札幌市の中心市街地で初の公道における自動走行パフォーマンスについて

ニュースリリース/NTTデータ

2017年10月3日

No Maps
札幌市
日本電信電話株式会社
株式会社NTTデータ
国立大学法人 群馬大学

No Maps、札幌市、日本電信電話株式会社(以下、NTT)、株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)、国立大学法人群馬大学(以下、群馬大学)は、10月5日から札幌市内で開催される「No Maps(Sapporo Creative Convention)」において、札幌市の中心市街地では初の公道での自動走行パフォーマンスを実施します。

NTTと札幌市は平成27年9月に札幌市の一層の発展と飛躍を目指し、「さっぽろまちづくりパートナー協定」を締結いたしました。

それぞれが有する資源を有効に活用し、産官相互の連携と協力を基盤に、市民と一体となって、共にまちづくりに取り組むこととしております。

また、NTTデータでは、群馬大学と共に完全自動運転社会に向けた共同研究を行っており、将来的には行政課題に対応した新たなサービスの事業化を目指しております。

No Mapsでは、先端技術や社会を変える可能性のある技術の実証実験を積極的に受け入れ、札幌発の社会実装を目指し、新たなビジネスや社会づくりに繋がることを一つの目的としております。

今回、No Maps、札幌市、NTT/NTT データ、群馬大学の目指すところが一致したことから、No Mapsをフィールドに自動走行のパフォーマンスを行うことといたしました。

札幌の中心地で、かつ一定の通行量のある公道での自動走行は、完全自動運転社会の早期実現に向けたチャレンジとなります。

なお、今回の取り組みは、北海道自動車安全技術検討会議(北海道経済部産業振興課)の協力を得て実施しております。

1.走行日時(予定)

  • 10月11日(水)11時、14時、16時
  • 12日(木)11時、14時、16時
  • 13日(金)11時

2.自動走行ルート

  • 北海道旧本庁舎(赤れんが庁舎)北門付近~札幌市役所前~大通り公園~北海道旧本庁舎(赤れんが庁舎)の一周で、札幌市中心部の中核施設や公園沿いを走行(No Maps Trade Show2017会場そばを通過)
  • 走行距離 約3km
  • 一周 約15分~20分で走行予定
【図】

図1:自動走行ルート

3.走行車両

【図】

図2:走行車両のイメージ

NTTデータと群馬大学の取り組みについて

現在、自治体の多くが公共交通における運転手の高齢化や人材不足、免許返納による交通弱者の増加といった課題を抱えており、自動運転技術を活用した新しい公共交通サービスの導入が解決策の一つとして期待されています。

群馬大学は、昨年12月から次世代自動車産業振興に資する産学官金連携イノベーションの拠点を形成するため、同大学内に「次世代モビリティ社会実装研究センター」を設置しました。

当センターでは、群馬県桐生市における公道実証実験を皮切りに、関連分野の企業や自治体との連携により自動運転の社会実装を積極的に展開します。

NTTデータは、ITビジネスにおけるイノベーターとして、様々な課題解決に取り組んでおり、新たな取組領域の一つとして将来的な自動運転社会を見据えたサービス創出に向け検討を進めています。

自動運転技術を活用した新たな公共交通サービスにおいては、無人運転であっても利便性の高い、安全な運行が可能な仕組みの導入が必要となります。

NTTデータは、群馬大学との共同研究や実証実験を通じ、自動運転社会に求められる利便性高い安全・安心なサービス・機能について検討し、自治体等の実情に応じた最適な新公共交通サービスの構築・提供を目指します。

今回の札幌市街地での初の公道での自動走行パフォーマンスは、多くの方々に自動運転車の将来的な可能性を感じていただく機会であるとともに、今後の自動運転社会の早期実現に向けた第一歩と位置づけます。

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