フィリピンWizardsgroup社の子会社化について

ニュースリリース/NTTデータ

2015年12月21日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(代表取締役社長:岩本 敏男、本社:東京都江東区、以下:NTTデータ)は、子会社のNTT DATA Asia Pacific Pte. Ltd(代表取締役社長:深谷 良治、本社:シンガポール、以下:NDAP)を通じて、フィリピンにおけるOracleおよびMicrosoftのパートナー企業の1社であるWizardsgroup, Inc.(読み:ウィザーズグループ インク、Managing Director:Pocholo S. Reyes、本社:フィリピン共和国・マカティ市(メトロマニラ)、以下:Wizardsgroup社)の発行済株式の100%を譲り受け、子会社化することで最終合意しました。

本提携を通じ、NTTデータグループが持つグローバル顧客基盤、各業界向けソリューションおよびR&D資産と、Wizardsgroup社の強みであるOracleやMicrosoftのソリューションおよび同国の顧客基盤を相互に活用することで、フィリピン国内事業の拡大、さらには主に英語圏を中心とするAPACおよび米欧地域向けに、システム開発リソースを拡充していくことが可能となります。

背景・目的

NTTデータグループは現在、中期経営計画の注力分野として、「グローバルビジネスの拡大・充実・強化」を掲げ、海外での事業拡大に積極的に取り組んでいます。これまでも資本提携や拠点設立を通じてグローバル拠点の拡充および拠点間の連携を進めることで、国内・国外のシームレスなサービスを提供できる体制を整備してきました。

本提携を通じ、今後さらなる成長が期待されるフィリピンにおけるビジネスの拡大を見込むとともに、両社の事業シナジーにより、グローバルなお客さまのニーズに対応したソリューションをより一層強化することが可能となります。

フィリピンにおいては、かねてから駐在員事務所を通じて同国の市場調査・情報収集・事業化の検討を進めており、今年に入りSAPソリューションにフォーカスした現地法人を設立し、SAPビジネスの展開を開始しました。これに続いてこのたび、同国大手企業からの需要が高く、グローバル顧客のニーズにも対応したOracleおよびMicrosoftのソリューションに優れた同国の有力IT企業の1社であるWizardsgroup社を子会社化することとしました。

Wizardsgroup社はOracleのソリューションの一つであるOracle Exadataを強みとし、デジタルビジネスへの対応が必要なお客さまに高度なアナリティクスサービスを提供します。その実績は、フィリピンのみならずAPAC地域への展開が可能となります。

Wizardsgroup社の概要

(1)商号

Wizardsgroup, Inc.

(2)事業内容

OracleおよびMicrosoftソリューションを中心としたビジネス・ソリューション事業(BI、ERP、カスタム開発、マネージド・サービス等)、およびラーニング・ソリューション事業(トレーニング、教材開発、認定試験等)を提供

(3)設立年

1996年

(4)本社所在地

フィリピン共和国・マカティ市(メトロマニラ)

(5)代表者

Pocholo S. Reyes (Managing Director)

(6)社員数

234名(2015年10月末現在)

注釈

  • Oracle Exadataは、データウエアハウスの全件検索処理や大量データを扱うバッチ処理の速度を劇的に向上させる、データウエアハウス向けに最適化されたOracle社のソフトウエアおよびハードウエア製品です。
  • 本文中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
TEL:03-5546-8051