日常よく使う手話

会話のきっかけとなる簡単な文例をご紹介します。ここでは、日常よく使う手話を写真と動画(Youtube)でごらん頂けます。

こんにちは

「昼」と「挨拶」の手話を組み合わせて表現します。

「昼」

人さし指と中指を重ねて、額の中央部分に当てます。
人さし指と中指をそれぞれ時計の短針・長針に例えて、正午をさしている様子を示します。

 

「挨拶」

両手の人さし指を立てて向かい合わせた状態から、そのまま両方の指先を曲げます。挨拶の気持ちをこめた表情も加えます。
両手の人さし指をそれぞれ人間に例えて、2人がおじきをする様子を示します。

 

こんばんは

「夜」と「挨拶」の手話を組み合わせて表現します。

「夜」

両手の平を前に向けて顔の前で、上から下へ交差します。
闇に包まれる様子を示します。

 

「挨拶」

両手の人さし指を立てて向かい合わせた状態から、そのまま両方の指先を曲げます。挨拶の気持ちをこめた表情も加えます。
両手の人さし指をそれぞれ人間に例えて、2人がおじきをする様子を示します。

すみません(謝意)

次の一連の動作で「すみません」を表現します。

「すみません」

片手の親指と人さし指で、眉の中央あたりをつまみます。
眉間のしわをよせる様子を示します。

 

「すみません」

顔の中央あたりで、片手を立てたまま前方へ下げます。申し訳ない気持をこめた表情も加えます。
本来は「お願いします」という手話単語ですが、ここでは「すみません」という手話単語の一部分になっています。

 

おつかれさま

「おつかれさま」

握りこぶしで、他方の手首から肘の間を2度軽く叩きます。「おつかれさま」という気持ちをこめた表情も加えます。
肩を叩いて労をねぎらう様子に由来しているとも言われています。

わかりません

「わかりません」

片手の平を上にして肩のあたりを払いあげます。「わかりません」という気持ちをこめた表情も加えます。
「知らない」という意味にも使われます。

 

お久しぶり

「お久しぶり」

両手の甲を合わせた状態から、それぞれの手を引き離します。「お久しぶり」の気持ちをこめた表情も加えます。
両手をそれぞれ人間に例えて、お互い離れていた状態を示します。

 

また会いましょう

「また」と「会う」の手話を組み合わせて表現します。

「また」

握りこぶしの状態から人さし指と中指の2本の指だけを、同時に横へ振り出します。
何もない状態から人さし指と中指で「2」を示すことで、「2番目に」という意味を表します。

 

「会う」

両手の人さし指を立てて、両手を自分の手前と真正面にいる相手の方向へお互い少し離れた状態から近づけます。
両手の人さし指をそれぞれ自分と相手に例えて、2人が会う様子を示します。

 

へぇ〜!

「へぇ〜!」

片手の平を自分にむけて、顔の前をよぎるように上から振りおろします。驚き・意外の気持ちをこめた表情も加えます。
驚いたり、意外の気持ちを表わす時によく使う手話です。

 

そうそう!

「そうそう!」

両手ともに親指と人さし指だけを出して、胸の前あたりで2度合わせます。この手話動作には力を入れて、強い同意の気持ちをこめた表情も加えます。
片手で表現しても、同じ意味になります。