別紙:NTT DATA Technology Foresight 2016 情報社会トレンド、NTT DATA Technology Foresight 2016 技術トレンド
ニュースリリース/NTTデータ
NTT DATA Technology Foresight 2016 情報社会トレンド
トレンド名 | 概要 |
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(1)個の影響力拡大が社会の変革を促進する | 個人の影響力拡大が既存の社会や業界に変革を起こす。提供者は、「個」を意識すると同時に業界の常識や慣行を見直し、既存業務を顧客中心に再構築する必要がある。 |
(2)オープンな連携が新たな社会のしくみを生み出す | 多くの人、あらゆるモノがインターネットにつながり、イノベーションが起こる。各構成要素が自律的に行動し、関係が動的に変化する新たなエコシステムが構築される。 |
(3)進化する価値が既成概念の転換を促す | 情報の分析と活用の高度化がモノの概念を変える。完成しないモノが登場し、変化・成長する機能、性能、価値等がビジネスモデルの再構築を促進する。 |
(4)フィジカルとデジタルの融合が持続性と迅速性をもたらす | 人々がフィジカル(リアル)とデジタル、オフラインとオンラインの境界を意識せず自由に行き来するようになる。両者の自然な融合が、新たな価値の創出や社会課題の解決を導く。 |
NTT DATA Technology Foresight 2016 技術トレンド
トレンド名 | 概要 |
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(1)超臨場インタラクション | リアリティーを生み出し感じさせるデバイスや技術が多く登場している。コンピューターとの接点で、人が従来以上の情報を自然に知覚して扱うようになることで、行動は変化しその範囲は広がる。 |
(2)プレシジョンライフサイエンス | DNA分析が簡便になり、センサーを通じた日常的な生体情報の取得が容易になる。大規模なデータ共有を通じた分析研究が進み、高い精度で生命について理解できるようになり、人々の生活が変化する。 |
(3)人工頭脳との共生 | 機械学習アルゴリズムの発展により、コンピューターは時間の概念や人間の暗黙知を理解するようになる。コンピューターの担当範囲は知的作業にまで拡大し、人間は全体最適を実現するための作業を担う形で共生が進む。 |
(4)オートノマスモビリティ | コネクテッドカーを中心とする次世代モビリティーが人やモノの移動を革新する。移動体情報だけでなく、外部状況や操作者の状態がリアルタイムに相互に共有されることで、都市全体が流動システムとして発展を遂げる。 |
(5)アンビエントコマース | 顧客接点の高度化によって、顧客個人の嗜好や属性、状況に応じた接客が実現されるようになる。商品の発見、購入、決済、受け取りといった一連の顧客接点のスムーズ化が進み、ストレスのない購入体験が可能となる。 |
(6)分散メッシュコンピューティング | クラウドネイティブ化やビッグデータ処理への適応のため、新しい分散型アーキテクチャーが登場している。P2P型のビットコイン基盤「ブロックチェーン」は、仮想通貨にとどまらず、多様なシステムへの応用が広がる。 |
(7)サイバーフィジカルセキュリティ | IoTの進展によりサイバー攻撃は物理世界にも影響を及ぼし、あらゆるデバイスにセキュリティー対策が求められる。強大化するサイバー攻撃への対抗策として、脅威情報の即時共有など共同防御の動きが活発になる。 |
(8)デザインイノベーション | ものづくりへのバーチャルリアリティー、センサー、3Dプリンター、ロボット等の新技術の適用が進み、高度なデジタルマニュファクチュアリングが実現される。高速に検証を繰り返しながら進化させるデザイン手法の適用が拡大する。 |