「BlueGate®ユーザー認証サービス」がモバイル対応 ～2010年10月よりビザ・ワールドワイドの仕様に基づき、機能提供開始～

株式会社NTTデータは、携帯電話からのネットショッピングを安全に行うために「BlueGate^®注1ユーザー認証サービス」のモバイル対応を2010年10月より開始します。

「BlueGateユーザー認証サービス」は、ネットショッピングでのクレジットカード決済をより安全に行うための本人認証技術である「3-D Secure^™（スリーディーセキュア）^注2」に対応したASPサービスで、2002年9月より提供を開始、現在では多数のクレジットカード発行会社への導入実績があります。

今回新たに、ビザ・ワールドワイドが「ベリファイド・バイ・ビザ」（Verified by VISA、以下VbV）のモバイル仕様（Mobile Web Verified by Visa TechnicalSpecification Version1.0）を提供することに伴い、「BlueGateユーザー認証サービス」においても携帯電話から「3-D Secure」に準拠した本人認証サービスを利用できる機能を提供します。

NTTデータは、日本におけるクレジットカード決済インフラである「CAFIS^®注3」で得た実績とノウハウをもとに、本サービスのような高い安全性と利便性を両立させる決済サービスをこれからも提供していきます。

ビザ・ワールドワイドが提供する「VISA認証サービス」、MasterCard Worldwideが提供する「MasterCard^® SecureCode^™」、株式会社ジェーシービーが提供する「J/Secure^™」は、「3-D Secure」に準拠した本人認証サービスで、ネットショッピングの際、クレジットカード番号と有効期限に加え、事前にクレジットカード発行会社から取得するオンライン専用の「パスワード」を入力することにより、実店舗でのクレジットカード決済における「サイン」記入と同等の処理をネットショッピングで可能とします。これにより、なりすましなどの不正利用を防止し、より安全なインターネット取引が行われるようになります。

「BlueGateユーザー認証サービス」は、クレジットカード発行会社がこれら国際クレジットカード3ブランドの本人認証サービスに対応するために必要な環境をCAFISセンター内に構築し、ASPとして提供するサービスです。「3-D Secure」が業界で導入されはじめた2002年からサービスの提供を開始し、大手の銀行系、信販系、および流通系のクレジットカード発行会社などへの導入実績があります。

「BlueGateユーザー認証サービス」のモバイル対応により、クレジットカード利用者およびネットショッピングを提供する企業・店舗（以下、加盟店）、カード会社には以下のようなメリットがあります。

これまで、利用者が「3-D Secure」に準拠した本人認証サービスを利用できるのは、加盟店のパソコン向けサイトにてネットショッピングを行う場合に限られていましたが、今後は携帯電話向けサイトにてネットショッピングを行う際にも利用可能になります。パソコンと携帯電話の双方において本人認証サービスを利用することが可能となり、高い安全性のもと、ネットショッピングの利便性がさらに向上します。

現在、ネットショッピングを展開する加盟店では、パソコン向けサイトでの販売において、「3-D Secure」に準拠した本人認証サービスを利用することにより、不正利用に対するリスクが軽減されています。今後は、携帯電話向けサイトでの販売においても、「3-D Secure」に準拠した本人認証サービスを利用することができるようになり、パソコン向けサイトと同様に、不正利用に対するリスクが軽減されます。

本サービスでは、パソコンでのネットショッピングの際に入力するパスワードを携帯電話でも利用することになるため、クレジットカード発行会社は、モバイル用のシステム開発や会員情報登録を行うことなく、本サービスへ事前設定する情報をNTTデータに提出するだけで、約1ヶ月で、利用者に対して、モバイル端末を用いた「3-D Secure」に準拠した本人認証サービスを提供することが可能となります。

NTTデータは、2010年10月より順次、本サービスを利用しているクレジットカード発行会社にモバイル機能の提供を開始する予定です。