「女性のエンパワーメント原則(WEPs)」に署名しグローバルでダイバーシティ推進を加速
2019年3月6日
株式会社NTTデータ
株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:本間 洋、以下:NTTデータ)は、女性の活躍推進に積極的に取り組むための行動原則を示した「女性のエンパワーメント原則(以下:WEPs)」注1の趣旨に賛同し、同原則に基づき行動するためのステートメントに署名しました。
加えて、女性のキャリア推進とビジネスの発展をグローバルにリードする企業会員制の非営利団体CATALYST注2のグローバルサポーターに加盟しました。
NTTデータグループでは、これまで各国の課題に合わせてさまざまなダイバーシティ推進活動を行ってきました。今回の署名および加盟により、グローバルでの情報収集やネットワーキングが容易となることから、グローバル全体でのダイバーシティ推進に有効活用していきます。
今後も、NTTデータグループの多様な人財が能力を最大限に発揮し、活躍し続ける環境づくりに積極的に取り組んでいきます。
概要
NTTデータは、国連グローバル・コンパクト(以下:UNGC)注3とUnited Nations Entity for Gender Equality and the Empowerment of Women(以下:UN Women)注4が女性の活躍推進に積極的に取り組むための行動原則を示した「WEPs」の趣旨に賛同し、同原則に基づき行動するためのステートメントに署名しました。
加えて、1962年設立の女性のキャリア推進とビジネスの発展をグローバルにリードする企業会員制の非営利団体CATALYSTのグローバルサポーターに加盟しました。
今回の署名および加盟により情報収集やネットワーキングがグローバルおよび各国で容易となることから、その知見をグループ全体で活用することにより、グローバル全体でさらにダイバーシティ推進を行うことが可能となります。
NTTデータグループにおけるダイバーシティ&インクルージョン(以下:D&I)
NTTデータグループでは、D&Iをグローバル競争に勝ち抜くための重要な経営戦略のひとつとして捉え、Group Visionである『Trusted Global Innovator』の実現に向けた3本柱の1つとして掲げ、グローバル全体でダイバーシティ推進に取り組んでいます。
1.グローバルでの活動
各国の社員有志により、2016年に女性活躍を促進するグループ「Women Inspire NTT DATA(以下:WIN)」が誕生し、日本、アメリカ、カナダ、ドイツ、イギリス、イタリア、ルーマニア、インド、スペイン、APACなどで活動しており、その他の国や地域にも拡大しています。2018年10月にイタリア・ミラノで開催した、NTTデータグループの経営幹部を加えたGlobal WIN会議では、グローバル全体でのダイバーシティ推進を行っていくことを決定し、今回の署名および加盟に至りました。
2.日本での活動
「多様な人財活躍」と「働き方変革」の2軸でダイバーシティを推進し、新たな企業価値の創出を目指しています。NTTデータでは、主に、管理職向けダイバーシティマネジメント研修・女性社員向けキャリア形成支援・介護支援・LGBTセミナーなど多様な人財の活躍支援や、裁量労働制・テレワーク制・フレックスタイム制など柔軟な働き方を支援する環境整備、および有給休暇の取得推進を行っています。
国際女性デーの取り組み
NTTデータグループでは、国際女性デー(3月8日)にあたり、以下の取り組みを行います。
1.グローバルでの取り組み
- 国際女性デー公式サイトにNTTデータのCEOメッセージを掲載
https://www.internationalwomensday.com/Activity/13515/Accelerating-diversity-inclusion - グループ各社の取り組みをSNSで発信
#IWD #BalanceforBetter #NTTDATA #NTT
2.各地域での取り組み
- 日本
- D&Iの社内浸透を目的として、経営幹部からD&Iメッセージを社内イントラネットに発信
- 国際女性デーの周知と応援を兼ねたメッセージパネルと花束を豊洲本社ビルなどに設置
- ドイツ、スペイン
ITサービス業界を志望する女子学生を増やすため、学生向けのIT教育プログラムを実施
今後について
NTTデータでは、2020年度末までの目標として、女性採用比率30%超の継続、女性管理職数200人以上、および女性経営幹部数(役員、組織長など)10人以上の達成を掲げ、女性が活躍しやすい環境づくりを進めています。
また、NTTデータグループ全体で、性別・国籍・年齢・障がいの有無・雇用形態・文化や慣習・ライフスタイル・価値観・性的指向・性自認などを問わず、多様な人財がその能力を最大限に発揮し、活躍し続ける環境づくりに積極的に取り組んでいきます。さらに、これらの活動を通じて持続可能な開発目標(SDGs)注5の達成にも貢献していきます。
注釈
- 注1WEPs(Women's Empowerment Principles)
2010年3月に、国連グローバル・コンパクト(UNGC)とUNIFEM(現UN Women)が共同で作成した女性のエンパワーメント原則。女性の活躍推進に積極的に取り組むための行動原則で、企業が現在の慣行や基準、行動を調査し分析するための実践的な手引きとなっている。女性のエンパワーメント原則(WEPs)
- 原則1 トップのリーダーシップによるジェンダー平等の促進
- 原則2 機会の均等、インクルージョン、差別の撤廃
- 原則3 健康、安全、暴力の撤廃
- 原則4 教育と研修
- 原則5 事業開発、サプライチェーン、マーケティング活動
- 原則6 地域におけるリーダーシップと参画
- 原則7 透明性、成果の測定、報告
- 注2CATALYST(カタリスト)
女性のキャリア推進とビジネスの発展をグローバルにリードする企業会員制の非営利団体。米国・カナダ・ヨーロッパ・インド・オーストラリア・日本で事業展開を繰り広げ、800社を超える会員企業を擁し、働く女性のためのリサーチ・情報・コンサルティングのリソースとして高い信頼を得ている。また毎年、女性の社会進出を促進する優れたイニシアチブを取った団体を「カタリスト・アワード」で表彰。 - 注3国連グローバル・コンパクト(UNGC)
各企業・団体が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することによって、社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組み作りに参加する自発的な取り組み。 - 注4United Nations Entity for Gender Equality and the Empowerment of Women(UN Women)
2010年7月2日の国連総会決議により、DAW(国連女性地位向上部)、INSTRAW(国際婦人調査訓練研究所)、OSAGI(国連ジェンダー問題特別顧問事務所)、UNIFEM(国連女性開発基金)の4機関を統合して設立された。 - 注5持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)
2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っている。
本件に関するお問い合わせ先
報道関係のお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
広報部
西澤
TEL:03-5546-8051
ダイバーシティ施策に関するお問い合わせ先
株式会社NTTデータ
人事本部
人事統括部
ダイバーシティ推進室
来間
TEL:050-5546-8725