大規模アジャイルSAFe®の「SAFe ENTERPRISE Subscription」をグローバル1700名で利用開始
~お客さまの組織変革をサポートする人財の育成をグローバルレベルで加速~
トピックス
2023年3月24日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、Scaled Agile, Inc.(本社:米国コロラド州、CEO:Chris James、以下:Scaled Agile)が提供する教育・資格制度「SAFe ENTERPRISE Subscription(以下:SES)」を2023年3月25日よりグローバルで導入します。
SESとは、Scaled Agileが提供する大規模アジャイル方法論「Scaled Agile Framework®(以下:SAFe)」注1の有資格者を100名以上擁する企業を対象に、SAFeに関する15種類の教育コースの利用と認定資格の取得、SAFeの実装に必要なツール類の利用ができる仕組みです。NTTデータではグローバルで、認定コンサルタント資格であるSAFe Practice Consultant(以下:SPC)の保有者約200名に加え、SAFe有資格者約1,700名を擁しており、この1,700名の社員を対象に、本制度を導入することとしました。なお、日本企業においては、当社が初めて1,000名以上の規模でSESを導入します。
NTTデータは今後もSAFeに関する人財の育成と、知識と経験の蓄積をグローバルで奨励し、世界各国のお客さまのビジネス変革を支援していきます。SAFeを含むADM(Application Development and Management)注2領域でのビジネス変革支援の促進により、2025年度にグローバル全体で1,000億円以上の売り上げ増加を目指します。
背景
市場動向や顧客ニーズの変化が激しく、ビジネスの不確実性や将来の不透明性が高まる中、多くの企業がビジネスと組織の変革に迫られています。特に、複数の国や地域にわたってビジネスを展開する企業においては、グローバルレベルでの変革の推進が必要です。
NTTデータは、日本国内および海外の多くのお客さまに対し、ビジネス変革の戦略に関するコンサルティングから、ビジネス構想やIT戦略の検討の支援、ITシステムの企画と開発の支援まで行っています。また、ADMをはじめ、クラウド、サイバーセキュリティ、データ分析などの各技術要素に関するオファリングを提供しています。
ADM領域においては、お客さまのDX実現の観点から、これまで2万社以上で採用され大規模アジャイル方法論としてグローバルでトップシェアであるSAFeに着目し、この実践力をグループ全体で高めるために、認定コンサルタントSPCをNTTデータグループ全体で100名以上、SAFe有資格者を1,000名以上配備し、2020年9月に日本企業初の「Global Transformation Partner(以下:GTP)」に認定されました注3。2023年1月末時点では、約200名のSPCと約1,700名のSAFe有資格者を抱え、今後もSAFe有資格者を増やしていく予定です。NTTデータは既存の有資格者の継続的な学習と実践を支援するため、1,700名のSAFe有資格者を対象にSESを導入することを決定しました。
概要
NTTデータのお客さまを含め、日本国内外でのSAFeの導入実績は着実に増加し、SAFeの導入により「品質」、「生産性」、「従業員エンゲージメント」、「製品の市場投入時間」の向上が実現されています。さらに、国内におけるSAFeのパートナー企業数も年々増加しており、日本市場におけるSAFeへの注目度は高まっています。
本施策の導入により、NTTデータはグローバルでSAFeに習熟した人財の確保を強化し、各グローバル拠点と協力して、各地域のニーズに合わせて最適なコンサルティングと必要な人財を提供することで、今後もグローバルレベルで活躍するお客さまの大規模な組織変革とビジネスアジリティーの向上を、より一層支援していきます。
SAFeに関する取り組みについて
NTTデータでは、主に北米、欧州、日本の各地域においてSAFeの実装を支援しています。さらに、米国コロラド州デンバーにて2022年8月22日から4日間開催されたScaled Agile主催のSAFe Summitにて、NTTデータはスポンサーとしてブースを出展したほか、NTT DATA DeutschlandからOliver WoerlがTechnical Talkのスピーカーとして登壇しました。人財育成を含めたこれらグローバルでの変革パートナーとしての実績から、2022年9月24日に、3回目のGTPの認定を受けています。これまでGTPの認定を受けた企業は世界で3社のみであり、日本を含むアジア地域に本社を置く企業としてはNTTデータのみが認定されています。
今後について
今後、SAFeに関する人財の継続的な育成と強化を通じて、グローバルレベルで活動するあらゆる分野のお客さまのビジネス変革とビジネスアジリティーの向上の支援を加速していきます。SAFeを含むADM領域でのお客さまのビジネス変革の支援を促進し、2025年度にグローバル全体で1,000億円以上の売り上げ増加を目指します。
注釈
- 注1 SAFeとは、Scaled Agileによって提供される、リーン、アジャイル、DevOpsのための実証済みの統合された原則、プラクティス、コンピテンシーを含む知識ベースです。SAFeを実践している企業は、企業文化にアジリティーを組み込む方法を学ぶことで、顧客価値を迅速に特定して提供し、新たな機会を活用し、ビジネスの成果を向上させることができます。
- 注2 Application Development and Management(ADM)とは、Agile、DevOps、Cloud Native、Low Code Platform、iPaaSなどの最新技術と、ウォーターフォール開発などの従来のアプリケーション開発を柔軟に統合・モダナイズし、アプリケーション開発の高生産性とビジネスアジリティーの向上を追求しつつ、お客さまに最適なアプリケーションを提供することです。NTTデータのイノベーションにより、複雑なアプリケーション開発の生産性と高い品質で、お客さまのビジネス価値に貢献します。
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注3
米Scaled Agile本社より日本企業初、世界3社目の「Global Transformation Partner」の認定を取得
https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2020/100900/
- NTTデータのADMに関連したサービスの詳細はこちらからご確認ください。
- 本文中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
技術革新統括本部
システム技術本部
ADM技術部
村上、関口、近藤
E-mail:egm-str1@kits.nttdata.co.jp