別紙:「NTT DATA Technology Foresight 2021 情報社会トレンド」と「NTT DATA Technology Foresight 2021 技術トレンド」
ニュースリリース/NTTデータ
NTT DATA Technology Foresight 2021 情報社会トレンド | ||
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番号 | トレンド名 | 概要 |
1 | ITの融合 | ITは人々の生活に深く融合する。オンライン活動にリアル同等の価値が認められ、デジタル経済がリアルビジネスを巻き取り、AIが科学技術を牽引する。加速する変化の中、新たなベストミックスの探索が進行する。 |
2 | 個の追求 | ITは個への最適化をあらゆるサービスにもたらし、人々のニーズを掘り下げていく。一方、インターネット上で個を確認する手段は脆弱で、個の追跡とAI分析がもたらす権利侵害も危惧される。個を活かし護る技術の具体化が急がれる。 |
3 | 規範の探求 | ITは急速に浸透し、社会との共存ルール生成を待たない。世界規模のIT犯罪、AI課題の深刻化、持続的な国際的研究開発の停滞など課題は拡大する。新たな規範の確立に向けて、技術を司る者の積極的関与は必然だろう。 |
NTT DATA Technology Foresight 2021 技術トレンド | ||
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番号 | トレンド名 | 概要 |
1 | 進化を止めないAI | AIは、開発競争が激化する自然言語処理だけでなく、もはやコモディティとなった画像認識でもなお抜本的な技術進化を続ける。学習時の様々な課題の解決、応用性や汎用性の獲得、因果推論の実現に向けた挑戦も継続する。 |
2 | 複雑化するIT基盤 | 企業競争力の源泉としてプロセッサやネットワークなどIT基盤を自ら開発する動きが拡がる。AIへの目的特化や性能追求で多様化複雑化するインフラをパッケージするクラウドは、ベストプラクティス集積の場として存在感を増す。 |
3 | ソフトウェア主導の拡大 | ソフトウェアがサービスからモノまで価値を規定する時代が本格化した。ビジネス活動の多くをソフトウェア開発が占める中、作業を容易にするツールの充実、AI活用による生産性向上、連続的改善に最適化した組織が注目される。 |
4 | データ駆動の進展 | 経営判断やマーケティング施策のデータによる合理的な駆動がビジネスの基礎となった。強力なセンサネットワークやAIで拡充されるデータは、プライバシー懸念への技術的対策も進む中で、統合が進み活用価値を高めていく。 |
5 | 変わる未知への試行 | 人が見いだした自然界の法則を膨大な計算力で再現するシミュレーションは多くの成果を挙げ続けている。さらにAIを組み合わせる取り組みが未知の領域に試行の範囲を拡げ、素材や医薬の研究開発に革新をもたらしていく。 |
6 | 高まる非接触の価値 | 人がシステムを介して繋がる非接触の価値が充実し、さらに物理的な接触や作業までリモートで実現する技術の開発が進む。未来の自動化社会を見据え、伝達される人の行動をAIが模倣し伝承する研究も始まっている。 |