病院の入院患者向けに、映画や紀行、アニメなどの入院患者の視聴特性に合わせたコンテンツサービスを提供する「ホスピタルチャンネル」の実証実験を開始 〜ホスピタルチャンネル・サービスの実証実験〜
ニュースリリース/NTTデータ
2005年7月20日
(株)NTTデータ
(株)NTTデータ コンテンツプランニング
(株)NTTデータ(本社:東京都江東区 社長:浜口 友一)と、(株)NTTデータ コンテンツプランニング(本社:東京都港区 社長:加藤 治彦)は、7月20日より大学病院や総合病院の入院患者向けに映画や紀行、アニメ、音楽映像などのコンテンツを、入院患者の志向と生活特性に合わせて配信するサービスの実証実験を行います。
本実証実験は、東京女子医科大学附属第二病院を皮切りに、仙台赤十字病院など複数の総合病院において行う予定です。
このサービスは、NTTデータが中期経営計画の重点項目としている、「積極的な新商品・サービスの創造」のための施策である、新規ビジネス支援ファンドを活用したものです。
【背景】
病院の入院患者にとって、ベッド脇の床頭台のTVは病院生活の中で外部との情報源であり、入院生活の大きな楽しみとなっています。しかし、一般的に地上波TV放送を、昼間に視聴する入院患者は少なく、入院患者全体の平均視聴時間は2時間〜2時間30分前後とTVの利用時間も伸び悩んでいます。加えて、高齢化する入院患者の特性を捉えた番組の不足や、もっとも視聴要求の高い映画などの番組が、地上波放送局の放送時間帯の関係から消灯時間前に視聴できることが難しくなっています。これにより、病院にTVを貸し出しているレンタル事業者の収益の伸びも抑制されているのが現状です。
一部の病院で電子カルテの導入と同時にVOD(ビデオオンデマンド)等が導入されておりますが、多大なコスト負担を解消する程はコンテンツが視聴されてないと言われており、入院患者や病院、レンタル事業者ともにメリットのある新しいサービスが望まれていました。
「ホスピタルチャンネル」は、入院患者の特性を捉えた時間帯および番組構成によりコンテンツ配信を行うサービスです。また、病院施設内に一般的なVODを導入する費用に比較して、1/30〜1/50程度の費用で導入することができます。従って、入院患者や導入する病院、レンタル事業者にもメリットのあるサービスが提供できます。
【ホスピタルチャンネルとは】
病院内にHDDを内蔵した端末型サーバーを設置して、その中にコンテンツを蓄積しておきます。コンテンツは、光回線経由で定期的に病院内に設置した端末型サーバーにダウンロードを行い、更新を行います。放送時間になると、自動的にコンテンツの再生を開始して、消灯時間まで配信を行います。
再生された映像は、デジタル・アナログ変換を行い、端末型サーバーに接続されたコンバータ(変調器)で、現在使用されていないTVの空きチャンネルの周波数に変換して、病院内の既存の放送設備に接続します。これにより、病院内の全てのTVに対してコンテンツの配信が行われて、入院患者は、普通のTVの操作と同じ様に新しいコンテンツサービスを楽しむことができます。
入院患者は既に導入されているプリペイドカードやICカードを利用して、通常のTVの利用の延長線上として見ることができます。
高齢化比率の高い総合病院において、入院患者は通常のTVの操作と変わることなく、映画や懐かしいドラマなど一般のTV放送とは異なる番組を、日中などの時間帯で楽しむことができると同時に、病院にとっては既存の放送設備を生かすために、最小のコスト負担で導入することが可能となります。
【実験概要】
実験の概要は以下のとおりです。
【今後について】
今後は、今回の実験を基に、より入院患者の特性に沿ったコンテンツラインナップと編成内容にブラッシュアップを行い平成17年12月より本格的な有料サービスの提供を予定しています。
また今回、実験に協力をしていただいているレンタル事業者と営業協力を行い、既存の放送設備を生かしたい、あるいは低コストで新しいメディアサービスの導入を検討している総合病院に対して導入を進めて行きます。
【参考 入院患者のTV利用時間、専門チャンネルに対するニーズ】
本実証実験は、東京女子医科大学附属第二病院を皮切りに、仙台赤十字病院など複数の総合病院において行う予定です。
