NTT DATAによる米国Apiseroの買収について

ニュースリリース/NTTデータ

2022年9月21日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、北米子会社であるNTT DATA Servicesを通じて、企業のデジタル化を推進するソリューションのiPaaS市場におけるリーダであるMuleSoftを活用したデジタルコンサルティング企業、米国Apisero Holdings Corporation(本社:米国アリゾナ州、以下:Apisero)を買収することで合意しました。
NTTデータはこれまでも、北米分野におけるデジタル対応の重点領域の強化に戦略的に取り組み、デジタルおよびコンサルティング中心の事業ドメインへの変革を進めてきました。今後も買収を含めた継続的な投資を通じ、取り組みを更に推進していくとともに、サステナブルな社会の実現に向けて、お客さまとともに成長していきます。

背景・目的

Apiseroは、グローバルトップレベルのMuleSoftコンサルティング企業であり、1,500名以上のMuleSoft認定資格保有者を有する、MuleSoftの世界有数のパートナーです。SalesforceファミリーであるMuleSoftは、異なった環境下にある複数システムをAPI連携するクラウド型の統合プラットフォームであり、デジタル変革を支えるソリューションであるiPaaS市場のリーダとして、多くのグローバルトップ企業に採用されています。Apiseroは、MuleSoftが扱うプロダクトのライフサイクル全般のサポートを通じ、お客さまのデジタル戦略の推進や競合他社との差別化を支援しています。
NTTデータは本買収を通じて、MuleSoftおよびSalesforceの認定資格保有者を含めApiseroの約2,100名の人材を獲得し、これまでの買収で獲得したデジタル対応力とも組み合わせることで、より一層の競争力強化を図ります。

NTT DATA Services, Consulting and Digital Transformation ServicesのGroup PresidentであるWayne Buschは、「ApiseroのMuleSoftに関する豊富な専門知識に加え、Salesforceエコシステム全体におけるプレゼンスの拡大により、お客さまのデジタルトランスフォーメーションの実現をより一層サポートすることが可能になります。NexientやVectorform、Postlightなど、これまでに買収した会社注1にApiseroを加えることで、我々のデジタルコンサル能力を結集し、お客さまの経営課題の解決、事業成長の実現に更に貢献していきます。」と述べています。

ApiseroのCEOであるVijay Raoは、「私たちは創業以来、お客さまや取引パートナー、そして従業員を成功に導くことに尽力してきました。NTTデータの一員になることで、そのグローバルなビジネス基盤を通じて、我々の提供価値を拡大し、より広範な分野のお客さまに対し、デジタルを活用したイノベーション推進のサポートができるようになることを大変嬉しく思います。」と述べています。

今後、Apiseroのお客さまや社員は、NTTデータが2022年8月に設立した世界6拠点のイノベーションセンタ注2を含め、これまでのデジタルへの投資成果やグローバルリソースへのアクセスが可能となります。

MuleSoftのCEOであるBrent Haywardは、「私たちのお客さまは、世界中のビジネスにおけるシームレスで大規模なデジタル化を求めています。Apiseroの専門領域における知見とNTTデータのグローバルフットプリントを組み合わせ、MuleSoftおよびSalesforce全体のエコシステムにおける様々なプロダクトを活用することにより、お客さまにより一層の成功をもたらすことができます。」と述べています。

Apiseroの概要

(1)商号
:Apisero Holdings Corporation(アピセロ ホールディングス コーポレーション)
(2)事業内容
:MuleSoftが扱うプロダクトのライフサイクル全般のサポート
(3)本社所在地
:米国 アリゾナ州 チャンドラー

注釈

本件に関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
田中
TEL:080-1724-5429