グローバル・ビジネスインテリジェンス・サービスの提供開始について ~グローバルでの実績をもとに、構想策定からリリース後の定着化支援までをフルサポート~
2010年3月30日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータは、これまでビジネスインテリジェンス(BI)の課題であった導入後の有効活用と、本来の目的である事業課題の解決を目指すため、導入前の構想策定コンサルティングから導入後の定着支援まで含めたグローバル・ビジネスインテリジェンス・サービス注1(以下:グローバルBIサービス)を2010年3月30日より開始します。
グローバルBIサービスは、NTTデータグループのグローバルでのBI導入実績(米国グループ会社のThe Revere Group(リビア)、欧州グループ会社のCirquent(サークエント)、itelligence(アイテリジェンス)など)と国内での実績を基礎に、導入前のビジョンを策定する構想策定・BI導入コンサルティング、「見える化手段」としてのBI構築、導入後の効果を最大限に発揮させるためのビジネス・トランスフォーメーション(定着支援)サービスを統合・再編成し、BI導入・定着化をグローバル規模で総合的に提供するサービスです。
背景
製造業・流通業をはじめとした日系グローバル企業のお客さまでは、販売・生産拠点のグローバル化による海外現地法人の設立やM&Aによる事業の連結対象が増加していく中で、競合他社とのグローバル競争を勝ち抜くため、各地域単位の販売・生産・在庫管理からグローバル横ぐしでの戦略立案・オペレーション統一の必要性が高まっています。
このような状況のなかで、「世界各地の販売・生産・在庫等の計画・実績情報が見えない」、「データ収集と加工を人手で行っており、多くの時間を要している」、「加工したレポートも数値の信ぴょう性に欠ける」といったオペレーションレベルの課題を解決しながら、「事実情報に基づく意思決定とアクションの迅速化」といった事業戦略をグローバル規模で実現していくことは、より一層困難になってきています。
一方で、これまで「事業の見える化を実現する」とのコンセプトで導入されてきたBIは、導入時のビジョン・目的・改革ロードマップが不明確であったり、経営層や現場ユーザの巻き込み不足による業務要件の合意形成不足等の理由により、BI導入後も業務への活用が十分できていないという事例が多く見受けられています。
NTTデータグループでは「変革の構想と実現」を行っていく「価値提供モデル:3D Value Cycle」の考えに基づき、導入前の事業改革ビジョンの策定やロードマップの作成から、グローバル規模でのBIの実装、導入後の定着化・活用まで見据えたトータルサービスを提供していきます。
サービス概要と特徴(図1参照)
NTTデータグループでは、実績のあるSCM/CRM領域を中心として、これまでの国内外のプロジェクト経験・実績で得られたノウハウを元に、一貫したサービスメニューとしてそろえ、BI導入後も見据えた構想策定・BI導入コンサルティングから、BIを利用した業務の定着化支援までの、お客さまの状況に応じたサービスを提供します。
グローバルBIサービスメニューの構成(図2参照)
- 1.構想策定・BI導入コンサルティング
- 現行の事業課題から改革目標(ビジョン)を設定し、ビジョンの実現へ向けたアクションプランを策定します。
- ビジョンの実現手段として、グローバルBI導入へ向けたプロジェクト準備・業務要件の定義を行います。
- グローバル横ぐしで「見える化」する情報の標準化(種類、粒度、見せ方等)を行います。
- 業務要件に合致したBIツールの選定を的確に行うため、当社のBI/DWHラボ注2による製品選定やお客さまの実データを用いたデモ構築(オーナーズ・デモ)を活用します。
- 2.BIシステムの構築
- 国内での実績だけでなく、海外グループ会社と連携したBI構築体制を有しており、グローバル体制でのデリバリサービスを提供します。
- これまでのBI構築実績をテンプレート化により再編・統廃合し、流通業・製造業向けを中心とした代表的なBIツールの構築方法論の提供を可能としています。
- 3.ビジネス・トランスフォーメーション(定着支援)
- 「業務の変化」に対して、関係者全員がスムーズに移行出来るように、業務移行設計、教育・トレーニング支援、マスタメンテナンス、チェンジマネジメント施策等を同時並行的に実施します。
- 導入したBIがユーザ部門に定着し、業務のPDCAサイクルが回るような業務標準化・定着化活動を実施します。
- 業務に定着したBIを利用した業務評価指標(KPI)の定期的なモニタリングを定着化させ、事業の継続的な変革を支援します。
今後について
NTTデータグループでは、既にグループ全体で約400名規模体制を構築しており、今後も「お客さまの変革目標の達成(上流)」と「定着化(活用)」に注力し、グローバルBIサービスの充実を図っていきます。
注釈
- 注1グローバル・ビジネス・インテリジェンスサービスの詳細はhttp://www.nttdata.co.jp/3dvaluecycle/performance-d/case2/solution/index.htmlで公開しています。
- 注2BI/DWHラボについては、2008/11/25の当社発表資料http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2008/112500.htmlを参照ください。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
広報部
釜崎
TEL:03-5546-8051
サービスに関するお問い合わせ先
日本・中国地域
株式会社NTTデータ
法人コンサルティング&マーケティング本部
コンサルティング部
浦野、升田
E-mail:gbis@kits.nttdata.co.jp
北米
Mr. Creighton S. Lang
The Revere Group
TEL:+1-888-473-8373
E-mail:clang@reveregroup.com
Mr. Mark Albrecht
itelligence AG
TEL:+49(0)521/914 48-510
E-mail:mark.albrecht@itelligence.de
欧州
Mr. Jörg Waschatz
Cirquent GmbH
TEL:+49(89)9936-1654
E-mail:Joerg.Waschatz@Cirquent.de
Mr. Mark Albrecht
itelligence AG
TEL:+49(0)521/914 48-510
E-mail:mark.albrecht@itelligence.de
APAC
Mr. Akira Noda
NTT DATA Asia Pacific Pte. Ltd.
TEL:+65-6438-3101
E-mail:nodaak@nttdata.com.sg