ニュースリリース/グループ会社

2007年ニュースリリース

【別紙:NTTデータ社内での取り組み 】

 NTTデータはいち早くリバティアライアンス仕様を社内システムにおける認証連携に採用しています。2003年10月には、社内の出張旅費申請システムと社外にある航空会社のオンライン予約システムにおける認証連携を実現しています。このシステムはリバティアライアンスを利用した国内初の事例であり、全社員(ユーザ数として約1万人)に対して提供され、既に3年以上の実績を積んでいます。またこの連携システムの開発では、以下の2点の技術開発を行うことで認証連携の有効性を向上させました。

  1. 社内イントラネットで構築済みであった独自のシングルサインオンシステムとリバティアライアンス準拠のシングルサインオンシステムの連携により、一回のログインで社内システムとインターネット上の商用サービスの両方を利用可能にしました。
  2. リバティアライアンス準拠のシステムが必要とするID連携作業と、サービス利用時のユーザ認証の2操作を1つに統合することで、ユーザインタフェースを簡素化しました。

 また2006年4月には、NTTデータのイントラネットとNTTデータグループ会社向けネットワークの認証連携を、リバティアライアンス仕様により実現しました。本システムはユーザ数約2万人、連携システム数20強により構成されており、B2Bでの利用を目的として複数のネットワークをリバティアライアンス仕様で統合した事例としては国内最大規模級のものです。
 このサービスの開発では、上記に加え以下の2点について技術開発を行いました。

  1. 既にシングルサインオン化されたネットワーク上で提供される既存サービスを、改造を行うことなくリバティアライアンス仕様に対応させることを可能としました。
  2. リバティアライアンスが必要とするID連携をシステムが自動的に行い、ユーザ操作を不要としました。

 また、上記の2サービスを運用することにより、リバティアライアンスを利用した認証連携が実用的に動作すること、利用者の利便性を向上させること、パスワード忘れなどによるセキュリティリスクを防げることを確認しました。

ニュースリリースについて
ニュースリリースに掲載されている、サービス内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、ニュースリリースにおける計画、目標などは様々なリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。