NTTデータとOKI、グローバルITサービス分野における協業で合意
2011年10月21日
沖電気工業株式会社
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)と沖電気工業株式会社(以下:OKI)は、グローバル市場におけるNTTデータのITリソースとOKIの長年のビジネスノウハウを融合し、ITを活用した新たなビジネスを目指すことといたしました。
協業ビジネスの第一弾として両社は、世界120カ国で事業を展開しているOKIグループのプリンタ事業部門のITコストについて、NTTデータの海外データセンターを活用することで、20%以上の削減を目指します。
NTTデータとOKIは、今回の取組みを通じて得られるノウハウに互いに保有するIT技術・ネットワークを加え、グローバルな業務ノウハウを活用し、市場の国際化などにより急伸している、企業へのグローバルITサービス事業の拡大を目指します。
NTTデータグループは、2005年以降、積極的にグローバルビジネスの強化を進めており、日系グローバル企業の各種サポート、欧米ビジネス基盤拡充、中国やインドやベトナムなどの新興国でのIT技術者のリソース拡大に取り組んでいます。そして、世界ITサービス市場における「グローバルトップ5」を目指し、"Global One Team"の考え方のもとに海外グループ会社を活用したグローバルITソリューションを積極的に展開しています。
また、OKIグループでは、昨年10月に発表した2013年度にむけた中期経営計画における成長戦略の中で、プリンタ事業およびEXaaS™(エクサース)を中心とするITサービス事業の強化、ATMなどメカトロ商品の海外事業拡大を目指しています。
このたび、NTTデータとOKIが手を組み、それぞれの技術・ノウハウを提供することで、互いのグローバルビジネスを推進していく領域が大きいと判断し、今回のビジネス協業に至りました。
今回の協業の第一弾としてOKIのプリンタ事業を担っているOKIデータは、NTTデータがマレーシアデータセンターにより提供する「INERPIA/イナーピア® SAP®ホスティングサービス」を活用します。それにより2013年度までに日本およびアジア圏各拠点におけるデータセンター運用コストの20%削減を目指すなど、さらなるコスト低減に向けた施策を両社で継続検討いたします。
またOKIグループでは、今後東南アジア、南米地域等グローバルビジネスの領域拡大に向けて、順次NTTデータのグローバルITサービスの利用を進めることにより、ITインフラ基盤の整備・強化、情報システムの戦略的なコスト低減、事業継続性リスクの軽減、グローバルITガバナンス強化といった業務の高品質化を目指します。
さらに、両社はそれぞれが国内外に持つ顧客基盤、スキル・リソースを活用した商品・サービスの相互展開や、両社のスキル、ノウハウをベースとした新商品・サービスの創出・展開なども今後図って参ります。
参考 INERPIA/イナーピア SAPホスティングサービスについて
INERPIA/イナーピア SAPホスティングサービスは欧州において20年以上の実績を持つサービスをベースにしております。SAPシステムに特化し、日本企業文化へのきめ細かな対応、高品質を両立しつつコスト削減に寄与します。
マレーシアデータセンターは、NTTグループが運用するグローバルデータセンターであり、広域災害の可能性が低い地域に設置されている他、デュアル構成になっている、送電を含めた電源の冗長化を備えているなど高いレベルのデータセンター要件を備えています。
また、INERPIA/イナーピア SAPホスティングは世界5拠点にてSAP-Basisコンサルタントを確保し24時間365日のサービスをご提供するとともに、インフラの共有化によりさらなるコスト低減を実現しています。さらに、日本のお客様へは日本人のサービスマネージャ、日本語のサービスデスクを配置することできめ細やかなサービスをご提供しております。SAP-アップグレードプロジェクトなどで環境を一時利用いただくなど、必要なときに必要に応じた拡張が可能です。
注釈
- 「INERPIA/イナーピア」は、株式会社NTTデータの日本国内における商標です。
- SAP、SAPロゴ、記載されているすべてのSAP製品およびサービス名はSAP AGのドイツおよびその他世界各国における登録商標または商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
関連情報
プレスリリース「INERPIA/イナーピア SAPホスティング」を提供開始
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株式会社NTTデータ
広報部
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