小型サーバー特化版Hinemos®の開発協力を開始 〜ぷらっとホーム株式会社のアプライアンス向けサーバー発売にあたって〜
2009年5月13日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータは、オープンソース統合運用管理ソフトウエア「Hinemos®」(ヒネモス)のパートナープログラム参加企業向けサービスとして、ぷらっとホーム株式会社(代表取締役社長:鈴木 友康 以下ぷらっとホーム)による小型Linuxサーバー「OpenBlockSTM 600」(オープンブロックス600)への搭載に特化した「アプライアンス版Hinemos」の開発への協力を開始します。
OpenBlockS 600は手のひらサイズながら高い堅牢性を持つサーバーで、初期設定時に「アプライアンス版Hinemos」をインストールすることで、すぐに運用管理専用サーバーとして運用を始めることができます。
OpenBlockS 600の8月の出荷開始に向けて、今回、「Hinemos」ソリューションパートナーである、ぷらっとホームがアプライアンス版「Hinemos」の開発を行い、NTTデータは全面的に技術サポートを行います。
NTTデータは、ぷらっとホームからの「Hinemos」を搭載したアプライアンス製品注1の販売により、より一層の「Hinemos」の普及拡大を目指します。
【背景】
NTTデータは2005年より、エンタープライズ環境で求められるシステム監視やジョブ運用などの一元的なオペレーションを実現する統合運用管理ソフトウエア「Hinemos」をOSSとして公開しています。「Hinemos」は、パートナー各社ならびにNTTデータにおいて幅広く導入されていますが、さらなる普及を促進するため、パートナー各社と協力しながら適用領域の拡大を図っております。ぷらっとホームとは4月にソリューションパートナー契約を締結し、これまで以上に「Hinemos」を簡単に導入可能にするための「Hinemos標準搭載ハードウエア」の開発に向けて検証を重ねてきました。
「Hinemos」標準搭載アプライアンス製品である「OpenBlockS 600」は、ぷらっとホームより8月に出荷開始の予定です。ぷらっとホームが「Hinemos」の専用カスタマイズに向けた開発を行い、NTTデータが技術サポートを行っていきます。
【OpenBlockS 600に搭載する「Hinemos」の特徴】
4月13日にリリースした新版の「Hinemos Ver.3.1」をベースとして、以下の特徴を持ったものとなります。
- 通常のサーバー機と比較してリソースが限定された機器上でも軽快に動作します
- アプライアンス独特の周辺機能を充実することで導入や維持を容易に行えます
- これまでの「Hinemos」と同様の操作性にて利用可能です
【OpenBlockS 600について】
「OpenBlockS 600」は、ぷらっとホームから発売される手のひらサイズながら高い堅牢性と柔軟性を実現し、より手間をかけずサーバー構築が可能な新機能を搭載した小型Linux サーバーの最新モデルです。
OpenBlockS 600の詳細については下記ぷらっとホームのサイトをご参照ください。
【「Hinemos」を搭載するOpenBlockS 600の提供方法】
ぷらっとホームからの販売となります。
【今後の展開】
NTTデータでは、さまざまなシステム要件を満たしていくため、「Hinemos」およびオプション製品の開発、提供を行い、「Hinemos」を一層普及させていきます。今後もパートナー各社と協力し、「Hinemos」ソリューションの拡充を行っていく予定です。
【パートナープログラムについて】
NTTデータでは「Hinemos」の活用を促進することを目的として、「Hinemos」に関する営業・構築・運用の全般にわたってサポートを提供する「パートナープログラム」を展開しています。パートナープログラムの1つである「ソリューションパートナー」の参加企業には、「Hinemos」がOSSであることを活用した新たなソリューションの創出に対するサポートを提供しています。
- 注1 アプライアンス製品
- 特定用途向けに機能を特化させ開発・販売される専用装置。通常は、LinuxなどのOSを搭載したハードウエアに、特定用途向けソフトウエアを組み込んだ形で提供される。
注 Hinemos®は、NTTデータの登録商標です。
注 OpenBlockSTMは、ぷらっとホームの商標です。
注 その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。