BCP(事業継続計画)のコンサルティングサービスを提供開始 ~短期間でBCP策定からシステム復旧対策策定まで実施~
2012年3月13日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータは、企業のBCP(事業継続計画)策定を支援する、「BizXaaS® BCP・DRコンサルティングサービス」を本日より提供開始します。
本サービスは、当社が独自に開発したBCP策定手法を用い、最短5回の打ち合わせという短期間でBCP策定を実現します。独自ツールにより被災後の企業状況をシミュレーション(見える化)し、さらに財務面まで含めて分析を行い、DR注対策への最適な投資額を算定します。DR対策はクラウドサービスを活用し、低コストの対策案を提案します。
なお、東北地方で事業展開をされるお客さまについては、選考のうえ、復興支援として2013年3月末まで、無償にて本サービスを提供します。
背景
2011年3月11日に発生した東日本大震災後、BCPの常識に大きな変化が起きています。
この常識とは、「想定外に対応する」、「広域的かつ多重災害を想定する」、「DR投資額を算定する」、「クラウドを活用したDR対策を検討する」などです。
これらの新常識は、これからBCPを新たに策定する企業はもちろん、既にBCPを策定済の企業においても、新たに取り組まねばならない検討課題となっています。
一方で従来のBCPの検討は、多くの時間とコストがかかるものでした。業務フローの詳細な分析からアプローチする手法から、綿密なリカバリ計画を立案された企業もありました。しかし、そのように時間とコストをかけて立案された計画が、肝心な時に機能するとは限らないことが証明されたのも今回の大震災でした。
3月11日を境に、多くの企業が短期間に具体的なDR対策とその投資額までを導きだすことに迫られています。
サービス内容と特長
「BizXaaS BCP・DRコンサルティング」は、当社の独自フレームワークを活用しながら、経済産業省のガイドラインにのっとった実効的なBCPを策定を支援するサービスです。システム基盤領域を中心としながらも、この中核事業の影響度分析に力点を置き、お客さまとともにBCPを策定、最適なDR対策を提案します。
お客さまの事業を財務面も含めて分析し、DR対策まで導き出すため、ただのマニュアルに終わらないBCPを策定できます。また、事業規模等にもよりますが、最短5回の打ち合わせという短期間でBCPを策定できるという特長があります。
図:コンサルティングプロセス(概要)
復興支援
東北地方で事業展開をされるお客さまについては、選考のうえ、復興支援として2013年3月末まで、無償にて本コンサルティングサービスを提供します。
お客さまメリット
- 短期間で経済産業省のガイドラインに沿ったBCPを策定できます
- AsIsとToBeの事業継続シナリオ(被災後のシミレーション)により具体的なイメージを得られます
- DR対策への最適な投資額を算定できます
- クラウドや仮想化を活用した最適なDR方式を決定できます
- システム面の課題だけでなく、防災マニュアルなど、事業継続にかかる全社的な課題を洗い出せます
ターゲットユーザー
- 東日本大震災を受けて、新たにBCPを策定したいとお考えのお客さま
- 東日本大震災によって起こった変化や課題を取り込み、既存のBCPを改善したいとお考えのお客さま
- 短期間にシステム基盤を主導としたBCP策定を行いたいお客さま
- 東日本大震災を受けて、DR投資を迷われているお客さま、DR投資の判断材料をお探しのお客さま
- クラウドを活用し、DR投資を最適化したいとお考えのお客さま、システムのクラウド活用と並行し、DR対策もお考えのお客さま
提供開始時期、参考価格
2012年3月13日提供開始、300万円~
今後について
NTTデータは、本ソリューションの提供により、今後3年以内に300億円の売上を目指します。
また、今後もBizXaaSは、お客さまの事業継続性向上にむけたサービスや、クラウドを活用した高付加価値なIT基盤の提供に努めてまいります。
注釈
- 注DR
ディザスタリカバリの略。IT・通信に関する災害復旧、システム復旧対策
- 「BizXaaS」は、日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
広報部
高橋
TEL:03-5546-8051
製品・サービスに関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
基盤システム事業本部
システム方式技術ビジネスユニット
TEL:050-5546-9792
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