NTTデータグループ全社員12万人のグローバル規模な次世代ログ監視体制を実現 ~米国Exabeam社より、「Inaugural Security Management Excellence Awards」を受賞~
2019年11月26日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、世界6拠点のSOC注1へ「Exabeam」を導入し、グローバル規模での次世代ログ監視体制を構築しました。この「Exabeam」の導入を受け、2019年10月2日、米国Exabeam社による「Security Management Excellence Awards」の初代受賞社となりました。
次世代ログ監視体制について
現在、NTTデータグループは、世界50以上の国・地域、220以上の都市に拠点がありますが、世界6拠点のSOCへのExabeam導入により、世界のどの拠点でインシデントが発生した場合でも、それを迅速に発見し、被害の拡大を最小限に抑えることが可能になりました。これによって、お客さまにセキュアな環境にてサービスを提供できるようになるとともに、12万人以上のNTTデータグループ社員がより安全に業務に取り組める環境を構築することができました。
Exabeamの特長
「Exabeam」とは、UEBA注2や機械学習を活用し高度分析を行うことができる次世代SIEMプラットフォームです。主に下記の特長があります。
・ユーザーの行動に着目し、通常とは異なるユーザーの振る舞いを機械学習によって分析することで、インシデントや内部不正を早期に精度よく検知
・ユーザーの振る舞いをタイムラインとして直感的に把握しやすいインターフェースなので、効率よく調査が可能
・Active DirectoryやWindows Serverのログに加えて、ネットワーク機器やエンドポイント機器のログも同様に調査し、より検知精度を高めることが可能
・将来の費用負担がわかりやすい、ユーザー数に基づく料金体系
受賞について
今回の受賞は、NTTデータが2018年度に、日本企業として初めて、50以上の国・地域を含めたグループ全体でUEBAソリューション「Exabeam」を大規模導入し、全世界のNTTデータグループにおける次世代ログ監視環境を、わずか9カ月で構築したことが高く評価されたものです注3。
今後について
従来NTTデータでは、セキュリティ戦略の策定やCSIRT注4などセキュリティ体制の構築運用サービスを提供していましたが、2019年度より、今回の自社事例を元にしたグローバル監視基盤構築サービスを、お客さまへの提供を開始しています。NTTデータは、これからもセキュリティ脅威に対して効果的なソリューションで、お客さまの安心安全の確保に貢献していきます。
注釈
- 注1SOC(Security Operation Center)とは、セキュリティ監視を行う拠点のことです。
- 注2UEBA(User and Entity Behavior Analytics)とは、複数のセキュリティ製品やネットワーク機器などからログを集約し、ユーザーごとの振る舞いを分析する手法です。
- 注3Exabeam Reveals Winners of Inaugural Security Management Excellence Awards
https://www.exabeam.com/pr/exabeam-reveals-winners-of-inaugural-security-management-excellence-awards/(英語のみ) - 注4CSIRT(Computer Security Incident Response Team)とは、情報セキュリティを専門とし、セキュリティインシデントに対応する組織のことです。
- 本文中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
技術革新統括本部
システム技術本部
セキュリティ技術部
ソリューション担当
担当:松尾、片寄、西村
TEL:050-5546-2631
E-mail:security-contact@kits.nttdata.co.jp