経営機構改革について

(株)NTTデータは、平成16年〜18年の中期経営計画の達成に向け、「SI競争力強化」「営業力強化」等、お客様満足度NO.1企業の実現を目指し、基礎体力の向上のための取り組み等を進めてきたところです。3ヵ年計画の最終年度を迎えるに当たり、各取り組みの一層の加速を目指して、平成18年4月1日に、以下の機構改革を実施します。

1.営業企画室の設置
中期経営計画の1つの柱である「営業力強化」の一層の推進を目的に、新たに「営業企画室」を設置します。お客様満足度NO.1企業の実現を目指し、現場の営業活動の支援を強化すると共に、「営業力強化」に向けた取り組みの範囲拡大を図ります。
ここ数年力を入れてきたお客様満足度向上活動について、今までは主に現場の営業部門を中心として、お客様満足度の把握、対策等を実施してきました。今後は、営業企画室が、全社的なお客様志向の醸成とその徹底、お客様からのご要望やクレーム等の一元的な集約、営業人材の育成、営業の文化・意識改革の促進等を行い、現場の各部門と連携しながら全社活動として更に強化していきます。

2.技術開発本部 研究開発分野の重点化
技術開発本部は、これまでの研究開発活動による各技術分野の強みを活かしつつ、中期経営計画の達成に向け取り組んでいる「SI競争力強化」「営業力強化」を加速させるために、より当社事業に密着した研究開発活動を目指して研究開発方針の刷新と研究開発分野の重点化による強化を図ります。それに伴い、重点分野の研究開発活動をより推進するため、以下の各センタ等の体制に整備します。

• ソフトウェア工学推進センタ(平成17年7月1日設置)
  方法論やツールの開発といった技術面、開発状況を可視化するプロセス面、ソフトウェア工学の人材育成面、のそれぞれからソフトウェア生産性向上に取り組み、SI競争力を強化します。
• ビジネスインテリジェンス推進センタ(平成18年4月1日設置(新))
  企業や公共組織などに蓄積された膨大なデータを分析して、業務改善に役立てるための分析方法論やソフトウェアの研究開発を進めます。迅速な経営意思決定および業務改革をサポートし、お客様への提案力の向上を図ります。
• SIアーキテクチャ開発センタ(平成18年4月1日設置(新))
  経営課題解決のためのIT投資を最適化する方法論と、安全で柔軟性が高い情報システムを実現するアーキテクチャ(サービス/システムのつくり)に関する研究開発を推進し、ITコンサルティング力を高めます。
• システム科学研究所(昭和63年12月設置)
  ICT(情報通信技術)が大きな役割を果たす分野を中心に、制度・運用・人の意識や行動・ICTのあり方を含めた社会構想を打ち出し、お客様を含めた幅広い関係者と手を携えながら、その実現に取り組みます。

別紙：組織機構図