- 導入目的
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- ・サプライヤ企業の取り組み状況の可視化
- ・実現可能なScope3カテゴリ1削減策の立案
- 導入前の課題
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- ・すべてのサプライヤ企業の取り組み状況の把握が困難
- ・Excel管理による算定結果品質の確保
- 導入理由
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- ・グローバルスタンダードに則った持続可能な社会に貢献できるシステム
- ・安定的な品質確保だけでなく、削減計画の方向性を整理可能
- ・Scope3カテゴリ1のGHG排出量を効率的かつ安定的に把握する仕組みを具備
導入のきっかけ
~サプライヤの情報収集などの効率化とExcelからの脱却による品質向上に課題~
TDCソフトグループは、中期経営計画(2022-2024)において、『Shift to the Smart SI Plus』をビジョンとして掲げ、「市場の潜在ニーズを捉え、デジタル技術や新たな潮流に対応した次世代型のシステムインテグレーション事業へと進化することで、スマートな社会の実現に貢献する」ことを目指しています。今後、気象災害等の増加により、あらゆる業界で気候変動による事業継続リスクの高まりが懸念されます。当社グループが目指すスマートな社会の実現には、サステナブル経営への取り組みが不可欠であると考えていました。
システムインテグレーターである当社のビジネス領域においては、環境課題に直結する取引の割合が限られており、排出量の多くを占めるScope3カテゴリ1の算定が課題でした。しかし、サプライチェーン全体で環境への影響を把握するためには、全てのサプライヤ様との協働が不可欠です。とはいえ、全てのサプライヤ様の取り組み状況を把握することは容易ではなく、お互いにとって効率的な方法を模索していました。当初はExcelでグループ各社の数値を集計していたため、安定的な品質確保も課題となっていました。
導入理由
~実現可能なScope3カテゴリ1削減に向け「総排出量配分方式」を用いた算定方式が決め手に~
C-Turtleは、グローバルな規範を踏まえてシステム化されており、安定的な品質確保だけでなく、削減計画の方向性も示してくれます。特に、Scope3カテゴリ1の算定に課題を抱えていましたが、C-Turtleの導入により解決することができました。調達に関するグローバルな規範を尊重し、持続可能な社会に貢献するためには、Scope3カテゴリ1のGHG排出量を効率的かつ安定的に把握する仕組みが必要不可欠です。その上で、「総排出量配分方式」を取り入れることが、削減計画の実行に不可欠であると考えました。
今後のビジョン
~サプライチェーン全体の相互理解と信頼関係に基づき、環境課題へ取り組む~
TDCソフトは、サステナビリティ経営の目指すべき方向性として「サステナビリティ基本方針」を定めています。
当社は、サプライチェーンを構成する全てのサプライヤの皆さまとの相互理解と信頼関係を深め、一定の調達水準を維持することを目指します。その一環として、GHG排出量可視化プラットフォーム「C-Turtle」を活用し、削減目標などを共有することで協働関係を強化し、環境課題に共に取り組んでまいります。
(※)「C-Turtle」は日本国内における株式会社NTTデータの商標です。
企業紹介
TDCソフト株式会社
TDCソフトは、社会や市場の潜在ニーズを捉え、デジタル技術の新たな潮流に対応した次世代型のシステムインテグレーション企業です。創業以来、一貫してまだ課題にさえなっていない課題をつかみ、「あたりまえ」を疑い、「あたりまえ」をITのチカラで書き換えていくことを目指してまいりました。パーパスとして「世の中をもっとSmartに」を掲げ、世の中のあらゆる変化と真摯に向き合いながら、技術と挑戦の力で、多様な領域の顧客に付加価値の高いITサービスを提供しています。
https://www.nttdata.com/jp/ja/lineup/c-turtle/
【C-Turtle®】の概要資料は、こちらからダウンロードください。
問い合わせ先:
コンサルティング事業本部 サステナビリティサービス&ストラテジー推進室
mis-mfg3-green@kits.nttdata.co.jp