先進的ヘルスケア関連サービスの創出に向けた台湾・FIC社との共同検討

ニュースリリース/NTTデータ

2012年8月1日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(代表取締役社長:岩本 敏男、本社:東京都江東区 以下、NTTデータ)は台湾のハードウェアメーカーであるFirst International Computer, Inc.(Chairman:Dr. Ming J. Chien、本社:台湾・台北、以下FIC社)とヘルスケア分野における共同検討に関し覚書を締結しました。NTTデータはFIC社とともに、ワイヤレスヘルス、モバイルヘルス、M2M(Machine to Machine)注1技術等を活用した先進的なヘルスケア関連サービス創出について、共同検討を進めていきます。

背景

昨今、先進各国においては医療や介護などのヘルスケア分野における情報の収集とそれらの活用の重要性がますます高まり、センサーデバイスやモバイル端末などの技術要素を活用した先進的ヘルスケアサービスに、新たな事業機会が生まれようとしています。

在宅医療や遠隔診断ではヘルスケアサービス提供者の業務効率化、病院外での患者対応を可能とします。M2M技術を活用することで、モニタリングデバイスとITシステムを直接結び、モニタリングを人手を介さず自動化します。

NTTデータは、海外での事業拡大と商品力強化に積極的に取り組んでおり、ヘルスケア分野についても「成長エンジン」と位置付けて業容の拡大を図ってきました。また、M2M技術については、M2Mトータルソリューション「Xrosscloud®」(クロスクラウド)を保持しており、ヘルスケア分野での活用も計画されています。

一方FIC社は、ヘルスケア分野において、医療現場での利用を考慮した製品の開発を行なっています。また、M2M分野での応用が期待されるワイヤレス技術にも強みを持っています。

FIC社について

FIC社はマザーボード分野において培った技術力を活かして、業界に特化した付加価値の高いデバイス・ハードウェア等の生産を手掛けており、法人向けのPC・タブレット市場では北米・欧州地域にも豊富な顧客基盤を形成しています。また、付随するソフトウェアの開発、SI事業も手掛けるなど、豊かな事業ポートフォリオを築いています。NTTデータとは、金融分野での合弁会社(衆電系統(股)有限公司)の設立実績もあります。また、FIC社は台湾プラスチックグループ注2とも関係を持っています。

今後について

NTTデータは、今後も先進的なヘルスケアサービス創出に積極的に取り組み、ヘルスケア費用の増大を課題とする先進各国への展開を進めます。また、将来同様の課題に直面することが想定される新興国への展開も視野に入れて取り組みを進めます。

とりわけ米国ではモバイルヘルスに代表される先進的なヘルスケアサービスの市場が活況を呈しており、NTTデータはグループの保有する海外拠点を活かし米国における積極的なビジネス展開を図っていきます。

FIC社の概要

(1)商号

First International Computer, Inc.

(2)本社所在地

No. 300, Yang Guang St., NeiHu, Taipei, Taiwan, 114

(3)設立年

1980年

(4)資本金

約32億台湾ドル(約86億円)

(5)代表者

Chairman:Dr. Ming J. Chien

(6)従業員数

約13,000名

(7)事業内容

法人向けPC・タブレットの設計・製造・販売等

注釈

  • 注1M2M

    Machine to Machineの略。無線・有線網を利用し、遠隔の機器とITシステムの間で、人手を介さず行われる双方向通信サービスのこと。

  • 注2台湾プラスチックグループ

    石油化学を中核とする台湾最大級の企業集団で、傘下の長庚医療財団は長庚記念病院、長庚養生文化村(介護施設)、長庚大学(医学/看護系学部)、長庚医学科技(医療機器製造)等の組織を有します。なかでも長庚記念病院は病床数約1万2,000床を持つアジア最大級の病院チェーンとなっています。

  • 「Xrosscloud」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
戸田・田中
TEL:050-5546-8051

その他のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
ライフサポート事業本部
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TEL:050-5546-9364