エプソングループと、税理士事務所や中小企業を取り巻く社会課題の解決に向けた協業に合意

背景・概要

昨今、電子帳簿保存法やインボイス制度の導入、デジタル化の推進やSDGsへの取り組み等、企業を取り巻く環境は変化し続けています。そのような環境の中で多くの中小企業が資金繰りや後継者不足の課題を抱えています。
また、その中小企業の顧問を務める税理士は、業務のデジタル化推進や申告書作成業務以外にかける時間の創出やコストの削減を課題と感じています。
そこで、NTTデータは、セイコーエプソン、エプソン販売とともに、税務申告領域の負担を削減し、経営課題の解決などの付加価値業務に力を注ぐことができる環境を作りたいと考え、協業することとしました。

図：目指す世界観

協業内容

1. 税理士業務の利便性向上による税務申告領域の負担削減につながる税務申告ソフトの提供、
2. 税理士事務所および顧問先である中小企業が抱える経営課題解決につながる新サービスの共創

協業による具体的な取り組み

第一弾として、NTTデータの提供する税務申告ソフト「達人シリーズ」をベースとして、エプソンの「R4顧問シリーズ」の次期システムを共同開発します。双方の製品の優れた機能を取り込み、お客さまにより良い製品を提供します。2023年10月より開発に着手し、2025年より順次、提供開始予定です。
なお、「達人シリーズ」は今後もお客さまにより便利にお使いいただけるよう、引き続き連動メーカーさまと連携していきます。

また、第二弾として、以下のような、税理士を通じた中小企業への支援を検討しています。

1. 補助金や融資等、資金需要の支援
2. 事業機会創出のための販路拡大や事業承継の支援
3. 公告や申請等、行政手続きの支援

今後について

日本企業の99％以上を占める中小企業に向き合い、日本の社会課題解決につなげていきます。
特に、今後は税務領域にとどまらず、金融業、製造業との連携によって働き方改革や地域活性化、カーボンニュートラルなどの社会課題を解決できるよう、セイコーエプソン、エプソン販売とともに検討を進めていきます。