データセンターの維持運用管理業務において事業継続マネジメントシステム規格(BCMS)認証を取得

ニュースリリース/NTTデータ

2010年3月1日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータは、当社のデータセンタービルの維持運用管理業務について、事業継続マネジメントシステム規格(BCMS)「BS25999-2:2007」認証を2月25日に取得しました。

BCMS認証は、事業継続マネジメントの唯一の認証規格として英国規格協会が発行しているもので、災害発生時に確実に事業継続を行えることを証明するものです。

今回NTTデータは、首都圏の12の自社データセンタービルにおいて、ファシリティ(建物、電力等)の維持運用管理における事業継続への取組みが評価され、認証を取得しました。

株式会社NTTデータは、データセンタービルの維持運用管理業務において事業継続マネジメントシステム規格(BCMS)認証を取得しました。

概要

ITシステムは、いまや社会活動や企業活動の中核を担う重要なインフラとなっており、災害等による長時間の中断は、社会経済活動や個人の生活に重大な影響を与えます。ITシステムの基盤となるデータセンターは、社会や企業の活動を守る最重要な拠点といえます。

データセンターのファシリティ(建物、電力、空調、セキュリティ等)の事業継続はシステムを途絶させない為の重要な位置付けとなります。当社はこれらの確実な事業継続のための仕組みづくりや、教育訓練などに取組んできました。今回、これらの取組みが、現在、事業継続マネジメントの唯一の認証規格として英国規格協会が発行している「BS-25999-2:2007」に認証されました。

当社のデータセンターが災害発生時に確実に事業継続を行えることが第三者機関により証明されたことで、当社データセンターの信頼性が「見える化」されたといえます。

NTTデータの事業継続への取組み

NTTデータでは、2006年度より、災害対策における重点施策として災害BCPの策定を進める一方、お客様へ提供しているサービス・システムにおける事業継続についても取り組んでおります。

データセンタービルの維持運用管理業務については、NTTデータビジネスにおける重要基盤の1つであり、事業継続になくてはならないものです。

今後について

スコープを地域自社ビルへ拡大し、全自社データセンタービル(16ビル)で認証を取得する予定です。また、新型インフルエンザ等新たなリスクへの対応についても対応の充実を図っていく予定です。

事業継続マネジメント(BCM:Business Continuity Management)

リスクが多様化している現在社会において、各種災害時に備えて影響度を認識し、発生時の事業継続を確実に実施するため手順の確立及びその手順を有効に機能されるための教育や訓練、更新、災害に対する事前対策を含めたマネジメント手法。

自社データセンターにおけるBCMS認証取得について

1.事業社名・事業所

株式会社NTTデータ ファシリティマネジメント部 首都圏自社 12ビル

2.BS25999-2:2007の登録範囲

自社データセンターの維持運用管理

3.認定日

2010年2月25日

4.審査登録機関

BSIジャパン

5.認定機関

  • BS25999

    英国の適合性認定機関UKAS(United Kingdom Accreditation Service)

BS25999-2:2007(仕様)

世界初の第三者認証用規格である英国規格(英国規格協会)BS25999 Part1(2006年)はガイドライン規格であり、BS25999 Part2(2007年)は認証用規格の2部構成となっております。

BS25999 Part2 事業継続管理(BCM)のための仕様は、事業継続マネジメントシステムの要求事項を詳述しており、これにより組織は、サプライヤなどとの適切な事業継続マネジメントの手順を確実にすることができます。認証取得をすることにより、組織は事業継続マネジメントシステム規格要求事項への準拠と事業継続マネジメントのベストプラクティスを実践していると証明できます。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
高橋
TEL:03-5546-8051

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
ファシリティマネジメント部
ビルマネジメント担当 田山
TEL:050-5546-9493