中国ビジネス強化に向けた子会社再編について

株式会社NTTデータ（代表取締役社長：山下　徹　本社：東京都江東区　以下、NTTデータ）は、中国におけるグループ会社である恩梯梯数据（中国）有限公司（董事長：土橋　謙　本社：中華人民共和国北京市　以下、NTTデータチャイナ）と、北京恩梯梯数据系統集成有限公司（董事長：遠藤　宏　本社：中華人民共和国北京市　以下、北京NTTデータ）を統合することとし、本年12月^注1を目処に、新生「NTTデータチャイナ」として新たな一歩を踏み出します。また、同じく中国におけるグループ会社である、無錫恩梯梯数据有限公司（董事長：遠藤　宏　本社：中華人民共和国無錫市、以下、無錫NTTデータ）を統合会社の子会社とします。

また、中国における再編に先立ち、日本国内におけるオフショア営業会社の統合を実施します。北京NTTデータの子会社である株式会社北京NTTデータ・ジャパン（代表取締役社長：玉置　政一　本社：東京都江東区　以下、北京NTTデータ・ジャパン）と、株式会社BNIシステムズ（代表取締役社長：細江　浩　本社：東京都品川区　以下、BNIシステムズ）を統合することとし、7月1日より「株式会社NTTデータ・チャイナ・アウトソーシング」とします。

NTTデータグループは現在中国において、中国国内の新規ビジネスへの取り組みと日本からのオフショア開発を展開しています。今回、中国市場における現地ビジネスの強化と、中国におけるオフショア開発体制の整備を目的として、中国子会社3社、および中国へのオフショアリングに関わる国内子会社2社の再編を行います。

現在、NTTデータチャイナは、NTTデータのソリューションの中国マーケット展開に向けた、コンサルティング・マーケティングの受託を中心とした事業を展開すると共に、中国国内グループ各社の総合調整機能を有しています。

また、北京NTTデータおよび無錫NTTデータは、主に日本からのソフトウエア開発の受託を中心としたオフショア事業を展開しています。

このたび、NTTデータグループでは、中期経営計画におけるグループ経営強化の方針に基づき、NTTデータチャイナと北京NTTデータを統合することとし、無錫NTTデータを統合会社の子会社にすることとしました。

今回の再編で、NTTデータチャイナの営業力と北京NTTデータの開発力を一つにすることにより、開発リソースを日本からのオフショア開発だけでなく現地ビジネスにも効率的に利用し、製販一体とした運営で中国現地のお客様向けに迅速かつ効率的な事業展開ができるようになり、従来にも増して中国現地のお客様に対して積極的にアプローチしていくことが可能になります。また、無錫NTTデータにおいても、NTTデータチャイナと連携して、中国ビジネスの拡大に取り組んでいきます。一方、オフショア開発事業についても、北京NTTデータと無錫NTTデータの連携を密にし、ノウハウ・スキル・リソースの共有、統一を図ることで、体制を強化いたします。

日本側においては、現在、北京NTTデータ・ジャパン、BNIシステムズは、それぞれ、北京NTTデータ、および、無錫NTTデータの日本側での営業、ブリッジ機能を有しておりますが、両社を統合することにより、営業窓口の一本化による営業機能の集約・強化、および、事業規模拡大と経営の効率化を目指します。

統合後の会社は、今後さらに、中国国内のNTTデータグループ会社との連携を強化することにより、NTTデータグループとして一段と機動力を活かした事業展開を推進していきます。

（NTTデータと再編5社の関係は別紙参照）