別紙:プロジェクトの概要
1.プロジェクトの背景・目的
本プロジェクトは、ビッグデータの活用やその有用性に注目が集まるにつれ、急激な高まりを見せているデータサイエンティスト(ビッグデータを収集・加工・分析し、知見を引き出す人材)に対する社会的ニーズに応えるために必要となる統計学の概念および実践的な知識を習得できる研修体系を、産官学で提供するものです。
「gacco」を通じ、統計学講座を誰でも無料で学習できるようにするとともに、反転学習型の研修では、より実践的な知識の習得も可能にすることで、データサイエンティスト育成の社会的基盤を構築します。
2.各社の役割
統計学会
「gacco」で開講する統計学講座を監修し、講師の選定を行います。これにより、ビジネスや研究で必要とされるデータに基づいた客観的判断能力や科学的に問題を解決する能力の向上を目指します。
ドコモ、ナレッジ・スクウェア
「gacco」において、統計学会が推薦する大学教授陣および総務省統計局による本格的な統計学講座を開講し、多くの方がオープンに受講できるようにするとともに、NTTデータへオンライン講座を提供し、データサイエンティスト育成に向けた研修を実現します。
NTTデータ
「gacco」の統計学講座と自社で培ったビッグデータ関連のノウハウを生かした、反転学習型の研修を、NTTデータユニバーシティを通じて提供します。これにより、ビッグデータ分析の事業活用を目指す企業や組織におけるデータサイエンティストの育成・輩出を支援します。
3.講座の内容・提供期間等
gaccoが提供する講座
2014年11月から5週間に渡り、統計学講座「統計学I」を開講します。また、オンライン講座の内容を元に、対面で発展的な講義を行う反転学習(対面講座)の提供も予定しています。
講座は今後も随時追加し、データサイエンティスト育成に必要な統計学の要素を網羅していく予定です。
NTTデータが提供する研修
上記オンライン講座を用いて統計学の基礎を学ぶとともに、実データ(あるいは疑似データ)と統計分析ツールを用いた高度な分析演習を行います。これにより、ビジネス的な課題に対する統計手法の活用方法が習得できます。