別紙:NTT DATA Technology Foresight 2020 情報社会トレンド、NTT DATA Technology Foresight 2020 技術トレンド
ニュースリリース/NTTデータ
2020年1月24日
NTT DATA Technology Foresight 2020 情報社会トレンド
番号 | トレンド名 | 概要 |
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1 | 個の追求 | 技術の進化が、物事を個の単位で詳細に捉え、連続的な最適化を追求することを可能とした。個の影響力拡大がもたらす個重視のデザインが、パーソナライズによるビジネス機会の拡大に加え社会や組織の在り方を変えていく。 |
2 | 世界の拡大 | ビジネスは国、産業、フィジカルとデジタルの境界を越えて拡がっている。技術進化が備える変革の力が、活動限界の超越と未踏世界の開拓を可能とする。世界を絶えず拡大するための挑戦が、経済成長の原動力となる。 |
3 | 規範の探求 | 従来にない速さで技術が社会に浸透していく中、旧来規範では対応できない課題が生じている。技術革新がもたらす急激な社会・ビジネス環境の変化に対応する新たな規範の探求が、持続可能な社会の実現には不可欠となる。 |
NTT DATA Technology Foresight 2020 技術トレンド
番号 | トレンド名 | 概要 |
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1 | 知的活動に進出するAI | AIの進化は継続し、翻訳や要約など高度な言語機能が人のレベルに到達した。さらに人の思考を援用し、一度学んだ知識や経験を応用する柔軟性や、因果関係の推定といった論理的思考をAIにもたらす技術開発が活発化する。 |
2 | AI共存社会の加速と課題 | 急速に一般化するAIを人々は日々の生活に取り込み、時には頼っていく。このような判断する機械との共存が進む社会では、そこで求められる判断根拠の明示・差別の防止・脆弱性の対策・品質基準の確立も急務となる。 |
3 | 興隆する 超プロセスデータ活用 | データを数多の顧客接点から収集分析する技術が、合理的判断を礎とするビジネスに圧倒的競争力をもたらした。さらにエッジセンサや解析基盤の充実は、工業や農業の生産から消費に至るプロセス全体にもこの競争力を拡げていく。 |
4 | データで考究する 生命課題 | 生体データの蓄積とAIの医療活用が進み、画像診断などで人以上の成果を生み出し始めている。さらにゲノムやタンパク質といった膨大なデータの収集や組合せの解析も進み、生命課題の解決に新たな可能性をもたらしていく。 |
5 | データ活用時代の セキュリティ | データ活用が必然となる中、情報保護の在り方が変化している。企業は分散が進む秘密情報の防衛に加え、ゼロトラストの視点で保護強化を図り、さらに個人を特定しない情報活用技術の導入などの対策で信頼獲得に向け動き出す。 |
6 | 計算力革新の探求 | 果てなく増大する計算力の要求に、ITインフラはチップ微細化技術の追求、目的特化アーキテクチャの徹底で対応する。同時に課題となる莫大な電力消費には、新素材やフォトニクス技術、脳構造模倣で解決を模索する。 |
7 | 協調指向インタラクション | AIの発展により人と機械は新たな関係を手に入れる。ただ運転するだけで、AIが車に危険回避動作をさせるように、両者が持つ特性の適材適所での組合せが最善の結果を導き出す。この関係追求がサービス革新の拠り所となる。 |
8 | 知能を持つ 物理接点の拡大 | 人手が残る作業を含めサービス全体をITで完結すべく、物理接点となる機械はその役割を知能によって拡大する。視覚の獲得で活動領域を拡げ、さらに器用さを身につけて複雑な作業に進出し、世界に直接作用していく。 |