国内最大級のデータ・音声統合無線IPネットワークを構築統合IP電話の全社運用開始 〜電話の利便性を革新し、コミュニケーションのスピードアップに貢献〜
ニュースリリース/NTTデータ
2006年9月 7日
株式会社NTTデータ
(株)NTTデータは、平成18年9月より順次、首都圏の拠点を本社所在地である豊洲(東京都江東区)に集約することに伴い注1、IP電話機15,000台注2(平成19年2月予定、平成18年9月1日現在7,500台注3)、無線アクセスポイント1,000AP(平成18年12月予定、平成18年9月1日現在800AP)を有する国内最大級のデータ・音声統合無線IPネットワークを構築しました。
また、統合IPネットワーク上でデュアルモード携帯端末、独自開発の統合プレゼンスシステム注4、IP電話運用管理システムと社内のポータルシステムをシステム連携させ、電話の利便性革新と運用管理の簡素化を実現した「統合IP電話システム」を平成18年9月1日より全社での運用を開始しました。
NTTデータでは、自社内での統合ネットワーク構築・運用の実績を踏まえ、この秋にも「VANADIS統合IP電話」として商品化・販売開始する予定です。
【IP電話導入の背景・目的】
昨今のインターネットの普及に伴い、電子メールによるコミュニケーションは広がっていますが、電話はビジネスシーンにおける最も一般的なコミュニケーション手段であり、その利便性を高めることは、業務やコミュニケーションの迅速化や効率化に大きく貢献すると考えられます。
NTTデータにおいては、PBXなど電話設備の老朽化による設備更改の必要性や、携帯電話の普及による内線電話機能の見直しという課題を解決するため、平成17年1月より企業ネットワークの刷新(データ・音声の統合、無線ネットワークの導入)も含めたIP電話導入に着手しました。
【「統合IP電話システム」の特徴】
【今後の予定】
NTTデータでは、企業・組織が抱えるシステム課題に対し、「人・モノ・運用」を統合的にマネジメントし、一元的なシステムコンセプト・設計・運用指針に基づく全体最適なシステム構築を行うIT基盤トータルソリューション「VANADIS」を展開しています。
今回全社的に運用を開始する統合IP電話システムは、今秋に「VANADIS統合IP電話」として商品化を行い、ワークスタイル変革を支援するVANADISオフィスソリューションのひとつとして販売していきます。
注1 豊洲センタービルアネックスへの集約について http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2006/082400.html
注2 平成19年2月の予定数:固定IP電話機6,500台、無線IP電話機1,500台、ソフトフォン7,000台
注3 平成18年9月1日現在:固定IP電話機3,300台、無線IP電話機800台、ソフトフォン3,400台
注4 統合プレゼンスシステム http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2006/072600.html
注5 IEEE(米国電気電子学会)のLAN技術標準を行っている委員会が定めた無線LANの規格。
802.11a 5.2GHz帯の無線で約54Mbpsの通信を行う仕様
802.11b 2.4GHz帯の無線で約11Mbpsの通信を行う仕様
802.11g 802.11bと互換性を持ち、2.4GHz帯の無線で約54Mbpsの通信を行う仕様
注6 通信の目的に応じて最適な帯域割り当てを行なうことで、それぞれの通信に求められるレスポンスタイムやスループットを確実に確保するための技術(Quality of Service)
注 「VANADIS」は、(株)NTTデータの商標です。
また、統合IPネットワーク上でデュアルモード携帯端末、独自開発の統合プレゼンスシステム注4、IP電話運用管理システムと社内のポータルシステムをシステム連携させ、電話の利便性革新と運用管理の簡素化を実現した「統合IP電話システム」を平成18年9月1日より全社での運用を開始しました。
NTTデータでは、自社内での統合ネットワーク構築・運用の実績を踏まえ、この秋にも「VANADIS統合IP電話」として商品化・販売開始する予定です。
【IP電話導入の背景・目的】
昨今のインターネットの普及に伴い、電子メールによるコミュニケーションは広がっていますが、電話はビジネスシーンにおける最も一般的なコミュニケーション手段であり、その利便性を高めることは、業務やコミュニケーションの迅速化や効率化に大きく貢献すると考えられます。
NTTデータにおいては、PBXなど電話設備の老朽化による設備更改の必要性や、携帯電話の普及による内線電話機能の見直しという課題を解決するため、平成17年1月より企業ネットワークの刷新(データ・音声の統合、無線ネットワークの導入)も含めたIP電話導入に着手しました。
【「統合IP電話システム」の特徴】
