カード決済サービス「INFOX®」向け新決済端末「CT-4100」を発売! ~新しいコンセプトによる高機能で斬新なデザインを実現~
2010年1月26日
東芝テック株式会社
株式会社NTTデータ
東芝テック株式会社は、株式会社NTTデータが提供するカード決済ネットワーク「INFOX-NET®」(インフォックスネット)注1接続用に、新決済端末「CT-4100」を2010年3月25日に発売いたします。
「CT-4100」は、タッチパネル方式による操作性向上や多様なサービスへの対応、環境問題への配慮などを業界最小クラスのサイズで実現するなど、従来の端末と比べて高い機能性と斬新なデザインを兼ね備えた端末として、1999年4月のサービス開始から10周年を迎えたカード決済端末「INFOX®」注2および「INFOX-NET」の新たなコンセプトモデルとして、NTTデータの協力のもとに開発しました。
東芝テックは、新決済端末「CT-4100」を2010年度中に2万台販売することを目指します。
新決済端末「CT-4100」の概要
1.タッチパネルによる操作性の向上
「CT-4100」は、従来のテンキーをなくし、新たに4.3型の液晶カラーディスプレイを搭載します。視認性向上に加え、画面に直接タッチするタッチパネル方式を採用したことにより、画面ガイダンスに従ってメニューを選択するシンプルな操作が可能になります。端末を操作する皆様にとって非常に分かりやすい直感的な操作性により、初めての方でもマニュアルに頼らず操作できるユーザーインタフェースを実現します。
2.業界最小クラスの大きさ
「CT-4100」は狭いカウンタースペースにも設置可能なコンパクトボディを実現しました。「CT-4100」の大きさは業界最小クラスで、省スペース化を図り、設置場所を選びません。
また狭いスペースでも容易にロール紙をワンタッチで交換することが出来ます。
3.デザイン性
多様化する店舗インテリアにもマッチする洗練されたデザイン、カラーを実現。様々なインテリアにもマッチする外観です。
コンパクトながらブラインド性と操作性を確保した、スタイリッシュなICカードリーダーライター付きのピンパッドも用意いたしました。タッチパネルを基本とした筐体とイメージを統一させた高級感ある操作画面のみならず見やすさを追求したアクセシブルフォント注3を採用いたしました。
4.セキュリティの向上
「CT-4100」はEMVLevel1、2認定を取得済みで、ピンパッドについても国内業界初のPCI PTS POS PED注4 Ver2.1(オフライン/オンライン)認定を取得申請中です。
「CT-4100」はセキュリティ対応を優先課題と考え、デザイン性のみでなく、堅牢性においても安心できる端末です。
5.多彩な決済サービスに対応
東芝テックは、多くの流通企業様向けにPOSシステムを提供しています。POSシステムの開発・導入経験から、POSシステムとの連動親和性において、他社にない接続ラインナップを用意しています。
「CT-4100」は、決済サービスアプリケーションとして「磁気、ICクレジット」「Jデビット」を標準で搭載しています。オプションにて「中国銀聯カード」、「売上集計サービス対応」、「売上レポートサービス」、「POS接続」の決済サービスアプリケーションを「CT-4100」の発売と同時に提供いたします。
6.環境への配慮
「INFOX」はサービス開始10周年を機に、環境に配慮した取り組みを実施しています。
「CT-4100」から出力される各種伝票は業界最短クラス(クレジット売上伝票東芝テック従来比 約60%の長さ)であり、紙の使用量を大幅に削減することを実現致しました。(別紙参照)
また、端末の小型化・軽量化による環境物質の使用量削減、取扱説明書の電子媒体化による紙の使用量削減(省資源化)、そして梱包材の使用量を低減するとともに、発泡材の不使用の実現と古紙(再生紙)の利用による再資源化を実現致しました。
加えまして、使用部材における環境有害物質注5の使用低減を実施。
また消費電力についても、積極的な低消費電力部品の採用や使用部品点数の低減、特徴であるタッチパネルを使用していない時の停止処理などの、技術を工夫することにより、東芝テック従来機種に比べて約30%(平均)注6の消費電力削減を実現し、ECOを意識した環境重視の設計を実施しました。
なお2010年3月9日~12日有明ビッグサイトにて開催される「リテールテックジャパン2010」の東芝テックブースにて「CT-4100」を展示いたしますので「CT-4100」の操作性、デザイン性を体感いただくことができます。
