銀行口座を利用したスマホ決済サービスの実証実験を開始 ~西日本シティ銀行口座利用者を対象に福岡地所「キャナルシティ博多」で実施~

ニュースリリース/NTTデータ

2017年12月18日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、株式会社西日本シティ銀行(以下:NCB)および福岡地所株式会社(以下:福岡地所)と共同で、スマホアプリと銀行口座を連動させたスマホ決済サービスの実証実験を、2018年2月26日より開始します。

スマホ決済サービスは、スマホ決済アプリに、利用者があらかじめ自身の銀行口座情報を登録しておくことで、銀行口座から直接決済が可能となるものです。今回の実証実験では、福岡地所が運営する「キャナルシティ博多」の一部テナントにて、一般消費者がNCBの銀行口座を用いてスマホ決済によるお買い物を行うことにより、一般消費者のニーズや消費行動等を把握し、本サービスの商用展開に向けた検証を行います。

NTTデータは本実証実験の結果を踏まえ、スマホ決済サービスのさらなるサービス強化を図り、2018年度上期にあらゆる加盟店、金融機関向けへ提供を予定しています。

背景

昨今のスマートフォンを中心としたモバイル端末の普及率拡大や各種Fintechサービスの登場に伴い、スマートフォンを軸とした決済サービスの重要性は高まりを見せています。一方で現在提供されているスマートフォンを使った決済サービスの多くはクレジットカードをベースにしたものや、一旦バーチャル口座にチャージをして利用するものが大半で、銀行口座から直接資金を移動させる決済サービス(銀行口座決済)は少数です。

銀行口座決済はクレジットカード未保有でも、銀行口座さえあれば簡単にスマホ決済を利用することができるというメリットがあることから、NTTデータでは、2018年度上期に予定している本サービス開始に先立ち、サービス展開の可能性および運用検証を目的に本実証実験を実施することとしました。

概要

本実証実験では、NCBおよび福岡地所と共同して、福岡地所が運営する「キャナルシティ博多」の一部店舗において、NCB提供の「西日本シティ銀行アプリ」利用者を対象に、利用者が登録した銀行口座と連動し、バーコードを用いたスマホ決済アプリによる決済サービスを提供します。

一般消費者および実際の商業施設、テナントを対象とすることにより、それぞれの観点で実際のお買い物におけるニーズや消費行動、満足度等を把握し、スマホ決済サービスの商用展開に向けた検証を行います。

また、本実証実験ではNTTデータが本年8月から9月に実施したスマホ決済サービス実証実験結果に基づいて改善を行った取り組みについて、一般消費者の声を踏まえ検証・評価します。

【図】

図1:実証実験の概要および利用イメージ

【図】

図2:実証実験の目的および検証観点

本サービスの特長および実証実験による期待効果

利用者

  • クレジットカード未保有でも、銀行口座さえあれば簡単にスマホ決済を利用することができる。

NCB

  • 利用者のキャッシュレス推進により、利便性の高い決済サービスを提供できる。
  • 本実証実験に参加したNCB口座保有者からのフィードバックをもとに、本格サービス展開に向けた事業性シミュレーション等に必要となる定性的・定量的な知見が獲得できる。
  • 一般消費者の観点で、本サービスの利便性の評価および検証が行える。

福岡地所

  • 本実証実験に参加した一般消費者からのフィードバックをもとに、本格サービス展開の検討に資する定性的・定量的な知見が獲得できる。
  • 各テナント販売員の観点で、本サービスの利便性の評価および検証が行える。

今後について

NTTデータは2018年度上期をめどに、本実証実験で得た結果等を踏まえ、あらゆる加盟店、金融機関向けに銀行口座と連動したスマホ決済サービスの提供を目指します。

参考

注釈

  • 文中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
廣田、甘田(かんだ)
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カード&ペイメント事業部
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