NTT DATA Technology Foresight 2016を公開 ～ビジネスの未来を拓くITトレンド～

株式会社NTTデータ（以下：NTTデータ）は、情報社会を取り巻く大きな潮流とITのトレンドを示す「NTT DATA Technology Foresight 2016」を、2016年1月28日に公開しました。

日々進化を続けるAI（人工知能）などの先進技術が、今後さまざまなビジネス環境に大きな変革をもたらす昨今において、ビジネスを持続的に成長させていくためには、ITの将来展望を捉え、適切に活用することが重要です。

NTTデータでは、政治・経済・社会・技術の4軸で将来変化を捉え、「情報社会トレンド」と「技術トレンド」を毎年策定しています。最新の「NTT DATA Technology Foresight 2016」では、4つの情報社会トレンドと、8つの技術トレンドを導出しました。

AIやロボット技術の進化に伴い、近い将来多くの職業がロボットに代替されるとの予測が叫ばれています。また、スマートフォンの普及とさまざまなデバイスがネットワークに接続されることで生まれた利便性は、既存ビジネスモデルの破壊を引き起こしています。さらには、DNA編集技術の進展により生物デザインや性質改変が可能となれば、新たな倫理の構築が求められます。このように、テクノロジーは社会やビジネス環境に大きな変革をもたらします。変化を事前に捉え、適切に対処していかなければ、企業の存続が難しい時代が来ています。

NTTデータでは、今後3年から10年後にインパクトを与える先進技術や社会動向を継続的に調査しており、社会全体の発展に貢献するため、調査結果から導出したトレンド情報を毎年公開しています。このトレンド情報を基に、お客さまと将来に向けたコミュニケーションを深めています。

「NTT DATA Technology Foresight 2016」では、「AI/ロボット」や「ブロックチェーン」、「バーチャルリアリティー（VR）」といった昨今話題となっている技術に加え、サイバーセキュリティー、ライフサイエンス、マーケティングなど、さまざまな分野を幅広く見据えたトレンドとなっています。

セミナー、ワークショップ、展示デモなど、対面でのトレンド解説や意見交換の場を提供しています。ワークショップではお客さまとともに新たなビジネスアイデアを考え、10年後を見据えた中長期のIT戦略を具体化します。この活動を通じて、2015年は新規事業のコンサルテーション等を含む5件のビジネス案件を創出しました。

個別のお客さま単位でNTT DATA Technology Foresightを解説するセミナーを実施しています。業界を問わず、トレンドを裏付ける先進事例を多数交えて解説することで、トレンドがもたらすインパクトを実感できます。併せて、業界やビジネスの将来についての意見交換も行っています。2013年からこれまでの3年間に200件を超えるプライベートセミナーを実施し、多くのお客さまから今後のIT戦略検討に役立つとの評価を得ています。

個別のお客さま単位で共創ワークショップを実施しています。トレンドを基に新サービスを発想するワークでは、実際に多数のビジネスアイデアが生まれています。また、将来のお客さまを取り巻く環境を具体化し、10年後に向けた中長期戦略を考えるワークも提供することで、お客さまとともに未来を作る活動を推進しています。この1年間に30件を超えるワークショップを開催し、参加したお客さまから、普段の業務の延長線上では得られない斬新なビジネスアイデアが生まれた、との意見を得ています。

豊洲イノベーションセンターINFORIUM（インフォリウム）にて、トレンドが導く「情報社会の未来の姿」を映像やデモンストレーションで体感できるコンテンツを展示しています。

NTT DATA Technology Foresightを用いてお客さまとともに未来像を描き、その未来を実現するために必要となる技術やサービスを開発することで、新しいビジネスの創出や社会の発展に貢献していきます。また、開発した新技術や新サービスの実現性や有効性を確認するため、今後もお客さまと共同で実証実験に取り組んでいきます。