国内初、韓国ハウスカードが日本国内で利用可能に ~韓国クレジット業界NO.1のシンハンカードと提携し、韓国人観光客の消費活動を支援~
2014年11月17日
株式会社NTTデータ
九州カード株式会社
株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:岩本 敏男、以下:NTTデータ)と九州カード株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:小石原 冽、以下:九州カード、VJAグループメンバー注1)は、2015年1月より日本国内の空港、百貨店、免税店をはじめとする加盟店にて、決済時にSHINHAN CARD Co., Ltd.(本社:韓国ソウル市、代表取締役社長:Wi,Sung-Ho(ウィ ソンホ)、以下:シンハンカード)発行のハウスカード注2を利用できる仕組みを提供します。
クレジットカード利用率が約65%の韓国においては、近年ハウスカードの利用率が増加しています。しかしながらこれまで、韓国で発行されたハウスカードは日本国内では利用できなかったため、これが訪日韓国人観光客による消費行動を制約する一因となっていたと考えられます。
こうしたなか、今回新たなしくみを提供することにより、韓国国内で最も発行枚数が多いシンハンカード発行のハウスカードが日本国内の加盟店で利用可能となります。これにより、訪日韓国人観光客による来日時の消費行動をより活性化する効果が期待できます。
背景
近年、訪日韓国人観光客は年間約250万人に上り、日本国内における消費額は約2,000億円にのぼると言われています。また、2020年に向け、その数は今後も増加すると予測されています。
韓国国内で普及しているハウスカードを、日本の加盟店で利用可能とすることで、来日時における決済の利便性が向上し、消費額の増加が見込まれます。そこで、このたびNTTデータと九州カードはシンハンカードと提携することで、シンハンカード発行のハウスカードを日本国内の加盟店で利用できるしくみを提供することとなりました。韓国国内での利用率と比較すると、来日時のクレジットカード利用率が低いことから、訪日韓国人観光客に対してハウスカードが利用可能な環境を準備することで、非現金決済の伸びる余地があると期待できます。
概要(特長)
日本国内加盟店のメリット
NTTデータがCAFISを通じてシンハンカードと直接接続することで、全国のCAFISに接続している加盟店はすでに店舗に設置されている決済端末(POSレジやCCT端末等)のまま、シンハンカードの取り扱いが可能となります。
シンハンハウスカード利用可能のアクセプタンスマーク(シンハンカードマーク)を店頭に掲示し、さらに、シンハンカードがカードホルダーへ当該加盟店を紹介するため、訪日韓国人観光客の送客効果が期待できます。
NTTデータの役割
NTTデータはシンハンカードと24時間365日接続することで、CAFISを経由してリアルタイムに加盟店からのオーソリゼーション注3を直接シンハンカードへ送ります。また、日本国内加盟店での利用金額をシンハンカードから受領し、日本国内のアクワイアラカード会社へ入金します。
九州カードの役割
日本国内でも特に韓国からの訪日観光客の多い九州エリアを皮切りに加盟店展開を行い、順次全国加盟店へ拡大します。九州カードは、アクワイアラとして日本国内の加盟店開拓および日本国内加盟店との精算を実施します。
サービスイメージ
サービス提供地域
訪日韓国人観光客の多い九州エリアを皮切りに加盟店展開を行い、他地域にも順次拡大する予定です。
アクセプタンスマーク
シンハンカードの取り扱いが可能となった加盟店には、本アクセプタンスマークを店頭に貼付いただきます。
注釈
- 注1VJAは、九州カードをはじめとする全国の主な銀行・金融機関系カード会社62社(提携会社を含む168社)で組織する企業連合であり、日本におけるクレジットカードの普及に大きく貢献しています。
- 注2発行会社によって利用可能な加盟店が限定されるクレジットカードです。
- 注3加盟店がカード会社に対し、カードの有効性や利用限度額を確認することです。
- 「CAFIS」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
広報部
古場
TEL:03-5546-8051
九州カード株式会社
企画部
中原
TEL:092-452-4630
製品・サービスに関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
第一金融事業本部
カード&ペイメント事業部
ソリューション営業担当
大塚、崔(チェ)、泉田
TEL:050-5546-8861