組織再編が行われ、「モバイルビジネス事業部」と「ユーティリティビジネス事業部」のCX領域を切り出して「デジタルエクスペリエンス事業部」へと移行しました。モバイルビジネス事業部・ユーティリティビジネス事業部では、企業アカウントごとに切り分けたシステムやサービス開発を行っていましたが、個別のお客様を専任することによる専門性の高さや連携のしやすさなどのメリットの一方で、ノウハウの提供先が特定の分野に閉じてしまうデメリットも抱えていました。
そこで、もともとCXのデザインやアジリティの高い開発を追求していたチームを集め、業界を横断してCXの向上を追求していこうという狙いのもと、デジタルエクスペリエンス事業部として新たなスタートを切ったのです。お客様はモバイルキャリア様や、電気・ガスなどのエネルギー企業様など、生活に欠かすことのできない社会インフラを担う企業が中心です。社会的貢献度の高いダイナミックな仕事に携わることができます。
ユーザーとの接点から得られたデータを元に、さらなる顧客体験向上を目指す

――事業部が掲げるミッションは何でしょうか。
私たちは、スマートフォンアプリやWebサイトのUI/UX設計・開発や、データ分析基盤の開発・運用維持など、お客様とエンドユーザーとの接点におけるさまざまなご支援を行っています。事業部の中は大きく分けて2部門で構成されており、フロントエンドのシステムやサービスを開発する部門と、データ分析の仕組みを開発し提供する部門です。アプリなどのサービスを通じてユーザーとの接点をつくり、そこで得たデータを活用して、顧客体験の向上を目指しています。
今やシステムやサービスをつくって終わりではなく、その先が重要な時代です。特にCX領域はユーザーが実際に手に触れ、使ってこそ、サービスとしての真価や改善すべき課題・問題点が浮き彫りになります。さらに、ユーザーのニーズや社会のトレンドは目まぐるしく変化し続けています。そうした中で私たちは、常に新しい情報にアンテナを張り、これから何が求められるのかを先回りで捉える必要があります。先を見据え、さらなる顧客体験向上につながるシステムやサービスを提供し、お客様のビジネスに貢献することが私たちのミッションです。
アジャイル開発と最新クラウド技術によるCX向上を追求する

――事業部の特徴や働く魅力を教えてください。
私たちのスローガンは「Go for it !」。「まずはやっちゃえ!」というスタンスを大事にしています。変化のスピードが速いからこそ、考えることに時間をかけすぎず、試行を繰り返しながらプロジェクトを進めています。当事業部ではアジャイル開発のプロジェクトが大多数を占めており、NTTデータ内では珍しいと言えるでしょう。アジャイル開発の中で、試行してそこで生まれたデータを元に改善を繰り返していくのです。
またアジリティを確保するため、AWS、Azure、GCPをはじめとするパブリッククラウドを活用し、クラウド技術を積極的に取り入れることも大事にしています。各クラウドベンダーと密接に連携し、共同で研修を開発したりプライベートセミナーを実施したりもしています。より専門性の高い技術の習得や、リリース前の最先端技術のキャッチアップも可能です。
さらにNTTデータには、決して止めることのできない社会インフラ分野を長年にわたり支えて続けてきた実績があり、当事業部もその高可用性や高信頼性を作りこむ技術を受け継いでいます。非機能性を確保しながらも、数千万人にも上るユーザーの顧客体験を創出できることは、当事業部だからこそ味わえる醍醐味です。
活躍できる人財は、強い好奇心と現状への疑問を持ち、能動的に変化を生み出せる人

――どのような方が活躍できるでしょうか。
当事業部のメンバーを見ていて感じるのは、実年齢を問わず「感性が若い」ということ。世界中で日々新しい技術やサービスが生まれ続ける中で、「まずは触ってみよう」という強い好奇心を持てる方は特にマッチする文化です。
また、「現状に疑問を持つ」という姿勢も大事です。今ある仕組みや技術はあくまで過去に出来上がったもの。今の状況に照らしたときにそれが本当に最適なのか、もっと改善できることはないか、を常に考え、「まずやってみよう」とあまり重く考えずにアクションへとつなげて欲しいですね。ときには理屈よりも良い意味で感情を優先して動ける方は、より活躍しやすいように思います。
当事業部において理想的なパーソナリティを語るとき、「アジリティ(敏捷性)」や「柔軟性」というキーワードがよく挙がります。それは、突き詰めれば「能動的」ということ。受動的に変化を受け入れるのではなく、ちょっとくらい自己中心的になってもいいから周りを巻き込み変化を起こせる方と、ぜひ一緒に働きたいですね。
業界を超えた連携をリードできる組織へ。お客様にとって唯一無二のパートナーへ

――今後、どのような組織にしていきたいですか。
NTTデータの強みの一つが、多種多様な業界のお客様に貢献していること。通信・電気・ガスといった公共インフラの企業様に向けた現在の当事業部の枠組みから、お客様が業界を超えて異業種と連携すうことをリードできるような組織へと進化していきたいと考えています。NTTデータの各組織を通じてお客様と異業種をつなげ、それぞれが持つ商材や技術・ノウハウを掛け合わせることで、さらに多くの価値を提供できると期待しています。また、ニーズありきの受け身な姿勢ではなく、お客様をリードし新たなビジネスを生み出していける、唯一無二のパートナーへと成長していきたいと考えています。
NTTデータと聞くと「固い」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、当事業部を覗いてみれば良い意味でギャップを感じると思います。気さくな人柄のメンバーが多く、年齢や役職などにとらわれず、コミュニケーションも活発。一人ひとりの「やってみよう」が第一にあり、その実現のために既存の仕組みやルールを変革することが歓迎されることも多くあります。日本全体に影響を与えられる仕事に携わりながらも、ベンチャーのようなチャレンジができる組織です。あなたの仕事人生において、特別に印象深い経験ができることをお約束します。さぁ、一緒に、やってみましょう。