住宅事業者9社・金融機関12行とともに住宅ローンに関わる業界全体の業務効率化を目指す「住宅ローンDX検討会」を設立

報道発表

2023年7月19日

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は住宅事業者9社及び金融機関12行と共同で、住宅ローン業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた検討会を2023年7月より開始します。
本検討会は住宅ローンDXプラットフォームによる課題解決及び既存システムとの連携等について住宅事業者及び金融機関と共同で検討するものです。住宅ローンに関わるステークホルダーのコミュニケーションをデジタル化することで、住宅ローン申込人の利便性向上や住宅事業者・金融機関の住宅ローンに関する業務負荷の削減による住宅販売実績の向上及び住宅ローン実行額の増加を目的とします。2023年10月までに住宅ローンDXプラットフォームのサービス仕様の確定を目指します。

図1:住宅ローンDXプラットフォームのイメージ

図1:住宅ローンDXプラットフォームのイメージ

1.背景

住宅ローン業務においては住宅事業者と金融機関が密に連携を取りながら、住宅ローン申込人の住宅購入のサポートを行っています。現状では電話や書類のやり取りが多く、店舗間の移動や休業日の違いによる休日勤務対応等、住宅事業者・金融機関の双方に多くの負荷がかかっているという課題があります。また住宅ローン申込人も住宅事業者・金融機関との住宅ローンに関するやり取りが電話・対面中心であり改善の余地が大きい状況です。
NTTデータはこの課題を解決するため、住宅事業者9社・金融機関12行とともに、住宅事業者、金融機関及び住宅ローン申込人を繋ぐ住宅ローンDXプラットフォームの構築に向けた検討会を2023年7月に設立します。住宅ローンDXプラットフォームによりセキュアな環境下でデジタルを活用したコミュニケーションを可能とすることで、住宅ローン申込人の利便性向上及び住宅事業者・金融機関双方の住宅ローン業務効率の向上や業界全体のさらなるビジネス拡大をめざすものです。

図2:住宅ローンDXプラットフォームによる、コミュニケーションの変化のイメージ

図2:住宅ローンDXプラットフォームによる、コミュニケーションの変化のイメージ

2.検討会の概要

(1)目的

住宅事業者及び金融機関の住宅ローン業務効率の向上や業界全体のさらなるビジネス拡大に向けた住宅ローンDXプラットフォームによる課題解決

(2)検討事項

  • 住宅ローンDXプラットフォームの詳細機能
  • 各住宅事業者・金融機関が保持する既存システムとの連携

(3)スケジュール

2023年7月に第一回検討会を実施。年度内に複数回開催予定

(4)事務局

株式会社NTTデータ
第二金融事業本部 デジタルバンキング事業部 オファリング統括部

(5)参加企業 ※順不同

【住宅事業者】

  • 大和ハウス工業株式会社
  • 積水ハウス株式会社
  • パナソニック ホームズ株式会社
  • 旭化成ホームズフィナンシャル株式会社
  • 飯田グループホールディングス株式会社他

【金融機関】

  • 株式会社みずほ銀行
  • 株式会社三菱UFJ銀行
  • 株式会社りそな銀行
  • 株式会社埼玉りそな銀行
  • 株式会社足利銀行
  • 株式会社西日本シティ銀行
  • 三井住友信託銀行株式会社
  • 農林中央金庫他

3.今後について

住宅ローンDX検討会にて住宅ローンDXプラットフォームのサービス仕様等について2023年10月までの確定を目指します。
その後、幅広くプラットフォームを展開していく為にコンソーシアムを組成し、本構想に賛同いただける住宅事業者および金融機関を募り、住宅ローン業務に関わる業界全体の業務効率化に向けて情報交換していく計画です。
将来的には、マイナンバーカードを活用した個人属性情報や公的書類の連携、住宅事業者の顧客管理システムとの連携、損害保険会社との連携による火災保険販売のデジタル化等、住宅ローン業務に関する総合プラットフォームへの拡張を目指します。

本件に関するお問い合わせ先

報道関係のお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
広報部
西原
E-mail:nttdata-pr-inquiries@am.nttdata.co.jp

製品・サービスに関するお問い合わせ先

株式会社NTTデータ
第二金融事業本部
デジタルバンキング事業部
オファリング統括部
コンサルティング&セールス担当
住宅ローンDX検討会事務局
岡本、水野、矢田部
E-mail:mortgagedx@am.nttdata.co.jp