SI競争力強化のため、ソフトウエア工学を活用し新たな開発環境・手法を構築・検証する専門組織の設置について 〜ソフトウエア工学推進センタを設置〜
ニュースリリース/NTTデータ
2005年6月20日
株式会社NTTデータ
(株)NTTデータは、中期経営方針のひとつである「SI競争力強化」のために、「プロセスの改善・安定化」「業務ノウハウの蓄積」「方式・プラットフォーム技術の整備」などに取り組んでいます。
この度、さらに工学的な見地から開発ライフサイクル全体の体系化を推進しソフトウエア生産性をより一層向上させるための環境・手法を構築・検証する専門組織として、「ソフトウエア工学推進センタ」を平成17年7月1日に設置します。
【背景】
今日、ソフトウエアが社会システムのあらゆるものに関わりをもつ中で、今後SI市場における競争環境は一段と厳しさを増すうえ、ユビキタス時代を迎えるにあたりシステム構築の複雑さも増していきます。そのような中で顧客満足度の高いシステムを提供していくためには、開発プロセスの改善やプロジェクトマネジメント力の向上とともに、顧客の多様化・高度化する期待に応えられるソフトウエア生産力の強化と品質の確保を図っていく必要があります。
上記のような状況を踏まえ、当社の強みでもある豊富なシステム構築事例を分析することでシステムのパターンを類型化し、それに応じた開発スタイルを固め、生産性を向上させるための環境・手法を構築・検証し、開発現場へフィードバックさせる施策を行うことがより一層重要であると考えています。
【組織設置の活動内容】
新設するソフトウエア工学推進センタは、技術開発本部の中に設置され、当社関連組織との連携により、実際の開発現場と行動を共にして成功事例・失敗事例の現状分析を徹底的に行います。そこでの課題に対応するソフトウエア生産技術を社外の有望な技術も利用しつつ研究開発し、その成果を事業に適用すべく推進活動を行っていきます。
これら活動において、主に以下の点の開発技術の強化を目的としています。
これらの活動により、従来から属人的や人海戦術になりがちであったソフトウエア開発環境を改善し、効率的に開発できる環境の構築を目指します。
また、より開発現場の実践的な課題解決にむけて、当社内においてフラグシッププロジェクトに適用し、その効果を検証してまいります。
【今後について】
設置当初は約40名体制とし、順次要員を増強していく予定です。また今年度下半期から、研究開発成果を適用するプロジェクトの構築・検証を繰り返し、順次その成果を当社の開発標準へフィードバックすることで、従来ある開発標準を強化していきます。それにより、今後のシステム多様化の中においても、お客様に満足頂ける品質とTime-to-Marketの実現を目指します。
また、当社関連組織との連携に加え、国内外のソフトウエア工学の学術機関や企業との連携を図り、さらに専門家を客員研究員に迎えるなどしながら、これらを実践することで得られた手法やノウハウを共有し標準化にも貢献していきます。これにより、当社だけでなく、IT業界全体の開発力を底上げし、当センタがソフトウエア開発に関するワークスタイルの変革を牽引していくCOEとなることを目指していきます。
この度、さらに工学的な見地から開発ライフサイクル全体の体系化を推進しソフトウエア生産性をより一層向上させるための環境・手法を構築・検証する専門組織として、「ソフトウエア工学推進センタ」を平成17年7月1日に設置します。
【背景】
今日、ソフトウエアが社会システムのあらゆるものに関わりをもつ中で、今後SI市場における競争環境は一段と厳しさを増すうえ、ユビキタス時代を迎えるにあたりシステム構築の複雑さも増していきます。そのような中で顧客満足度の高いシステムを提供していくためには、開発プロセスの改善やプロジェクトマネジメント力の向上とともに、顧客の多様化・高度化する期待に応えられるソフトウエア生産力の強化と品質の確保を図っていく必要があります。
上記のような状況を踏まえ、当社の強みでもある豊富なシステム構築事例を分析することでシステムのパターンを類型化し、それに応じた開発スタイルを固め、生産性を向上させるための環境・手法を構築・検証し、開発現場へフィードバックさせる施策を行うことがより一層重要であると考えています。
【組織設置の活動内容】
新設するソフトウエア工学推進センタは、技術開発本部の中に設置され、当社関連組織との連携により、実際の開発現場と行動を共にして成功事例・失敗事例の現状分析を徹底的に行います。そこでの課題に対応するソフトウエア生産技術を社外の有望な技術も利用しつつ研究開発し、その成果を事業に適用すべく推進活動を行っていきます。
これら活動において、主に以下の点の開発技術の強化を目的としています。
- 超上流における戦略ビジネスモデリングの実施
- お客様のIT導入検討時の課題設定や要求獲得のために、バランススコアカードなどを活用したモデリング手法の検討で、より定量的かつ本質的な課題表出を図ります。
- モデル指向開発によるソースコード自動生成・試験の効率化
- 開発パートナー企業を含めたプログラムの自動生成を促進する開発方法と試験技術の検討により、開発工程のスリム化を図ります。
- ソフトウエア開発支援環境の構築
- プロジェクト品質データとリスクの可視化手法の検討により、リスク発生の事前予測を図ります。
- 各工程での設計情報の再利用を促進する環境を構築することで、生産性とともに品質の向上を図ります。
- 研究開発成果の普及のための社内教育
- 本取組の推進において、生産技術を体得する上で必要となる知識体系を整理し、効率的に習得するための教育方法の検討とその実践や、今後重要となるモデル指向開発の実践ができる人材の育成を行います。
これらの活動により、従来から属人的や人海戦術になりがちであったソフトウエア開発環境を改善し、効率的に開発できる環境の構築を目指します。
また、より開発現場の実践的な課題解決にむけて、当社内においてフラグシッププロジェクトに適用し、その効果を検証してまいります。
【今後について】
設置当初は約40名体制とし、順次要員を増強していく予定です。また今年度下半期から、研究開発成果を適用するプロジェクトの構築・検証を繰り返し、順次その成果を当社の開発標準へフィードバックすることで、従来ある開発標準を強化していきます。それにより、今後のシステム多様化の中においても、お客様に満足頂ける品質とTime-to-Marketの実現を目指します。
また、当社関連組織との連携に加え、国内外のソフトウエア工学の学術機関や企業との連携を図り、さらに専門家を客員研究員に迎えるなどしながら、これらを実践することで得られた手法やノウハウを共有し標準化にも貢献していきます。これにより、当社だけでなく、IT業界全体の開発力を底上げし、当センタがソフトウエア開発に関するワークスタイルの変革を牽引していくCOEとなることを目指していきます。