このサービスは、NTTデータが中期経営計画の重点項目としている、「積極的な新商品・サービスの創造」のための施策である、新規ビジネス支援ファンドを活用したものです。
【背景】
病院の入院患者にとって、ベッド脇の床頭台のTVは病院生活の中で外部との情報源であり、入院生活の大きな楽しみとなっています。しかし、一般的に地上波TV放送を、昼間に視聴する入院患者は少なく、入院患者全体の平均視聴時間は2時間〜2時間30分前後とTVの利用時間も伸び悩んでいます。加えて、高齢化する入院患者の特性を捉えた番組の不足や、もっとも視聴要求の高い映画などの番組が、地上波放送局の放送時間帯の関係から消灯時間前に視聴できることが難しくなっています。これにより、病院にTVを貸し出しているレンタル事業者の収益の伸びも抑制されているのが現状です。
一部の病院で電子カルテの導入と同時にVOD(ビデオオンデマンド)等が導入されておりますが、多大なコスト負担を解消する程はコンテンツが視聴されてないと言われており、入院患者や病院、レンタル事業者ともにメリットのある新しいサービスが望まれていました。
「ホスピタルチャンネル」は、入院患者の特性を捉えた時間帯および番組構成によりコンテンツ配信を行うサービスです。また、病院施設内に一般的なVODを導入する費用に比較して、1/30〜1/50程度の費用で導入することができます。従って、入院患者や導入する病院、レンタル事業者にもメリットのあるサービスが提供できます。
【ホスピタルチャンネルとは】
病院内にHDDを内蔵した端末型サーバーを設置して、その中にコンテンツを蓄積しておきます。コンテンツは、光回線経由で定期的に病院内に設置した端末型サーバーにダウンロードを行い、更新を行います。放送時間になると、自動的にコンテンツの再生を開始して、消灯時間まで配信を行います。
再生された映像は、デジタル・アナログ変換を行い、端末型サーバーに接続されたコンバータ(変調器)で、現在使用されていないTVの空きチャンネルの周波数に変換して、病院内の既存の放送設備に接続します。これにより、病院内の全てのTVに対してコンテンツの配信が行われて、入院患者は、普通のTVの操作と同じ様に新しいコンテンツサービスを楽しむことができます。
入院患者は既に導入されているプリペイドカードやICカードを利用して、通常のTVの利用の延長線上として見ることができます。
高齢化比率の高い総合病院において、入院患者は通常のTVの操作と変わることなく、映画や懐かしいドラマなど一般のTV放送とは異なる番組を、日中などの時間帯で楽しむことができると同時に、病院にとっては既存の放送設備を生かすために、最小のコスト負担で導入することが可能となります。
【実験概要】
実験の概要は以下のとおりです。
- 目的
- 一般的に入院患者の視聴時間が落ちる、お昼前後から夕方にかけて、TVの利用時間が促進されるか。
- 入院患者がもっとも観たいとされている、洋画や懐かしい邦画やドラマ、紀行コンテンツ等が視聴されるか。
- コンテンツの差別化を行うことでコンテンツの視聴意欲が促進され、TVの利用時間が伸びるか。
- 対象
実証実験にご協力いただく病院の入院患者を対象とします。 - 実験期間
平成17年7月20日 〜 平成17年11月30日(予定) - 実験施設
【協力事業者及び実験施設】
(株)パースジャパン(本社:東京都文京区 社長:高西 正博)
●東京女子医科大学附属第二病院(所在地:東京都荒川区 病院長:井上 和彦)
(平成17年10月より東京女子医科大学東医療センターに名称変更予定)
病床数 478床
【実験参加予定】
(株)アメニコ(本社:東京都豊島区 社長:高橋 秀隆)
仙台ビバレッジ・ネットワーク(株)(本社:宮城県仙台市 社長:布田 信雄)
●仙台赤十字病院(所在地:宮城県仙台市 病院長:桃野 哲)
病床数 460床
【今後について】
今後は、今回の実験を基に、より入院患者の特性に沿ったコンテンツラインナップと編成内容にブラッシュアップを行い平成17年12月より本格的な有料サービスの提供を予定しています。
また今回、実験に協力をしていただいているレンタル事業者と営業協力を行い、既存の放送設備を生かしたい、あるいは低コストで新しいメディアサービスの導入を検討している総合病院に対して導入を進めて行きます。
【参考 入院患者のTV利用時間、専門チャンネルに対するニーズ】