プライベートクラウド基盤「Lindacloud®」が「グリーンITアワード2011 経済産業大臣賞」を受賞 ~独自設計で低排熱・省電力を実現するハードウエア・ソフトウエア一体型製品~
2011年10月 3日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータは、このたび低排熱・省電力のプライベートクラウド製品「Lindacloud®」について、「グリーンIT推進協議会」が主催する「グリーンITアワード2011 ITの省エネ部門」にて「経済産業大臣賞」を受賞しました。
Lindacloudについて
NTTデータグループでは、中期経営の重点施策として「環境志向経営の推進」を掲げ、システム・ソリューションの環境負荷低減効果の「見える化」や環境ソリューションの創出・拡大による社会の環境負荷低減に取り組んできました。
ソフトウエアを核とする既存のSI事業に加え、環境低負荷ハードウエア製品(低排熱、省電力、低価格)を投入することで、よりレベルの高い環境負荷低減を推進することを目的にLindacloud事業を手掛けるに至りました。
Lindacloudは、省電力・排熱設計を工夫した自社設計、自社製造のハードウエアと、そのハードウエア上で動作する、用途に応じた自社独自ソフトウエア(オープンソースや自社ソースを組み合わせたソフトウエア)を組み合わせた、ハードウエア・ソフトウエア一体型のプライベートクラウド基盤製品です。
2010年11月より販売を開始し、現在「Lindacloud for Hadoop」「Lindacloud for NAS」「Lindacloud for Thinclient」「Lindacloud for Lindasync®」の4製品を販売しています。
受賞理由
「グリーンIT推進協議会」が主催する「グリーンITアワード2011 "ITの省エネ部門"」において、
- 1.ハードウエアメーカーではなくSI企業の視点から、顧客目線で設計した製品であること
- 2.プライベートクラウド用途に特化して必要な機能を絞り込んだ、シンプルで割り切った製品であること
- 3.サーバ筐体の排熱設計を見直したことにより、冷却にかかる電力の削減を実現した製品であること
等、その独自性が高く評価され、「経済産業大臣賞」を受賞しました。
受賞内容については、グリーンIT推進協議会のWebサイトもご覧ください。
今後の製品展開について
Lindacloudは、今後、引き続きこれら製品ラインアップの拡充を推し進めるとともに、クラウドの進展に伴い発生するビッグデータ(爆発的に増大するデータ)の蓄積・検索・分析等を安価に行うことのできる基盤としてお客さまに新たな価値を提供していきます。
具体的には、「Lindacloud for Hadoop」を用いて、以下にあげるソリューションの充実を図っていく予定です。
- データ増加によるRDBバッチ処理の性能限界を安価に解消するためのRDB補助ソリューション
- 大量の基幹システムデータ、POSデータ、ライフログデータ等を安価に蓄積・分析するためのDWH/BIソリューション
- 大量の金融ジャーナルデータ、レセプト(診療報酬明細書)データ、ネットワーク通信ログ等を安価に蓄積し、かつ、優れた検索機能を備えたメガストレージソリューション
- 地方自治体等のBCP実現手段としてのDR実現ソリューション(データバックアップ等)
グリーンITアワードについて
グリーンITアワードは、2008年に産学官のパートナーシップにより設立された「グリーンIT推進協議会」が主催する表彰制度で、優れた省エネ効果を持つIT機器やソフトウエア、サービス、ソリューション、もしくはそれらを活用して優れた省エネ効果をあげた取り組みに対して授与される賞です。IT機器そのものの省電力化の取り組みを表彰する「ITの省エネ」部門と、ITを活用して産業・社会のエネルギー効率を向上させる取り組みを表彰する「ITによる社会の省エネ」部門の2つがあります。
注釈
- 「Lindacloud」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- 「Lindasync」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
広報部
戸田
TEL:03-5546-8051
製品・サービスに関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
第二法人システム事業本部
Lindacloud開発部
伊藤、岡田
TEL:050-5545-9766