- 無線アクセスポイント1,000AP(平成18年12月予定)
国内最大級のデータ・音声統合無線IPネットワーク
WANおよびLANの有線ネットワーク区間における通信はもとより、無線アクセスポイントから端末までの無線区間の通信についてもデータと音声を完全に統合する、無線アクセスポイント1000台の国内最大級のデータ・音声統合無線IPネットワークを構築しました。
従来は音声用としてIEEE802.11b注5方式、データ通信用としてIEEE802.11a方式により構築することが一般的であった無線ネットワークを、これまでの企業ネットワーク構築の実績・ノウハウに基きQoS技術注6などを活用することにより、音声、データ通信のいずれもIEEE802.11b/IEEE802.11g方式により構築し、安価で安定した品質のネットワークを実現しました。 - 全社電話機15,000台(平成19年2月予定)。内線・外線すべてをIP化し、1人1番号制を導入
組織ごとの代表電話番号は、一部を除きIP電話固有の番号体系である050番号に移行しました。また、併せて、社員ごとに1つの電話番号(050番号)を付与し、個人あての直接通信を可能としました(1人1番号制)。付与された電話番号は入社から退職まで同一の番号で使用することとし、人事異動などの際も番号変更が不要となります。 - デュアルモード携帯端末による「相手がどこにいてもつながる」「かけ直し不要」「携帯電話コスト削減」
デュアルモード携帯端末をもつ社員に電話をかける場合は、相手が社内、社外のどこにいても、相手の内線個人番号(社外から発信する際は外線個人番号)で直接コンタクトすることを可能としました。社内であれば無線IP網、社外であれば携帯電話網を通じて着信します。これにより例えば「社内にかけたが外出中だったので携帯電話あてにかけ直す」というようなことは必要なくなり、社内にいる社員同士の余分な手間と携帯電話通話料が削減できます。
この他、ソフトフォンや固定IP電話、多機能電話など、業務形態に応じた最適な電話を使用することが可能です。 - 電子電話帳の「クリックtoダイヤル」「プレゼンス情報表示」により電話のかけやすさを向上
IP電話と独自に開発した統合プレゼンスを電子電話帳と連携させることにより、「在席中、電話中、取込中、退席中、外出中」といったプレゼンス情報を電子電話帳に表示します。利用者は相手のプレゼンスを確認した後、電子電話帳上の名前をクリックするだけで電話をかけることが可能になります。 - 人事システム、IP電話運用管理システムとの連携による運用コストの削減
独自に開発したIP電話運用管理システムにより、「人事異動時の電子電話帳メンテナンスのシステム化」、「新規ユーザの電話番号の自動払い出し」を実現しました。また、個人ごとに使用条件が異なる転送やピックアップグループの設定などは、社員や部門管理者がパソコンで自ら行うことを可能としました。
これにより、従来、電話工事会社へ委託していた運用メンテナンス作業が大幅に簡素化されるとともに、変更作業が迅速になり運用の利便性が向上するだけでなく、社内の管理部門の稼働削減も実現しました。
【今後の予定】
NTTデータでは、企業・組織が抱えるシステム課題に対し、「人・モノ・運用」を統合的にマネジメントし、一元的なシステムコンセプト・設計・運用指針に基づく全体最適なシステム構築を行うIT基盤トータルソリューション「VANADIS」を展開しています。
今回全社的に運用を開始する統合IP電話システムは、今秋に「VANADIS統合IP電話」として商品化を行い、ワークスタイル変革を支援するVANADISオフィスソリューションのひとつとして販売していきます。
注1 豊洲センタービルアネックスへの集約について http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2006/082400.html
注2 平成19年2月の予定数:固定IP電話機6,500台、無線IP電話機1,500台、ソフトフォン7,000台
注3 平成18年9月1日現在:固定IP電話機3,300台、無線IP電話機800台、ソフトフォン3,400台
注4 統合プレゼンスシステム http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2006/072600.html
注5 IEEE(米国電気電子学会)のLAN技術標準を行っている委員会が定めた無線LANの規格。
802.11a 5.2GHz帯の無線で約54Mbpsの通信を行う仕様
802.11b 2.4GHz帯の無線で約11Mbpsの通信を行う仕様
802.11g 802.11bと互換性を持ち、2.4GHz帯の無線で約54Mbpsの通信を行う仕様
注6 通信の目的に応じて最適な帯域割り当てを行なうことで、それぞれの通信に求められるレスポンスタイムやスループットを確実に確保するための技術(Quality of Service)
注 「VANADIS」は、(株)NTTデータの商標です。