勘定系端末ソフト「BeSTAlinc®」が、青森銀行の営業店にて運用開始
2016年8月3日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)の提供する勘定系端末ソフト注1「BeSTAlinc®(ベスタリンク)」が、株式会社青森銀行(以下:青森銀行)の新営業店システムに採用され、2016年8月3日より営業店にて運用開始となります。
「BeSTAlinc」は、勘定系システム(「BeSTA®」注2)と連携し、営業店における窓口業務や事務をサポートする勘定系端末ソフトです。今回、青森銀行は「税公金収納支援機能(バーコード読み取り)」をはじめとする「BeSTAlinc」の機能を導入することで、来店顧客に対するより一層のサービス向上に加えて、事務効率化による顧客対応時間の拡大を推進します。
今後NTTデータは、「BeSTAlinc」についてタブレット端末やシンクライアント端末、汎用パソコンを含めたさまざまな端末に対応した先進的な機能を継続的に提供することにより、変化し続ける銀行の営業店ニーズに応えていきます。
背景
昨今、銀行の営業店では、さらなる顧客サービスの向上と事務の効率化を実現するため、顧客にとって便利でわかりやすいサービスを迅速かつ柔軟に、安定して提供できる信頼性の高いシステムへのニーズが高まっています。
こうしたニーズに応えるため、NTTデータでは、2013年5月より勘定系端末ソフト「BeSTAlinc」の提供をはじめており、秋田銀行、池田泉州銀行、愛知銀行、長野銀行、神奈川銀行、あおぞら銀行、荘内銀行ですでに運用を開始しています。
今回、青森銀行において、営業体制の強化、業務プロセスの効率化・ローコストオペレーションの推進という観点から、新勘定系端末ソフトとして「BeSTAlinc」が採用され、2016年8月3日より一部の営業店から全営業店導入に向け順次運用開始となります。
新営業店システムの主な機能および特長
「BeSTAlinc」は、地方銀行等向けの勘定系端末ソフトです。「BeSTAlinc」を営業店端末に導入することで、勘定系システムと連携した勘定取引業務全般のサポートや、情報系などの各種サブシステムとの連携が可能となります。今回、青森銀行は、「BeSTAlinc」の以下の機能を導入します。
今回の導入機能
- 1.窓口のスピーディーな対応を可能とする機能
- 営業店端末にて税公金バーコードの読み取り:「税公金収納支援機能(バーコード読み取り)」
従来は、営業店端末での税公金収納時に画面から入力していた情報を、端末に接続するバーコードリーダーから税公金伝票のバーコードを読み取ることで、取引画面へ自動入力します。入力ミスの防止と、これまで入力にかけていた時間の効率化が図れます。
- 行員のパソコンによる照会取引対応:「Webオンライン照会機能」
これまで営業店端末から実施していた来店顧客の取引照会が、行員のパソコンから実施可能となります。この機能を導入することにより、事務室内の端末までの移動や、端末での他の取引完了待ち時間が削減されます。
- 残高照会などの照会時間短縮:「複数照会一括実行機能」
照会取引ごとに情報入力等のオペレーションが必要だったところを、1度のオペレーションで複数の照会取引が可能となります。1度入力した情報や照会結果を次の照会取引へ引き継ぐことで、オペレーションミスの防止と事務の効率化、堅確化注3が図れます。
- 次取引画面の自動表示:「取引ナビゲーション機能」
勘定系取引実施後に次に行う取引画面を自動表示し、ベテラン行員でなくとも、スピーディーかつ確実な事務処理が可能となります。また、前取引画面で入力したデータを次画面に引き継ぐことができるため、「複数照会一括実行機能」同様、オペレーションミスの防止と事務の効率化、堅確化が図れます。
- 営業店端末にて税公金バーコードの読み取り:「税公金収納支援機能(バーコード読み取り)」
- 2.営業力強化向け機能
- 端末画面にて顧客向けセールス情報を表示:「顧客情報表示機能」
来店顧客の氏名や口座番号を端末画面に入力すると、既存の顧客情報管理システムと連携することにより、営業店端末の画面上に詳細な顧客情報(契約状況など)を表示します。
画面上の情報をもとに、個人に合わせたセールス対応が可能となり、営業力の強化につながります。
- 端末画面にて顧客向けセールス情報を表示:「顧客情報表示機能」
今後について
NTTデータは、ますます多様化・高度化する銀行の経営課題を解決するために、今後も「BeSTAlinc」をはじめとする先進的な営業店ソリューションを継続的に開発し、積極的に展開を図っていきます。
注釈
- 注1勘定系端末ソフトとは、勘定系システムに接続し、勘定系システムで保有している顧客情報等に対し、入出金、残高等の各種照会、設定変更などの取引を実現するために端末へ搭載するソフトウエアのことです。
- 注2BeSTA(Banking application engine for STandard Architecture)は、ベンダーを特定しないNTTデータの標準バンキングアプリケーションです。
- 注3ここでの堅確化とは、事務処理におけるミスがなくなることを意味します。
- 「BeSTA」および「BeSTAlinc」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
- その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
広報部
後藤(尾)
TEL:03-5546-8051
製品・サービスに関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
第二金融事業本部
金融ソリューション事業部
チャネルソリューション統括部
営業店システム担当
竹倉、樋口
TEL:050-5546-9993