CT-4100(本体)仕様
寸法 | 110(W)×155(D)×119(H)mm |
---|---|
重量 | 約800g(ACアダプタ、ロール紙除く) |
消費電力 | 7W以下(待機時)、34W以下(動作時) |
カードリーダ部 | JIS I第1トラック、第2トラック(ISO1,2)及びJIS II |
液晶表示部 | 4.3型ワイドスクリーン・カラーTFT液晶 |
プリンタ | サーマル、印字速度130mm/秒(最大) |
キーボード | 抵抗膜式タッチパネル |
通信回線 |
|
外部インターフェイス |
|
電源ケーブル長 | 全長3.8m(ACアダプタ出力ケーブル1.8m含む) |
PADCT-4100(ピンパッド)仕様
寸法 | 84(W)×135(D)×84(H)mm
|
---|---|
重量 | 約350g |
液晶表示部 | 表示ドット128×64ドット 半角16桁×4行 |
キーボード部 | 16キー 点字3箇所 |
注釈
- 注1INFOX-NET
INFOX-NETは、INFOX端末から入力されたカードの取引情報やポイント情報をオンラインで中継する決済ネットワークで、1999年4月よりクレジットデータ中継サービスを開始し、現在は、デビットデータ中継サービス、売上集計サービス、ポイントサービス、口座振替契約受付サービスなどを提供している。INFOX-NETは、NTTデータが提供しているカード決済総合ネットワーク「CAFIS®」に接続しており、CAFISを通して各金融機関・クレジットカード会社と接続されている。
- 注2INFOX
INFOXは、クレジットカード、デビットカード、ICカードなど多様化する決済手段に対応する多機能決済端末で、決済ネットワークINFOX-NETに接続される。INFOX-NETへは、一般電話回線やISDN回線、また、DoPa網やFOMA網などを利用して接続され、店舗のレジカウンターでの利用に加え、タクシーや宅配業者などのモバイル環境での利用にも対応。現在、全6機種(設置型3機種、携帯型3機種)を販売しており、2009年12月末時点で全国の百貨店・小売店・飲食店などで約65万台が利用されている。
- 注3アクセシブルフォントとは、データの容量を抑えながら、太字、斜体文字、縁取り文字などの装飾文字を扱え、かつフレキシブルにサイズを変更できるフォント。
- 注4PCI PTS POS PED(Payment Card Industry PIN Transaction Security Point Of Sales PIN Entry Devices)とは、国際ペイメントカードブランド5社(VISA、MasterCard、JCB、American Express、Discover)にて構成されるPCI SSC(PCI Security Standard Council)で策定されているセキュリティ規格の中で、特にPIN(暗証番号)入力装置に対するセキュリティ規格である。
本規格の認定を取得したPIN(暗証番号)入力装置は、お客様の大切な暗証番号や装置内部に含まれるセンシティブな情報を盗もうとする悪意ある外部からの攻撃に対して、最大限の保護が可能になっている。 - 注5環境有害物質の使用低減
欧州RoHS指令に準拠、基板のハロゲンフリー化に対応。
- 注6東芝テック独自試験環境により算出。
- 「INFOX」「INFOX-NET」「CAFIS」は、日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- その他、文中に記載されている商品・サービス名、および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
関連情報
東芝テックホームページ
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
東芝テック株式会社
総務部
業務・広報室
TEL:03-6422-7009
株式会社NTTデータ
広報部
杉山
TEL:050-5546-8051
製品・サービスに関するお問い合わせ先
東芝テック株式会社
e-ソリューション統括部
決済システムソリューション部
決済・電子マネー企画担当 岡田・荻野
TEL:03-6422-7493
株式会社NTTデータ
第一金融事業本部
カード&ペイメント事業部
商品企画担当 高田・伊藤
TEL:050-5546-8576