NTTデータグループの新中期経営計画について
2016年11月4日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータは、当社グループを取り巻く状況と対処すべき課題を踏まえ、向こう3年先を展望した「新中期経営計画(2016~2018年度)」をまとめました。
当社グループを取り巻く状況と対処すべき課題
当社グループは、グローバル市場でのビジネス拡大を図り、前中期経営計画期間中にグローバルのカバレッジを45ヶ国・地域、185都市にまで広げ、グローバルでの事業基盤を確立しました。一方、日本やドイツ、スペイン、イタリア等を除き、各国市場では当社グループのプレゼンスが未だ低い状況にあります。堅調な拡大を続けるグローバル市場で成長を継続するためには、ローカルプレゼンスを向上し、世界各国のお客様から認知されるグローバルブランドを確立する必要があります。そのため、当社グループは、「グローバルブランドの確立」を果たし、連結売上高 2兆円超、国内と海外の売上高比をおおむね50:50にすることを「Global 2nd Stage」と定義し、2020年頃の到達を目指してきました。
また、技術の加速度的な進化によるデジタル化の波が到来しており、ITを戦略的に活用した事業拡大や新規事業創出に対するニーズが高まっています。このため、デジタル化に対応する生産技術の革新と、最先端技術の活用を積極的に推進し、新しい市場における価値提供力を強化します。
新中期経営計画
上記のような状況、および今般の大型M&Aの効果を踏まえ、当社グループは、Global 2nd Stageの到達目標時期を2018年度末とし、「2016年度(2017年3月期)~2018年度(2019年3月期):3カ年」の新中期経営計画を以下の通り策定しました。
基本方針
NTT DATA:ASCEND(Rise and grow our global brand)をキーワードに、NTTデータグループは、世界各国・地域での事業成長を通じたローカルプレゼンスの向上により、グローバルブランドとしてブランド価値の向上を図ります。
基本戦略
リマーケティングのさらなる深化
環境変化や技術革新を捉え、既存市場におけるシェア拡大とお客様のニーズを先取りした新規市場創出を行う「リマーケティング」については、これまで電力業界への参入、オムニチャネルシステムの構築、デジタルアーカイブ事業の拡大など、着実に成果をあげています。
今後も環境変化や技術革新がますます加速している状況を好機と捉え、世界各国の市場環境に則した既存市場におけるシェア拡大と新規市場創出を加速し、ローカルプレゼンスを向上します。また、世界各国に広がるグループ会社間のシナジーを発揮することで、提供ソリューション/サービスの拡充、グローバルプロジェクトへの対応力向上を推進し、各地域における競争力を高めます。
技術革新による価値創造
激しい環境変化に直面しているお客様の競争力の源泉となるシステムやサービスを早期かつ柔軟に提供できるよう、これまで開発してきた技術とデジタル社会に対応する新たな技術を組み合わせ、生産技術革新を推進します。
また、お客様の戦略的IT活用ニーズの高まりに応えるため、グローバルレベルでデジタル領域の技術力を強化すること、および高い技術力を有する他社と連携することにより、常に最先端技術を取り入れていきます。同時に、この最先端技術を活用したお客様との共創により、これまでにない新しい仕組みや価値を創造していきます。
中期経営目標
デジタル社会の変化に対応するため新規領域への積極的な投資を行うとともに、リマーケティングのさらなる深化と技術革新による価値創造を推進し、Global 2nd Stageの到達を目指して事業成長を追及します。
連結売上高 | 2兆円超 |
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調整後連結営業利益額 | 50%増注 |
- 注対FY2015(調整項目:新規領域への投資増分)
本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
広報部
TEL:03-5546-8051