e市民参加の支援でパートナーシップ協定を締結 〜三鷹市基本計画の改定に向けて、産学公の協働により市民参加の新たな形を提供〜
ニュースリリース/NTTデータ
2004年7月 2日
三鷹市
東京大学
株式会社NTTデータ
三鷹市(三鷹市、市長・清原慶子)、東京大学大学院工学系研究科 総合研究機構社会連携推進室(文京区、室長・笠木
伸英)、(株)NTTデータ(江東区、社長・浜口友一)は、第3次三鷹市基本計画の改定に向けて、ITを活用した新たな市民参加の手法を開発・実施するため、平成16年7月2日、「ITを活用した市民参加の手法の構築に関するパートナーシップ協定」を締結します。
今後三者では、このパートナーシップ協定に基づき、それぞれの専門性を活かしながら協力・連携し、三鷹市が平成16年度に実施する基本計画の改定に向けた「eシンポジウム」や「eコミュニティカルテ」など、ITを活用した市民参加システムを開発し、これまで計画策定の取り組みに参加しにくかった市民層への参加機会の拡充と意見の反映を図ります。
【背景とねらい】
三鷹市では、これまでも400人近い市民の皆さんが参加し、白紙からの市民参加として注目を集めた「市民プラン21会議」の取り組みなど、計画策定における市民参加を積極的に推進してきました。
しかし、勤労者や子育て中の方など、時間的な制約から会議への出席が困難であるとの意見も多くありました。そこで、ITを効果的に活用し、時間的・空間的な制約を受けずに、参加したいときに参加し、自由に発言できるシステムを採用することにより、これまで参加しにくかった市民層の意見の反映を図るため、「ITを活用した市民参加(e市民参加)」について検討を進めてきました。
このような検討の流れを受けて、三鷹市からの要請で、東京大学(東京大学21世紀COEプログラム「都市空間の持続再生学の創出」(リーダー大垣眞一郎教授))とNTTデータが協力する形で、先端的な市民参加の手法及び必要な情報システムの開発を行い、基本計画の改定で導入することにしました。また、本e市民参加では、リアルのシンポジウム等とITを活用したWeb上の会議室を密接に連携させることで、相互の議論の活性化を図るとともに、ITにおける議論とリアルの議論を一体のものとして融合させることを目指しています。
【取り組みの概要】
市ではこれまでも、計画策定における市民参加を積極的に推進してきましたが、時間的な制約がある勤労者等は、会議への参加が困難な場合も多くありました。
そこで、より広範な市民参加の機会を提供し、これまで参加しにくかった市民の意見の反映を図るため、第3次三鷹市基本計画の改定にあたり、ITを活用した市民参加「eフォーラム」を展開します。
まず、新たな政策課題となるテーマについて市民の議論を喚起し、幅広く意見・意向を把握するため、「まちづくりシンポジウム」を開催します。まちづくりシンポジウムでは、改定の基本的方向(討議資料)の中からテーマを抽出し、基調講演(事例発表)、パネルディスカッション及び意見交換等を行います。パネルディスカッションの内容は、後日eフォーラムのポータルサイトで公開し、論点をツリー状に整理・分類するシステムを使用した「eシンポジウム」としての活用を図ります。
また、骨格案確定後、住民協議会やNPO団体等に携帯電話を貸し出し、その場でまちのデータや意見を地図情報システムにマッピングする「eまちあるき」を実施し、まちの様子、統計情報を地域ごとに蓄積・整備するシステムを使用した「eコミュニティカルテ」に展開します。eコミュニティカルテの情報は、シンポジウムと同様にポータルサイトで公開し、電子会議室を通じて、市民から広く意見・要望を集め、基本計画改定素案に反映させます。
【システム概要】
本実証事業において活用する市民参加システムである「eシンポジウム」と「eコミュニティカルテ」の概要は次のとおりです。
※画面イメージは開発中のものです。
【三者の役割】
三者の役割分担は、次の通りです。
【今後のスケジュール】
今後三者では、このパートナーシップ協定に基づき、それぞれの専門性を活かしながら協力・連携し、三鷹市が平成16年度に実施する基本計画の改定に向けた「eシンポジウム」や「eコミュニティカルテ」など、ITを活用した市民参加システムを開発し、これまで計画策定の取り組みに参加しにくかった市民層への参加機会の拡充と意見の反映を図ります。
【背景とねらい】
三鷹市では、これまでも400人近い市民の皆さんが参加し、白紙からの市民参加として注目を集めた「市民プラン21会議」の取り組みなど、計画策定における市民参加を積極的に推進してきました。
しかし、勤労者や子育て中の方など、時間的な制約から会議への出席が困難であるとの意見も多くありました。そこで、ITを効果的に活用し、時間的・空間的な制約を受けずに、参加したいときに参加し、自由に発言できるシステムを採用することにより、これまで参加しにくかった市民層の意見の反映を図るため、「ITを活用した市民参加(e市民参加)」について検討を進めてきました。
このような検討の流れを受けて、三鷹市からの要請で、東京大学(東京大学21世紀COEプログラム「都市空間の持続再生学の創出」(リーダー大垣眞一郎教授))とNTTデータが協力する形で、先端的な市民参加の手法及び必要な情報システムの開発を行い、基本計画の改定で導入することにしました。また、本e市民参加では、リアルのシンポジウム等とITを活用したWeb上の会議室を密接に連携させることで、相互の議論の活性化を図るとともに、ITにおける議論とリアルの議論を一体のものとして融合させることを目指しています。
【取り組みの概要】
市ではこれまでも、計画策定における市民参加を積極的に推進してきましたが、時間的な制約がある勤労者等は、会議への参加が困難な場合も多くありました。
そこで、より広範な市民参加の機会を提供し、これまで参加しにくかった市民の意見の反映を図るため、第3次三鷹市基本計画の改定にあたり、ITを活用した市民参加「eフォーラム」を展開します。
まず、新たな政策課題となるテーマについて市民の議論を喚起し、幅広く意見・意向を把握するため、「まちづくりシンポジウム」を開催します。まちづくりシンポジウムでは、改定の基本的方向(討議資料)の中からテーマを抽出し、基調講演(事例発表)、パネルディスカッション及び意見交換等を行います。パネルディスカッションの内容は、後日eフォーラムのポータルサイトで公開し、論点をツリー状に整理・分類するシステムを使用した「eシンポジウム」としての活用を図ります。
また、骨格案確定後、住民協議会やNPO団体等に携帯電話を貸し出し、その場でまちのデータや意見を地図情報システムにマッピングする「eまちあるき」を実施し、まちの様子、統計情報を地域ごとに蓄積・整備するシステムを使用した「eコミュニティカルテ」に展開します。eコミュニティカルテの情報は、シンポジウムと同様にポータルサイトで公開し、電子会議室を通じて、市民から広く意見・要望を集め、基本計画改定素案に反映させます。
【システム概要】
本実証事業において活用する市民参加システムである「eシンポジウム」と「eコミュニティカルテ」の概要は次のとおりです。
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※画面イメージは開発中のものです。
【三者の役割】
三者の役割分担は、次の通りです。
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【今後のスケジュール】
7月26日(月) | 三鷹市 e市民参加ポータルサイト 開設 | |
8月 2日(月) | eシンポジウム 運用開始(〜10月31日(日)まで) | |
10月 1日(金) | eコミュニティカルテ 運用開始(〜12月27日(月)まで) |